当ブログでは、レプリコン・ワクチンには、触れてきませんでした。
私は、新型コロナ・ワクチンには、かなり慎重な意見を持っていましたが、レプリコン・ワクチンにら触れてきませんでした。
日本看護倫理学会がレプリコン・ワクチンに対して懸念を表明していることを承知していても、触れてきませんでした。

これは、レプリコン・ワクチンに対する私の知識が不足していたためです。

訪問者がほとんどいない辺境のブログですが、公の場に書く以上、最低限の論理は必要と考えているからです。


これに対して、原口一博議員は、国会議員という立場を、どう考えているのでしょうか。
レプリコン・ワクチンの基本的な仕組みぐらいは、理解できているのでしょうね。
それもできていないままに、「生物兵器まがい」なんて発言したのなら、製薬会社から訴訟されても仕方がないところでしょう。

前述の日本看護倫理学会の件では、製薬会社が「日本看護倫理学会が根拠のない批判をしている」と反論していますが、訴訟には至っていないようです。
製薬会社が原口議員に対して訴訟を起こしたのは、批判に根拠がないとしているのではなく、誹謗中傷にあたると考えたからのようです。



さて、肝心のレプリコン・ワクチンですが、私の理解が追いついていません。

ただ、日本看護倫理学会の懸念は、概ね妥当な内容に思えます。
逆に、製薬会社の反論は、根拠が不明瞭です。


レプリコン・ワクチンが懸念されるのは、ワクチン自体が複製するとの説明があるからです。
製薬会社は、この複製によって、ワクチンの効果が長続きするとしています。

懸念されるのは、複製が止まるのか、複製によって抗原の遺伝情報が過剰にならないか、過剰になったものが、非接種者にまで影響を及ぼさないかです。

これに対する製薬会社の反論は、複製機能ではなくmRNAの説明であったり、非接種者に影響しない根拠をウィルスではないからとしていたり、ピントがズレているのです。

また、製薬会社のレプリコン・ワクチンの説明(紹介)を見ても、この複製機能の仕組みには触れていません。
「複製機能は企業秘密だ」と言うのなら(普通は特許で守る)、それはそれで構いませんが、その状態で「安全だ」と言われても、「企業の説明を盲信しろ」と言っているようなもので、納得はできません。
(※注意:複製の仕組みは、どこかで公開されているかもしれません)


もう一つ言うと、ワクチンは健康な人が接種するので、高い信頼性が求められるのです。
だから、懸念があれば接種しないのは、当たり前のことです。
もし、レプリコンが、新型コロナで重症になっている患者に投与する治療薬であったなら、話は少し違ってきます。
強力な治療薬(特効薬)があれば、ワクチンは接種しなくても良いのです。

我々利用者側からは、ワクチンより治療薬です。
ですが、製薬会社の立場では、患者しか必要としない治療薬より、全員が対象になるワクチンの方が、利益に繋がります。

それらを踏まえると、なぜ急いでレプリコン・ワクチンを承認申請したのか、考えてしまうのです。




これ以上のことは、書かないことにします。

前述のように、私はレプリコン・ワクチンについて、ほとんど知らないので、私が感じている懸念も、実際には問題ないのかもしれません。
そうであれば、根拠のない批難になってしまいます。


ただ、新薬には、冷静で慎重な対応が必要です。
特に、従来にはない特殊な機能を持つ薬では、尚のことです。
例えば、ノーベル賞にもなり「夢の抗癌剤」とも言われたニボルマブ(オプジーボ)も、副作用で投薬をやめても、影響が長く残ることが報告されています。

レプリコン・ワクチンも、複製機能があるため、強い副反応が出た時にも、影響が長く残るのではないか、といった懸念もあります。
これらの懸念が払拭されない限り、接種を敬遠するのは普通のことですし、批難されるものでもありません。


そうは言っても、それは私個人の接種の判断なら兎も角も、公に書くとなると、根拠を示さなければなりません。
当ブログの品位を保つためにも、ここらで止めることにします。






【追伸】
テーマは、『罵詈雑言』に入れていますが、根拠もなく「生物兵器まがい」と言っているなら、とんでもない話だと思ったからです。
そこのところは、間違わないように、お願い致します。