以前に、野辺山宇宙電波観測所の一般公開に行った際、ある研究者の講演を拝聴したことがあります。
内容は、ほとんど記憶にないのですが、印象に残っているのが、雷の研究でした。
今年は、ブラックホールの撮影に成功したこともあり、電波天文学について、一般の関心が高まっているように思いますが、私が野辺山宇宙電波観測所に行った頃は、電波天文学への関心は低かったように思います。
そのため、講演は電波天文学を理解してもらうために、雷を例に説明されました。
雷は、稲光で見ることができるが、他にも電波でも知ることができます。
例えば、ラジオを聞いていると、雷が近付くとノイズが聞こえてくる経験をされた方は、大勢おられるでしょう。
ラジオには、指向性があります。
指向性とは、簡単に言うなら、方向毎の電波の感度の良し悪しです。一般に、ラジオの正面側と反対側の2方向からの電波に感度が良いものです。(機種によって違うことがあります)
この指向性を用いると、雷の電波がどの方向から来るのか、わかります。ノイズが入った際に、ラジオの向きを変えて、ノイズが最も強くなる方向を探すのです。雷は、ラジオの正面側か、反対側で発生しているはずです。
内容は、ほとんど記憶にないのですが、印象に残っているのが、雷の研究でした。
今年は、ブラックホールの撮影に成功したこともあり、電波天文学について、一般の関心が高まっているように思いますが、私が野辺山宇宙電波観測所に行った頃は、電波天文学への関心は低かったように思います。
そのため、講演は電波天文学を理解してもらうために、雷を例に説明されました。
雷は、稲光で見ることができるが、他にも電波でも知ることができます。
例えば、ラジオを聞いていると、雷が近付くとノイズが聞こえてくる経験をされた方は、大勢おられるでしょう。
ラジオには、指向性があります。
指向性とは、簡単に言うなら、方向毎の電波の感度の良し悪しです。一般に、ラジオの正面側と反対側の2方向からの電波に感度が良いものです。(機種によって違うことがあります)
この指向性を用いると、雷の電波がどの方向から来るのか、わかります。ノイズが入った際に、ラジオの向きを変えて、ノイズが最も強くなる方向を探すのです。雷は、ラジオの正面側か、反対側で発生しているはずです。
稲光が見えなくても、雷鳴が聞こえなくても、雷がどの方向にあるのか、わかるわけです。
ラジオに入る雷のノイズが、どの方角に多いのかを調べると、研究になります。
地形との関係、天候との関係などを調べれば、もっと良い研究になるでしょう。
電波天文学は、電波で雷の位置を探ることに似ています。
暗黒星雲の向こう側にある星も、電波なら見ることができる場合もあるのです。
天文学が雷の稲光を観測する学問だとすると、電波天文学は雷の電波を捉える学問だと言えます。
概ね、上記のような内容だったと思います。
雷の電波の研究は、観測機会が少ないので、自由研究として充分なデータが集まるのか、やってみないとわからないところがあります。
ただ、電波天文学に興味を待たれたなら、野辺山宇宙電波観測所の一般公開にいらしてみてはいかがでしょうか。
野辺山宇宙電波観測所の今年の特別一般公開は、8月24日(土)9:30〜16:00です。
(野辺山駅から徒歩40分)
ラジオに入る雷のノイズが、どの方角に多いのかを調べると、研究になります。
地形との関係、天候との関係などを調べれば、もっと良い研究になるでしょう。
電波天文学は、電波で雷の位置を探ることに似ています。
暗黒星雲の向こう側にある星も、電波なら見ることができる場合もあるのです。
天文学が雷の稲光を観測する学問だとすると、電波天文学は雷の電波を捉える学問だと言えます。
概ね、上記のような内容だったと思います。
雷の電波の研究は、観測機会が少ないので、自由研究として充分なデータが集まるのか、やってみないとわからないところがあります。
ただ、電波天文学に興味を待たれたなら、野辺山宇宙電波観測所の一般公開にいらしてみてはいかがでしょうか。
野辺山宇宙電波観測所の今年の特別一般公開は、8月24日(土)9:30〜16:00です。
(野辺山駅から徒歩40分)
野辺山宇宙電波観測所 2019年 特別一般公開のリンク
https://www.nro.nao.ac.jp/visit/open2019/open2019_top.html
https://www.nro.nao.ac.jp/visit/open2019/open2019_top.html
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