サクラは、寒さを感じないと咲かないらしいことは分かっています。

では、どの程度の寒さを感じれば咲くのでしょうか。
そのヒントは、狂い咲きにあるように思います。

狂い咲きは、私の知る限り、落葉後にしか起こりません。
また、落葉直後にも狂い咲きが起こる場合があります。
どうやら、落葉が開花のスイッチのようです。


と言うことで、落葉と開花の関係を調べてみることにしました。

東京周辺の落葉は、11月中旬頃です。
その頃の気温は、概ね13℃くらいです。
サクラ(ソメイヨシノ)の落葉は、13℃くらいなのでしょう。
そこで、1年毎に区切って、13℃に下がる時期を調べました。
そして、開花日との関係をグラフにしてみました。

落葉と開花の関係グラフ


あまり相関があるようには見えません。
相関係数は、-0.244でした。
弱い負の相関です。

落葉時期が遅いほど、開花時期は早くなるようです。
これは、東京のデータのみで算出しました。
他の地域では異なる結果になる可能性があります。

その辺りは、次回以降に確認しようと思います。