今日、九州南部が梅雨明けし、これで梅雨明けしていないのは、九州北部のみとなりました。
なんと、東北北部も梅雨明けしていますが、九州北部は、まだ梅雨明けしていません。
こんな梅雨明けは、私の記憶にはありません。


梅雨明けは、沖縄から始まりました。

6月25日 沖縄
6月26日 奄美
7月20日 中国、近畿、東海
7月21日 四国、北陸
7月22日 関東甲信、東北南部、東北北部
7月23日 九州南部


関東に住んでいると、梅雨明けとは、関東甲信の梅雨明けを意味します。
ニュースでも、「梅雨明けしました」とだけ言った場合は、関東甲信を指します。
なので、九州北部の梅雨が、まだ明けていないことを忘れがちです。


・・・と、九州北部の梅雨明けが遅れていることを強調しましたが、これをもって「地球温暖化の影響だ!」と喚くつもりはありません。

元々、梅雨明けは、気象庁の担当者による判断なので、客観的なデータとは言えません。
なので、梅雨明けの順番で、異常気象とは言えません。


それとは別に、秋田の大雨被害は、観測史上の記録に残る大雨でした。
九州の大雨は、観測史上最高値ではないものの、過去にはなかった大雨が、近年に増えている印象です。

地球温暖化対策は、大きく遅れています。
温暖化が進んでしまうのは、避けられません。
ならば、災害対策を固めていくしかありません。
ある意味、地震対策や津波対策と同じです。
自然現象自体を防ぐことは、ほぼ不可能です。
なので、災害になりにくい仕組みを、一つずつ作り上げていくことが大切です。

水害対策は、治水、宅地の制限、避難場所や避難経路の充実、ライフラインの早期復旧方法の確立といったハード面と、天気予報の精度の向上、自治体の避難指示、支援体制の充実等のソフト面の両面から、対策を進めていくべきなのでしょう。


日本は、非常に厳しい状況に置かれています。
これらに使える財源は、莫大な累積債務を見ると、更に厳しいと言わざるを得ません。

個人のレベルで、対策しておかなければ、リスキーな時代に入りつつあるようです。