目次
限界集落株式会社
脱・限界集落株式会社
虚無回廊
フィルハーモニー東都物語
ディ・アフター・トゥモロー
里山資本主義
里海資本主義
バイオスフィア2の生活
海洋温度差発電(OTEC)
海洋情報都市
水大循環と暮らし
日本海 その深層で起こっていること
人類と気候の10万年史
小惑星探査機 はやぶさの大冒険
映画など
ソイレント・グリーン
食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)


「貧乏暇なし」と言いますが、まさに私の現状を言い当てています。 仕事の合間(?)にblogを書くはめになっています。 この忙しさの果てに、隠し持っていた本を紹介するしかなくなりました。 ところで、OTECを御存知ですか? Ocean Thermal Energy Conversion の略で、 海洋温度差発電を意味します。 基本的な仕組みは、火力発電所や原子力発電所と同じで、 高熱源と低熱源の温度差を利用して発電します。 火力発電所は、化石燃料を燃やした熱と冷却水(海水)の温度差を利用します。原子力は、核分裂の熱と冷却水(海水)の温度差を利用します。 海洋温度差発電は、海面付近の暖かい海水と深海の冷たい海水の温度差を利用します。 海洋温度差発電では、温度差が精々25℃しかないため、 温度差が大きい火力発電や原子力発電のような効率は得られませんが、 無尽蔵と言っても良い海水を利用できるメリットがあります。 この発電方法が、地球温暖化防止の切り札になるとは言えませんが、 研究を続ける価値のある発電方式だと思います。 PS: 写真は古い本ですが、今は復刻版が出ています。 |
今では多くの方が、「深層海流」を御存知でしょう。
アイスランド沖付近で深海に潜り込んだ海水が世界中に流れ、例えばペルー沖で湧昇流となって海面に戻ってくるのが、「深層海流」です。
本書では、日本海にも同じような垂直方向の海流を含む「深層海流」が存在し、日本海の生態系のみならず、日本の気候にも影響を与えていることを説明しています。
ところで、この「深層海流」ですが、気候にも密接に関係していることがわかってきています。
氷河期が終わった直後に、一時的に氷河期並みの寒冷化が起きていたことが分かっています。
この現象は、カナダの大西洋側で氷河湖が決壊して大量の淡水が北大西洋の表層を覆ってしまったため、深層海流が遮断され、急激な寒冷化が起きたとの説があります。
これを題材にしたのが、映画「The DayAfter Tomorrow」です。
日本海に話を戻しましょう。
日本海は小さな内海ですが、世界の海を巡る深層海流の小型版を持っています。
この日本海の深層海流が、徐々に鈍り始めていると言うのです。
日本海では、規模が小さい分だけ現象が早く進みます。
また、日本海で起きることは、後々世界の海でも起き得ると考えられます。
そういった事柄を本書で指摘しており、一読に値すると思います。

「里海資本論」を読みました。
基本的な考え方は、「里山資本主義」と同じですが、舞台は「瀬戸内海」です。

本書では、赤潮に痛めつけられていた時代の瀬戸内海から、現在の碧い海を取り戻したのか、その鍵となった要因と漁師達の考え方を紹介しています。
その精神の根底に、「ヤオロズの神」への崇拝の心があるとしています。
この観念は、宗教と言うより、道徳に近いように思います。
自然界に存在する一つ一つの尊厳を大切にし、その中で生かされていることに感謝する心を指しているように感じました。
ただ、冒頭などに見られる調子の良すぎる部分は、編者の科学的なセンスの不足と重なり、実践では参考程度に留めなければならない点が残念です。
福井県にある三方五湖の一つ、水月湖が、世界の注目を浴びるようになっています。
水月湖が注目を集める理由は、湖底に堆積した年縞と呼ばれる縞模様。
七万年に及ぶ綺麗な縞模様は、膨大な情報を蓄えていました。
これが評価され、2012年7月に開催された「第21回国際放射性炭素会議」で、水月湖の年縞が炭素年代の「標準時」となりました。
本書は、この年縞から得られた気候に関する研究成果が紹介されています。
この年縞から見えてきた気候変動は、実は、私には都合の悪い内容でした。
人類が農耕を始めたのは、気候が安定した時期と一致していたのです。つまり、それ以前は、農耕を始めたくても始められなかった(始めたのだが、気候変動で継続できなかった)のです。
私は、農業の補助手段として、「気象予測」なる量的予測を考えています。しかし、「気象予測」は、安定した気候を前提に考えているので、温暖化の影響で気候が不安定化すると、「気象予測」が使えない可能性が出てくるのです。
さて、水月湖の年縞の研究は素晴らしいものです。
世界最長クラスの年縞から読み解かれる過去と、未来への知見に大いに期待しています。
イーロン・マスク氏が主宰するSpaceX社の月旅行の最初の乗客は、
ZOZOTOWNの前澤氏だと発表されましたね。
SpaceX社の計画では、アポロ8号と同じ自由帰還軌道を採るようです。
ですが、詳細は明確になっておらず、マスク氏さえ飛行時間を間違えている状況でした。
現実世界の月旅行は、イーロン・マスク氏と前澤氏に委ねるとして、
架空の世界は、こちらはいかがでしょうか。

