性格を自由に選べるとしたら、あなたはどんな性格になりたいですか
 
 1.几帳面
 2.大雑把
 3.変人
 4.二重人格
 
どの性格が選ばれるか、調査をしたことはありませんが、
私が想像するに、選ばれる性格の順番は、1⇒2⇒3⇒4の順番になると思います。
 
 
2014年6月25日に発行された日本心理学会の機関誌「心理学研究」において、
九州大学の縄田健悟講師は、血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする解析結果を発表しました。
2004~05年に日米の1万人以上を対象にして、生活上の様々な好き嫌いなどを尋ねた意識調査がおこなわれました。
縄田講師は、この調査に回答者の血液型が記載されていることに注目し、
血液型によって回答に違いがあるかどうかを解析しました。
その結果、68項目の内の65項目は血液型の差は見られませんでした。
残る3項目は僅かに差がでましたが、統計上の有意な差ではなかったそうです。
 
 
日本人の血液型の比率は、A型=4割、O型=3割、B型=2割、AB型=1割です。
血液型性格診断では、A型は❝几帳面❞、O型は❝大雑把❞、B型は❝変人❞、AB型は
❝二重人格❞となっています。
4種類の性格の中で最も好まれるであろう❝几帳面❞は、最も人口比が多いA型です。
最も好まれないであろう❝二重人格❞は、人口比で最も少ないAB型です。
つまり、人口の多い順に好まれるであろう性格が並んでいるのです。
このお蔭で、少なくとも4割、恐らく7割の人が、血液型診断に賛同できたのです。
 
最初に血液型性格診断を発表した人は、たいへん頭の良い方ですね。
もし、ご本人の血液型がAB型だったのなら、尊敬に値します。
この好まれる性格の順番と人口比が一致している限り、
ブラッドタイプ・ハラスメント(血液型差別)は、永遠に不滅です!