「話(嘘)は大きいほど、人々は信じる」

昔、ヒトラーが言ったのだとか。
つい最近では、トランプがやっていましたね。

マスコミも、話を盛る傾向にありますが、同じ発想なのでしょうか。



頭身も、その典型に思えます。

当初は、9頭身から始まりました。
それが、10頭身になり、11頭身になり、先日、ついに13頭身まで出てきました。

「芸人に四千頭身がいるぞ」って?
数千年は、先取りしていますね。



さて、日本人の頭身ですが、これを考えるには、まず平均身長です。
2021年のデータでは、男性が170.8cm、女性が158.0cmだそうです。
頭の長さですが、男性は23.2cm、女性は21.8cmだそうです。

以前、男性の頭の長さを23.9cm、女性を23cmとしていましたが、頭の長さは測定が難しく、資料によって差があるため、今回とは差があるのだと思います。
今回は、前述の23.2cmと21.8cmで計算します。

さて、平均身長を平均頭長で除した頭身は、男性は7.36頭身、女性は7.25頭身です。
乱暴な言い方をすれば、日本人は、7.3頭身くらいです。


頭の長さは、身長と共に、若干長くなりますが、概ね変化は僅かです。
なので、頭の長さを平均値で固定し、8頭身から4000頭身までの身長を計算してみましょう。

        男性      女性
・ 8頭身 185.6cm 174.4cm
・ 9頭身 208.8cm 196.2cm
・10頭身 232.0cm 218.0cm
・11頭身 258.2cm 239.8cm
・12頭身 280.4cm 261.6cm
・13頭身 303.6cm 283.4cm


12頭身にもなると、身長はギネス超えです。
このくらいの身長は、ほぼ例外なく巨人症によるもので、頭部、特に顎が、平均的な人より大きくなります。
ですので、人類史において、12頭身の人は、一度も現れなかったはずです。
おそらく、11頭身もいたか、どうか。

ちなみに、4000頭身は、男性なら928m、女性なら872mです。
単位は、「cm」ではなく、「m」ですので、御注意ください。


今をときめく大谷夫妻ですが、お二人とも8.3頭身くらいです。
あの長身でも、頭身にすると、8.3頭身くらいにしかならないのです。





頭身では、小顔が話題になります。
でも、顔と頭では、少し違います。
「頭身」であって、「顔身」ではないので、小顔かどうかは関係ありません。
強いて、「小顔」ならぬ「小頭」として考えると、少々とんでもないことになります。

頭の中にある脳は、男性は1400g、女性は1250gくらいです。
脳の総重量は、男性が大きいのですが、身体が小さい女性は、小脳や脳幹が小さくなるので、知能に関係する大脳の重量には、男女差はほとんどないないようです。

今回は、そんなつまらない話ではなく、もっとつまらない頭身の話です。

頭が小さくなれば、当然、脳も小さくなります。
頭身は、頭の長さで、脳は、頭の長さの3乗に比例します。
仮に、身長が変わらないまま、頭身が増えたら、脳の大きさかどうなるか、計算してみました。


        男性   女性
・ 8頭身 1091g 923g
・ 9頭身  766g 653g
・10頭身  559g 476g
・11頭身  405g 358g
・12頭身  316g 274g
・13頭身  250g 217g


平均で7.3頭身くらいですから、8頭身とは0.7頭身の差しかありませんが、8頭身でも、脳の大きさは病的な小ささになってしまいます。
頭の小ささで頭身を稼ぐなら、こんなに脳が小さいことになるのです。
頭の長さに多少の個人差はありますが、標準偏差は、男性が0.84cm、女性が0.88cmしかないありません。
なので、女性で頭の長さが20cmになるのは、-2σなので、2%くらいしかいません。
それくらいでも、平均身長では8頭身に届かないのです。

頭の小ささは、書きすぎると、センシティブな領域に入ってしまいます。
小頭症という病気があり、様々な障害に苦しむ患者や家族がいます。
なので、この話題は、これくらいにします。




さて、頭の長さを思い返してほしいのです。

1頭身の差は、非常に大きいのです。
身長差に置き換えると、男性なら23.2cm、女性も21.8cmもの差になります。
同性で、あなたより20cm以上も長身の人は、友人・知人の中にいますか?
あなたが平均身長なら、1頭身大きな人の身長は、194cmか179.8cmなのです。
中々、身近には居ないでしょう。

男性の身長の標準偏差は5.8cm、女性は5.4cmです。
1頭身の差は、4σもの差になるので、滅多にお目に掛かることはありません。
8頭身も、日本人なら200人に1人くらいしかしません。
8頭身を超えれば、スーパーモデル級です。
9頭身にもなると、確率上は300億分の1くらいなので、日本には居ないと断言しても良いでしょう。

メディアでは、「9頭身美人あらわる」とかやりますが、感覚的に言っているか、精度良く測っていないか、その両方でしょう。



ところで、当ブログで9頭身を初めて扱ったのは、6年近く前のことです。
6年間で、9頭身から13頭身までエスカレートしたことになります。
1年半で1頭身のペースですね。
ということは、2026年の初めには、14頭身が現れそうです。
15頭身は、2027年末ごろでしょうか。
4000頭身は、西暦8000年ごろに現れそうです。





「話(嘘)は大きいほど、人々は信じる」

昔、ヒトラーが、それを利用しました。
今年は、トランプが利用しました。

でも、メディアは、毎日のように、この手法を利用しているようです。

大袈裟に書いた方が、売上が伸びるのでしょう。
ただ、利益が増えるのなら、何でも良いと言うのでしょうか。
利益が増えるなら何でも良いなら、自動車の認証不正もOKですよね。
原発の廃炉も、利益を食い潰すのだから、止めてもいいですよね。
利益が出るのだから、証券取引所員のインサイダー取引も、問題ないですよね。

少々、極論でしたが、面白ければ何でもOKのメディアのスタンスには、イラっとなっています。(短気すぎるだろ!)



何とかならないものか・・・