エジプトのピラミッドは、宇宙人が作ったのでしょうか?

ナスカの地上絵は、宇宙人の発着ステーションなのでしょうか?

UFOは、宇宙人の乗り物なのでしょうか?

人類は、宇宙人の末裔なのでしょうか?



私は、宇宙人は存在すると、信じています。

もしかすると、量子通信で呼びかけてきているのかもしれません。
ですが、私たち人類は、電磁波による通信しか、手段を持ち合わせていません。
気付かないだけかもしれません。

それでも、系外惑星の大気成分がわかり始めています。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、二酸化炭素の大気を持つ惑星が発見されています。
いずれ、酸素分子の大気を持つ惑星が、発見されるでしょう。
遊離酸素は、自然界では存在しにくいため、生物による生成が想像されます。
また、酸素は、化学反応を起こしやすいので、大きなエネルギを齎します。エネルギ消費が大きい脳の活動を支えることができます。
大気に酸素があれば、知的生命の存在が期待できます。

宇宙人の存在を否定する材料は、多くありません。



では、ピラミッドは、宇宙人が作ったのでしょうか。

正直なところ、宇宙人が作ったにしては、高度な技術力を感じません。


仮に、今の人類が、同じようなものを作るとして、エジプトのピラミッドと同じ材料で作るでしょうか。

ルーブル美術館には、ピラミッド形のオブジェがあります。
地下には、地上から地下にぶら下がる逆さピラミッドもあります。
ですが、石では作られていません。
金属の骨組みとガラスで作られています。

「ルーブル美術館は、なぜ石でピラミッドを作らなかったのでしょうか?」
そんな疑問には、いくらでも回答があるでしょう。
逆に、「エジプトのピラミッドは、なぜ石以外の材料で作らなかったのか?」と問うと、回答はほとんどなくなります。
最低でも数光年を移動できる高度な技術を持っているのに、なぜ近くの石切場から石材を切り出して積み上げたのか、疑問が湧きます。
宇宙人が作ったのなら、石以外の材料を使えたはずです。
「石の耐久性が、最も優れていたからだ」と言いたいかもしれませんが、それは中途半端な回答です。
ピラミッドの完成当時は、表面を大理石で覆っていたようです。砂に埋もれた基底部には、その痕跡が残っています。
大理石は、酸に弱い性質を持ちます。 
石の耐久性を言うのなら、なぜ表面を大理石で覆ってしまったのでしょうか。

他にも、なぜ正四面体でも正六面体でもないのか、なぜ正八面体の上半分なのか、といった疑問が続きます。
強度を言うなら、ドーム型が考えられます。なぜドーム型ではないのかと、言いたくなります。
開口部が非常に小さいのは、王墓だからかもしれませんが、内部空間が極端に狭いのは、なぜでしょうか。
現代の建造物は、大概は内部に広大な空間を作り出しています。
なぜ、内部に大きな空間を作らなかったのでしょうか。
内部を空洞にすれば、建築資材も少なくて済むし、信じられない大空間で、当時の人々を圧倒できたはずです。

宇宙人が作ったにしては、ピラミッドは、かなりダサい建造物に見えてきます。
同時に、当時の人類が持つ技術なら、あれが精一杯だったとも言えるのです。



あんなダサいピラミッドを作ったのが宇宙人だと言うのは、宇宙人に対して失礼でしょう。