夏休みに入りましたね。

私のような社会人のベテランになると、夏休みに入った子供達が羨ましくて仕方がないのですが、子供達から見れば、宿題のない大人が羨ましいのでしょうね。

 

さて、夏休みの宿題と言えば、自由研究ですね。

自由研究のネタになるのか分かりませんが、まずは、科学好きの私が夏休みに行ってみたい研究機関を紹介します。

ただ、私の居住地が南関東なので、南関東に偏っています点は御容赦ください。

それ以前に、私の個人的な趣味で偏っていますが・・・

日本海洋研究開発機構 調査船『かいれい』 一般公開  7月22日(日)

・横浜港大桟橋

・リンク(http://www.jamstec.go.jp/j/pr/ship/

極地研究所 8月4日(土)一般公開

・東京都立川市

・リンク(http://www.nipr.ac.jp/tanken2018/

国立天文台 野辺山電波天文台 8月25日(土)一般公開

・長野県南佐久郡野辺山

・リンク(https://www.nro.nao.ac.jp/visit/open2018/open2018_top.html


研究機関と聞くと、敷居が高く感じるかもしれませんが、ほとんどは子供向けに企画されています

他では見る機会さえないものがあるので、子供達も興味を示すのではないでしょうか。




研究機関の敷居を跨げないなら、動物園や水族館はいかがでしょうか。
と言うか、私は動物の歩き方に興味を持っています。

 

動物が脚で体を支える際、基本となるのは三点支持です。

カメラにも三脚がありますが、なぜ三本脚なのでしょう。

それは、地面の状態に左右されずに安定する唯一の脚の本数だからです。

カメラの三脚が二脚だったなら、手を離せば倒れてしまいますよね。

でも、倒れる方向は二つだけです。

左右に脚が広がっているなら、前か後ろにしか倒れません。

仮に、前寄りに重心があったなら、前に倒れないように前側に脚が一本あるだけで安定します。

ですが、後ろにも脚があると、長さがキチンと調整されていないと、4本のどれかが宙に浮いてしまいます。

長さを調整しても、場所が変わると、また長さを調整し直さなければなりません。

その点、3本なら常に安定します。

 

3本脚の合理性が理解できたところで、動物の脚を考えてみましょう。

まずは昆虫です。

地球上で最も成功している動物と言う人もいる昆虫ですが、脚も合理的です。

御存知の通り、昆虫の脚は6本です。

これを、右前&左中&右後と左前&右中&左後の3本×2セットとして使います。

3本脚が2セットあるので、交互に体を支えて歩きます。

常に3本脚で安定しているので、制御が非常に簡単になり、玩具の歩行ロボットにも使われています。

御自宅でカブトムシやクワガタを飼っているなら、観察してみても面白いと思います。
多摩動物園には、昆虫館があります。
よく観察すると、昆虫の歩き方が分かるかもしれません。

・多摩動物園:リンク(http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/


昆虫の歩き方



これが脊椎動物になると、脚は4本に減ります。

昆虫のように、3本ずつの組み合わせはできなくなってしまいます。
でも「安心してください。3本脚です!」

左前→右後→右前→左後→左前の順に脚を動かすので、常に3本脚で立っているのです。

クロールとも呼ばれる歩き方ですが、クロールには4通りの歩き方があってそれぞれに名前が付いていたはずですが、忘れてしまいました。

ちなみに、ロボット犬のAIBOは、この歩き方をするそうです。

哺乳類の歩き方

 

脊椎動物の中でも、トカゲは、クロールと言うよりトロットと呼ばれる歩き方に近いようです。

これは、対角線の脚を同時に運びます。右前と左後、左前と右後をセットにして、交互に動かす歩き方です。

哺乳類も、早足の時はトロットです。

ナミブ砂漠で、砂の熱さに耐えるために脚を上げるアンチエタヒラタカナヘビは、有名ですね。

その時の脚の上げ方は、トロットと同じです。


哺乳類にとって、トロットは小走りに相当します。歩き方(走りを含む)としては、4通りの早さで二番目に早い歩き方(三番目にゆっくりな歩き方)です。

一番ゆっくりな歩き方はクロールですから、二番目にゆっくりな歩き方を紹介します。

それは、側体歩と呼ばれる歩き方です。

クロールでは、左前→右後→右前→左前の順番で脚を運びますが、右後と右前、左後と左前をほぼ同時に前に運びます。
キリンは、脚が長くて胴が短い(私とはまるで逆!)ので、クロール歩きでは前後の脚がぶつかってしまいます。そこで、クロールで歩かず、側体歩で歩くのです。
まあ、よく見ると、完全な側体歩ではなく、クロールに近いのですが、動物園でじっくり観察してみると面白いでしょう。


歩き方の最後は、ギャロップと呼ばれる全力疾走ですが、これは次回にします。
また、接地部分が脚のどの部分なのか、動物によって大きく異なりますが、これも次回以降に持ち越すことにします。

今回の記事を急いだのは、JAMSTECの『かいれい』の一般公開までの時間が短いためでした。なので、魚類とクジラ等の泳ぎ方の違いを説明したかったのですが、それも次回に先送りします。



 動物の歩き方ー2

 動物の歩き方ー3

 動物の歩き方(番外編)