『進塁効率』とは、私の造語です。
次の式で計算します。

【進塁効率】=【進塁数合計】/(【塁打】+【四死球】)

『進塁数合計』とは、全打者の延べ進塁数です。
例えば、走者なしで本塁打は、進塁数は4です。
走者一塁の時の本塁打は、走者の進塁数が3、打者の進塁数が4で、計7となります。
走者一塁から送りバント成功や、走者三塁からタッチアップ成功なら、進塁数は1です。
エラーで進塁しても、進塁数にカウントします。
満塁で押し出しの四死球は、打者を含めた4人が一つずつ進むので、進塁数は4です。
走者二塁、三塁で敬遠の四球なら、打者だけが動くので、進塁数は1です。


今年の西武戦で計算すると、進塁効率が相手チームより高いと22勝6敗(勝率0.786)、相手チームより低いと1勝14敗(勝率0.067)です。(5月23日時点)
昨年は、進塁効率が相手チームより高いと33勝26敗2分(勝率0.559)、相手チームより低いと16勝65敗1分(勝率0.198)でした。

西武は、進塁効率で相手チームを上回らないと、ほぼ負けるようです。
他のチームは、データ採取が面倒なので、調べていませんが、少なくとも西武は、進塁効率が重要な要素のようです。


進塁効率は、四球+送りバントで、2.000となります。
ここでタイムリーが出ると、2.500まで向上します。
あるいは、四球+盗塁+送りバント+犠牲フライなら、4.000となります。

進塁効率は、走者を進めれば進めるほど、良い値となります。
だから、進塁効率の高さは、得点を呼び、結果、勝ち星に繋がります。


昨年とは一転、今年の西武は、首位争いをしています。
進塁効率は、昨年の1.68から、今年は1.78に向上しています。
この数値が落ちないなら、投手王国とも言える西武なら、「もしかするともしかするかも」と、期待しています。