はやぶさ2 は、4月5日に実施したクレータ生成実験の結果を確認するために、リュウグウへ高度を下げていました。そして、高度1.7kmまで降下したところで、ホバリングしながら機体の角度を変えることで、インパクタ(クレータを生成するための弾丸)が衝突したとみられる200m四方の地表を撮影しました。
その中に、インパクタによるクレータとみられる地形を発見しました。
それが、この写真です。

はやぶさ2 クレータ

 出 典:JAXA
 リンク:http://www.jaxa.jp/press/2019/04/20190425a_j.html


土の色が変わっていること、クレータ状の地形が見られることから、インパクタによって生成されたクレータとみられています。土の色が変わっていると言うことは、太陽風や宇宙線によって風化した地表とは別の物質が露出したと考えられます。
今後は、この部分からの資料採取が試みられることになると思いますが、大きな岩のすぐ横であり、前回同様、もしかすると前回以上の難易度になる可能性もあります。

資料採取は、来月中に実施するとみられており、私個人としてはとても楽しみです。
(JAXAの関係者の方は、胸の高鳴りと胃痛で、もがいておられるかもしれませんね)