世の中には、『温室植物』と呼ばれるタイプの植物があります。
多くは、花弁の中を温めて虫を引き寄せ、受粉を円滑に行うことを目的にしています。
代表的な例は、ザゼンソウです。
ザゼンソウは、花の部分のみ発熱させ、20℃まで昇温します。早春の雪が残る中で、雪を解かすほど発熱するのです。
ザゼンソウは、花の部分のみ発熱させ、20℃まで昇温します。早春の雪が残る中で、雪を解かすほど発熱するのです。
でも、世の中には、ちょっと変わった温室植物があるようです。
解き明かしたのは、91歳の山形県自然指導員の方です。その風変わりな植物は、『ミヤマニガウリ』です。
有毒物質が含まれていますが、正しい処理をして摂取量を制限すれば、食べられないこともないそうです。シカによる食害もありますし、アイヌでは食べていたとの話もあるようです。ですが、私は試す気はありませんし、安易に試さないようにお願いします。
さて、『ミヤマニガウリ』ですが、果実の周りを葉が包むように育つのだそうです。
『包葉』と呼ばれる果実を葉が取り巻くように茂ることで保温し、寒風から保護しているそうです。『包葉』の中は、最大で4.6度も暖かいそうです。
当ブログに書いたのは、この性質を農業に応用できないか、との考えです。
現時点では、単なる思いつきでしかありませんが、4.6度は、1ヶ月程度の季節をずらせることを意味します。11月までしか収穫できないものが、12月でも収穫できることになります。
地球規模の食糧難になれば、農業資材も入手が困難になります。農業資材自体は流通しても、価格が高騰して入手できなくなるかもしれません。
そんな際に、ハウス栽培ではなく、露地栽培でありながら、収穫できる季節の幅を広げることができれば、供給の安定化に寄与するはずです。
ところで、ミヤマニガウリは、ウリ科の植物です。
他のウリ科の植物(キュウリなど)に遺伝子を組み込むことで、本来は熱帯の植物でも、涼しい季節にも収穫できるようになるかもしれません。
ただ、通常の交配による品種改良で『包葉』の遺伝子を食用のニガウリに取り込むのは危険だろうと思います。なぜなら、ミヤマニガウリの毒も取り込むかもしれないからです。
ここは、今年のノーベル化学賞でもある遺伝子組換え技術を使うのが良いと思われます。もしかすると、ウリ科以外の作物にも、『包葉』の遺伝子を組み込むことができるかもしれません。
食糧不足が深刻になれば、このような遺伝子組換え作物も、有益なのだろうと思います。
食糧不足が深刻になれば、このような遺伝子組換え作物も、有益なのだろうと思います。
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