独裁者は、スミソニアン博物館の展示にも、手を付けるようです。

独裁者は、この世の中を自分の理想郷に変えようとします。
独裁者の代表格であるヒトラーは、美大を目指していたこともあり、美術品には強い拘りがありました。

アメリカの独裁者は、美術品への造詣はないらしく、歴史展示に拘りがあるようです。
独裁者が考える、あるいは都合が良い歴史へと改竄すべく、最大限の圧力を掛けます。




アメリカ国民は、試されているのかもしれません。

独裁者からの要求に素直に応じていると、独裁者の考えが正義になっていきます。
これは、極めて危険です。
だから、反対意見があることを、できるだけ広く伝えることが大切です。

既に、緩やかな言論統制に入り始めています。
ファクト・チェックは行われなくなったことで、真っ当な人には正しい情報が伝わりにくく、陰謀論を無批判に受け入れる情報弱者には面白い情報が溢れる状況になっています。
一方で、トランプに不都合な情報は、官庁の人事に圧力を掛けたり、メディアにも牙を剥きつつあります。

完全に言論統制される前に、トランプとは異なる意見が存在することを強く示しておく必要があります。

それをできるのか、アメリカ国民は試されているように思えるのです。




元・帝国軍人が戦後に語ったとされる話があります。

御本人は、特攻を始めるべきではないとしていたのに、上層部から押し切られ、特攻を指揮しなければならない立場になったそうです。

独裁化は、早ければ早いほど、止めやすいのです。
遅くなれば、どんな非人間的なことでさえ、正義のように扱われるようになります。

アメリカは、その境界線に向かって、進みつつあるように思えるのです。




歴史は、過去を反省するために学ぶものです。
その国において、見たくない過去ほど、振り返りたくない過去ほど、未来には価値があるのです。

私は、反戦派であり、嫌韓派でもあります。

私は、戦死者を『英霊』と崇めるのは嫌いです。
彼らは、日本が起こした戦争の被害者です。
だから、なぜ宣戦布告したのか、なぜ戦争を始めたのかと、問いたいのです。
戦後の日本の発展を見れば、他に方法があったのは明らかです。

戦後80年になっても、新規に損害賠償を請求してくる韓国は、自国を反省していないと、批判したいのです。
なぜ併合を受け入れるしかなかったのか、日本に併合されていなければどうなっていたのか、ソビエト時代の沿海州を朝鮮族の扱いを含め、歴史に学ぶべきなのです。
根本を見ずに、都合の良い歴史用語を拾い集めて、責任者が死に絶えた頃に賠償請求するようでは、同じ過ちを繰り返すことになります。



トランプを大統領にしてしまったアメリカは、トランプの都合に合わせた歴史を教えるのか、歴史の真の価値を教え続けるのか、正に『歴史的転換点』にいるのかもしれません。