私は「日本の人口を半減させるべき」と主張していますが、
いやいや、最低でも1億人は維持すべき」との御意見もあるでしょう。


両者は、逆方向と言っても良いくらいの違いです。

同然、施策にも違いが出てきます。

 

そこで、どちらの方向性を採用すべきか、私の個人的な意見を聞いて戴こうと思います。

 

 


満員電車を想像してください。

例えば、年末年始の新幹線の混雑です。

酷い時には、200%を超える乗車率になります。

適正数の2倍以上の乗客を乗せているわけです。

私がイメージする日本の現状は、これと同じです。

日本は、適正値の2倍の人口を抱えていると考えています。

 

これに対し、「人口を維持すべき」との考えは、新幹線を例にとるなら、
乗車率200%を維持しなければ採算が取れない」と言っているように聞こえます。

つまり、国内の生産力や社会保障を維持するために、
適正な人口の2倍を維持しなければならないとの意見として、とらえることができます。

 

 

確かに、人口が減れば、国内の生産力は半減し、社会保障の維持も困難になるでしょう。

ですが、「だから、人口を維持しなければならない」との考え方は、間違いです。

 

論点は、適正な人口はどれくらいか? であって、
人口を維持しなければならない理由を探すことではありません。

適正な人口が判明すれば、その人口に近付け、維持する方策を考えるのです。

 

現在の人口が適正であっても、半分の人口が適正であっても、
その人口にする、あるいは維持するためには何らかの施策を必要とします。

どちらの施策が容易かで、適正な人口を決めるのは、本末転倒です。

理想の人口を見極め、その人口を実現するための課題を解決することを考えるべきです。

 

 


もちろん、私の考えが誤っている可能性はあります。

新幹線の例で言えば、現在の日本の人口は定員くらいなのかもしれません。

現在の人口が適性なのであれば、その状態から乗客を半分にしろと言う私は、
適正な人口から「過疎化させろ」と言っていることになります。

 

だからといって、「採算が採れているから適正な乗客数」との単視眼的な発想だけで、
私の考えを否定されないよう、御注意ください。

私は、国土の能力(主として食糧生産力)から適正な人口を考えました

これを否定するのなら、これに代わる根拠を示すべきです。


その上で、議論できればと思います。