自由研究のネタとして、桜の開花時期の変化を白地図に書くのはどうでしょう。

桜の開花日の記録は、1953年から残っていますから、1953~1962年と2004~2013年の開花日がどれくらい違うかを比べて、白地図に色を塗ってわかりやすくするのです。
1.桜の開花日の調べ方
下のアドレスで気象庁の統計データにアクセスできます。
2.各県の代表地点を決める。
各都道府県庁の所在地は、気象庁のデータベースに桜の開花時期が記録されています。
ですから、各都道府県庁所在地を各県の代表としましょう。
ただし、埼玉県、千葉県、滋賀県、山口県は、県庁所在地の記録がありません。
これらの県は、それぞれ熊谷、銚子、彦根、下関のデータがあるので、そちらを使いましょう。
3、開花日の変化の計算の仕方
それぞれの年の3月1日を基準にしましょう。
これは、うるう年の影響を減らすためです。
例えば、開花日が3月2日なら、3月1日から1日目なので、「1」とします。
開花日が4月3日なら、33日目なので、「33」とします。
各年について、この「1」や「33」を計算します。
ただし、那覇は前の年の12月に桜が咲くことがあります。
計算の仕方は、自分たちで工夫しましょう。
4.1953~1962年と2004~2013年とを比較する
3.で計算した1953年から1962年までの10年間を平均します。
(10年分を足して、10で割る)
同じように、2004年から2013年までの10年間を平均します。
平均を出したら、「1953~1962年の平均」から「2004~2013年の平均」を引いてみましょう。
出てきた数字は、桜の開花が早くなった日数です。
※注意:札幌は、1958年の記録がありません。
奈良と高知は1954年から、青森は1956年からの記録しかありません。
宮崎は1971年から、那覇は1974年からの記録しかありません。
どうしたらいいか、自分たちで考えましょう。
5.白地図に色を塗る
どれくらい早くなったかを、白地図に色を塗ってわかりやすくしましょう。
例を載せますので、参考にしてください。
6.考察をしましょう。
日本全体では、桜の開花時期はどうなっているでしょう。
桜の開花が特に早い都道府県は、どんな特徴があるでしょうか。
桜の開花時期が早くなっていない都道府県は、どんな特徴があるでしょうか。
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