明日からノーベル賞ウィークが始まります。
日程は、次の通りです。
10月1日 医学・生理学賞
10月2日 物理学賞
10月3日 化学賞
10月5日 平和賞
10月8日 経済学賞
今年は、文学賞はありません。
(来年からは再開される予定だそうです)
ガン経験者である私は、本庶佑氏が気になっています。
数年前から候補に挙がることが多い本庶氏ですが、今年こそはと期待しています。
さて、過去にノーベル賞を受賞された25人の日本人(アメリカ国籍を取得した南部陽一郎氏と中村修二氏を含み、イギリス国籍を取得したカズオ・イシグロ氏を除く)の共通点を御存知でしょうか?
実は、全員が国立大学を卒業しているのです。
正確には、小柴昌俊氏は現・明治大学に籍を置いていたことがありますし、大村智氏は東京理科大学の大学院を卒業していますが、小柴氏は東京大学を卒業していますし、大村氏も山梨大学を卒業しているので、全員が国立大学の卒業者には違いありません。
また、江崎玲於奈氏と野依良治氏を除くと、他の23人は公立高校を卒業しています。
学生数では、国立大学は私立大学の四分の一未満ですから、ノーベル賞受賞者の全員が国立大学出身は偶然では考えられない確率です。
しかも、徳島大学や山梨大学などの地方大学(旧制も含めると計6大学)からもノーベル賞受賞者が出ており、地方の高等教育の拠点としての機能が現れているように思います。
ノーベル賞受賞者を輩出し続ける国立大学ですが、その環境は大きく変化しつつあります。
政府が言う「技術立国」の掛け声とは裏腹に、学費は急激に上昇し、研究費の削減は継続的に行われています。
おそらく、そう遠くない未来には、日本からノーベル賞受賞者はほとんど出なくなると思います。
ノーベル賞ウィークで盛り上がれるのも、今だけかもしれませんね。
明日からのノーベル賞ウィークを大いに楽しみましょう!!
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