昨夜の『チコちゃんに叱られる』では、『F1種』が取り上げられました。
番組では、クローン的な意味合いで取り上げられた『F1種』ですが、当ブログをお読みの方は、違う側面もサラリと触れていたことに気付かれたと思います。

番組内でも説明があったように、『F1種』は、いわゆる『雑種強勢』を利用した一代種です。その特性は、一代のみにしか現れないのです。
番組では、同じ特性は二代目では4回に1回しか出ないとしていましたが、実際には発芽そのものが難しく、二代目を期待することはできません。そのため、『F1種』は毎年購入しなければならないのです。
『F1種』は、収益性が高く、供給が安定している限り、『F1種』を使う方が農家にはメリットが大きくなります。
「二代目? あ〜ぁ、そんなの関係ねぇ!」

ですが、もし供給不安が起きれば、どうなるでしょうか。
あるいは、需要の急増が起きれば、どうなるでしょうか。
「そんなの関係ねぇ」とは言っていられません。
番組内でも、市場に出回る野菜のほとんどが『F1種』だと言っていました。と言うことは、『F1種』の供給が絶たれれば、その瞬間に、日本は飢えることになります。


さて、日本学術会議の任命拒否理由は、様々な憶測が流れていますが、その一つに、日本学術会議が軍事研究に消極的(批判的?)なためと、見方があります。
私からすれば、軍事研究より、種子を研究する方が賢いように思います。

ただ、種子を研究するにも、素となる遺伝子の収集量の不足が足枷になります。
日本は遺伝子収集の研究費が少なく、現場の研究者の努力で高い効率で収集したが、アメリカの10分の1にも満たないと言われていました。そのため、この分野でも、アメリカの後塵を拝している状況です。

速い話が、日本政府の学術軽視は、今に始まったことではないということ!!
それが改善されるどころか、悪化が進んでいる現れの一つが、日本学術会議の新規会員の任命拒否に現れていると言うことでしょう。