(リンク⇒http://www.hayabusa2.jaxa.jp/)
今年の2月22日朝には、1回目のタッチダウンに成功しました。
しかし、リュウグウの表面に岩塊が多く、タッチダウンで岩塊に衝突するリスクが高いことが懸念されています。そのため、3回を予定していたタッチダウンを2回に減らすことが検討されています。その影響で、人工クレーターへのタッチダウンを2回目に行うことになったようです。
さて、はやぶさ2のクレーター生成のミッションですが、下記のような手順で行われます。

JAXA はやぶさ2プロジェクトより
(リンク⇒http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20190403_SCI_Schedule/img/Fig2.jpg)
クレーターを生成する時には、はやぶさ2はリュウグウの陰に隠れます。
クレーター生成時の様子は、DCAM3(分離カメラ)で撮影することになっており、DCAM3の映像を解析することで、ミッションの成否が分かるものと思われます。
解析の結果は、同日14:30頃から記者会見が行われ、ネット配信される予定です。
(ネット配信⇒http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/detail/14346.html)
私は、その時間帯は仕事です。
帰宅後にニュースを見るのを楽しみにしています。
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<2019年4月7日 に追記>
2019年4月5日11時36分に、はやぶさ2は予定通りインパクターによる人工クレーターの生成に成功したとみられています。
その証拠として、JAXAは、次のDCAM3の写真を公開しました。
(JAXAリンク⇒http://www.jaxa.jp/press/2019/04/20190405b_j.html)
小惑星リュウグウの表面に噴出物が見られます。
インパクターによって吹き飛ばされたリュウグウの物質とみられています。
ただ、DCAM3のアングルには問題があるように思います。
撮影間隔は1秒の予定でした。と言うことは、インパクターによるクレーターの生成過程を撮影するつもりだったのではないかと思います。
ところが、DCAM3によって撮影された画像は、地平線の向こう側で飛び散る破片であり、クレーター本体は映っていません。その原因として、DCAM3の切り離しが遅かったのではないかと推測しています。今回の公開は、DCAM3のアナログカメラでした。デジタルカメラの画像は、まだ発表されていません。
いずれ、JAXAから詳細が公表されることでしょう。
気になる事は、はやぶさ2の成功を伝えたいメディアの偏向報道です。
DCAM3が失敗だったか否かは、問題ではありません。失敗なら反省し、次に繋げれば良いのです。失敗を隠すことの方が、はるかに重大な問題なのです。
メディアには、正確に真実を伝えて戴きたいと考えています。
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