3Dプリンタ銃を製造して逮捕された犯人は、
「誰もがすぐ製造できるように3D印刷けん銃の図面を普及させる」と言っていました。


ところで、銃の使い道は何でしょう。
一般人が銃を持つ理由としては、護身用でしょうか。
でも、おかしいですね。
銃を持っていれば、ナイフの刃も通さず、銃弾も跳ね返すのでしょうか。
そんな力は、銃にはありませんよね。
護身用と言っても、単に相手を銃で脅し、必要なら相手を殺傷するのが、実態です。
当然、自分一人が銃を持つわけではなく、相手も銃を持っていると考えねばならず、
結果、相手が銃を使う前に、自分自身が銃を使う必要が生じます。
 
トータルで考えれば、銃を護身用として使うようになれば、治安は悪化するだけです。
3Dプリンタ銃を普及されたら、堪ったものではありません。
 
 
さて、個人の護身から国家の自衛に目を転じてみましょう。
 
国家の自衛では、積極的な自衛と消極的な自衛があります。
日本は、憲法の縛りもあり、戦後の70年間は、消極的な自衛を堅持してきました。
現総理は、これを積極的な自衛に大転換しようと動いています。
この積極的な自衛は、中国の帝国主義的な動きと相まって、発言力を増しています。
 
でも、積極的な自衛は、前述の護身用の銃と同じではないでしょうか。
こちらが銃を抜く気があると分かれば、相手はそれより先に銃を抜きます。
あるいは、相手が銃を抜いたから撃ち返したとして、先制攻撃の言い訳ができます。
 
今は、日本から発砲することはないことを、世界が認識しています。
だから、中国は、日本が先に発砲したとは言えないので、
自らが先に発砲しても世界が納得する理由を見つけるのに苦労しているのです。
それを認識した上で、憲法九条について考えた方が良いのではないでしょうか。
 
 
韓国の国内政情が乱れる度に靖国神社を参拝して反日勢力に力を与え、
憲法九条を改正して中国が日本を攻撃する口実を提供しようとする現政権は、
私には、中国・韓国の傀儡のようにも見えてしまいます。
でも、もし、現政権が中国・韓国の傀儡ではないなら、
私たちはトンでもなく愚かな首相を仰いでいるのかもしれません。
 
 
まあ、前にも書きましたが、
政治家があてにならないので「豊葦原中津谷」を始めようと考えるようになりました。

日本の未来を真剣に考える政治家が出てきてくれると嬉しいのですが・・