豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ: 豊葦原中津谷の世界

「豊葦原中津谷の書庫」で紹介した「限界集落株式会社」では、37戸の農家が株式会社を作るお話でした。
これと同じように、実際の世界でも、農家が集まって法人化する事が増えています。
 
私の身近でも、農家が集まって法人化した例がありました。
元々の共同体を、農業法人としてまとめたもので、100戸以上の農家が参加しているそうです。
まだ、設立間もないので、具体的な活動やメリットは分かりません。
初代の社長は、私が知っている方なので、情報を仕入れる事もできるかもしれません。
私が「豊葦原中津谷」を開谷したおりには、参考にしたいと考えています。

旧「風の谷の生活」を整理していたのですが、3年前に「風の谷(豊葦原中津谷)」に行った際の日記が出てきましたので、転載することにしました。



> 「風の谷」から帰ってきました。
> 13年ぶりの「風の谷」は、やはり田舎でした。
> 
> 私のガラ携では、電波が届かないのです。

> 本当に、電波が届かないのです。
> 今時、そんな場所があるのかと、感心してしまいました。
 
> 残念なことに、ほとんど写真を撮ってきませんでした。
> でも、現地で経験したことを、少しずつ言葉で伝えていきたいと考えています。



実際、ガラ携は「圏外」となっていました。
借りたレンタカーのカーナビには、「風の谷(豊葦原中津谷)」の周辺の道が表示
されませんでした。

冗談のような、本当の話です。

「自給自足型農業を数年後に始める」と宣言した私ですが、農業経験は皆無です。
常識ある方々は、「伊牟田勝美は愚か者だ。素人ができるほど農業は甘くない」と
おっしゃるでしょう。
まったく、その通りでしょう。
 
そこで、私が経験するであろう事柄を正確に記録することが大切になると思います。
では、どうやって経験を記録するべきでしょうか。
 
私は、工程管理の方法を利用し、工程の実績を残すことを考えています。
そのために、工程管理のツールを自作してみようかなと考えています。
 
 
今回は、基本構造について考えてみました。
 
まず、タスクです。
タスクは、成果物を日限までに完成させる作業のことです。
農作業の一つ一つは、タスクです。
例えば、田植えはタスクです。成果物は、田植えを終えた水田となります。
 
次は、イベントです。
イベントは、日付が決まった催事のことです。
農作業では、農業用水の通水開始日のように、日付が動かない催事が該当します。
ビジネスの会議や客先訪問が、イベントとなります。
 
最後は、プロジェクトです。
プロジェクトは、タスクとイベントの集合です。
稲作は、プロジェクトです。
代掻きや田植え、稲刈り等は、タスクです。
収穫祭は、イベントです。
 
プロジェクトの下には、複数のタスクがありますが、イベントは1件のみとします。
更に、プロジェクトの下には、複数の子プロジェクトもあり得ます。
例えば、稲作のプロジェクトの中に「草刈り」の子プロジェクトを置きます。
この子プロジェクトには、草刈り1回目、草刈り2回目等を含めます。
 
例を、模式的に記述すると、以下のようになります。
 
 親プロジェクト
  ├タスク1
  ├子プロジェクト1
  │ ├タスク11
  │ └イベント11
  ├子プロジェクト2
  │ ├タスク21
  │ └孫プロジェクト21
  │   ├タスク211
  │   └イベント211
  ├タスク2
  ├タスク3
  └イベント1
 
 
こんな感じで、工程管理のツールを考えていきたいと考えています。
 

農作業の記録に、工程管理を応用し、実績を残そうと目論んでいます。
そのために、工程管理ツールを自作しようと考えています。
 
前回、工程管理ツールは、プロジェクト、タスク、イベントで構成するとしました。
今回は、プロジェクト、タスク、イベントの入力項目について考えます。
 
 
まず、プロジェクトです。
入力項目は、以下とします。
1.所属プロジェクト<省略可>
2.プロジェクト名
3.優先度
4.発生日(開始日)
5.日限 (最終日)
6.依頼元     <省略可>
※全てのタスクとイベントは、所属するプロジェクトの優先度に支配されます。
 
 
次は、タスクです。
入力項目は、以下とします。
1.所属プロジェクト
2.処理順(自動生成の予定)
3.タスク名
4.成果物
5.予想作業時間
6.作業開始予定日<省略可>
7.日限
※作業開始予定日を省略した場合は、所属プロジェクトの発生日を使用する。
 
 
最後は、イベントです。
入力項目は、以下とします。
1.所属プロジェクト
2.イベント名
3.主催者
4.招待者<省略可>
5.開始日時
6.終了日時
 
 
これをベースに、優先度管理を行っていこうと思います。
 

前回、プロジェクト、タスク、イベントの入力項目について考えましたが、
イベントを軸に優先度を管理すべきと考え直し、前回分を見直すことにしました。
以下は、見直し分です。
 
プロジェクトの入力項目です。
1.所属プロジェクト<省略可>
2.プロジェクト名
3.発生日(開始日)
4.日限 (最終日)
5.依頼元     <省略可>
 
タスクの入力項目です。
1.所属プロジェクト
2.処理順(自動生成の予定)
3.タスク名
4.成果物
5.予想作業時間
6.作業開始予定日<省略可>
7.日限
※作業開始予定日を省略した場合は、所属プロジェクトの発生日を使用する。
 
イベントの入力項目です。
1.所属プロジェクト
2.優先度
3.イベント名
4.主催者
5.招待者<省略可>
6.開始日時
7.終了日時
 
 
工程管理の主要なテーマは、どのタスクから処理していくかを決めることです。
一言にまとめるなら、「各タスクの優先度をどう管理するか」です。
 
これを実現するために、以下の考え方をします。
1.一つのプロジェクトの中では、タスクとイベントはシリーズに処理する。
2.イベントの優先度に合わせて、それ以前のタスクの優先度を決定する。
3.プロジェクト同士は、同列かつ平行に処理する。
 
 
※次は、具体的な優先度の考え方をまとめようと思います。
 

今回は、工程管理における具体的な優先度について、検討してみたいと思います。
 
下記のようなプロジェクト、タスク、イベントの構成とします。
この場合に、処理する順番を考えます。
親プロジェクト内の各イベントの日限は、上ほど早く、下ほど遅いものとします。
 
 ├親プロジェクト1
 │ ├タスク1        ①
 │ ├子プロジェクト1
 │ │ ├タスク11     ①
 │ │ └イベント11    ②
 │ ├子プロジェクト2
 │ │ ├タスク21     ①
 │ │ └孫プロジェクト21
 │ │   ├タスク211  ①
 │ │   └イベント211 ②
 │ ├タスク2        ③
 │ ├タスク3        ④
 │ └イベント1       ⑤
 │
 └親プロジェクト2
   ├タスク4        ①
   ├イベント2       ②
   ├タスク5        ③
   └イベント3       ④
 
 
処理順は、①~⑤で表しました。
①が非常に多いことに気付くと思います。
同じ処理順の場合、その後ろにあるイベントの優先度に従い、処理順を決めます。
 
次回は、優先度が異なるタスクやイベントの処理順の決定方法を検討します。
 

農業人口比は、何%であるべきでしょうか。
 
農地は、現在の食生活を続ける限り、一人当り10.7aが必要と分かっています。
でも、肉食をやめれば、7.5aで足ります。
 
現在の日本は一人当り3.6aで、食糧自給に必要な面積の約半分しかありません。
肉食を完全にやめた上で、人口を半分に減らすか、農地を倍に増やすか、単位面積当たりの収穫量を倍に増やすか、これらを組み合わせれば、食糧自給できるようになるはずです。
 
では、食糧生産するための農業人口は、どれくらいになるのでしょうか。
 
最も単純な計算方法は、エンゲル係数から逆算する方法です。
日本のエンゲル係数は、23%です。
小売価格の56%(品目により異なる)は、流通や仲買によるもので、農家の収入になるのは44%です。
 ちなみに、W/R係数というのがあります。
 これは、卸/小売の比率で、欧米の2程度に対し、日本は3~4と高い比率です。
 単純にみれば、日本の流通費が欧米の1.5~2倍なのです。
農家の収入ですが、資材費等の支出が71%を占めるので、実質の収入は29%程度です。
 
では、一般消費者の収入の何%が農家の収入になっているか、計算してみましょう。
 
計算式は、以下とします。
[農家の収入になる確率]=
 [エンゲル係数]×[小売価格に占める農家収入]×[必要経費を除いた利益率]
 [23%]   ×[44%]         ×[29%]
 
計算結果は、約2.9%でした。
収入面から見ると、農業人口は、全人口に対して2.9%となります。
人口に直すと、約360万人です。
現在の日本の農業労働人口は約230万人ですので、食糧の完全自給を果たせば、1.5倍程度に増やせるはずです。
 

前回は、現状を踏まえて、食糧自給率を100%した際に、農業従事者の比率をどこまで増やせるかを検討しました。
その結果、全人口の2.9%まで農業従事者を増やせることがわかりました。
これは、現状の約1.5倍に当たります。
ですが、肉食をやめたとしても、現状の2倍の生産量に増やさなければ、食料自給率を100%にすることができません。
これでは、農業従事者一人当たりの生産量を1.3倍余りに増やさなければなりません。
 
そこで、気になるのが、W/R係数です。
日本は、流通や仲買の割合が欧米の1.5~2倍もあります。
小売価格の56%が流通や仲買なので、これを三分の二にできれば、小売価格が同じでも農家の収入は増えます。
具体的には、56%の三分の二は39%なので、農家の取り分は44%から61%に増えます。
農業従事者人口に変換すると、4.1%になり、約500万人まで増やせます。
これは、現在の農業人口の約2倍に当たるので、食糧自給率を100%にするために生産量を倍増させたとしても、農業従事者一人当たりの生産量は、現状とほぼ同じとなります。
 
 
食糧時自給率から離れるとしても、W/R係数を向上させれば、農家の収入が向上することは変わりません。
 
私には、日本の食料自給率が向上しない影の要因として、日本の高いW/R係数があるように思えてしまいます。
 

アリとキリギリスの寓話を知らない方はいないでしょう。
この寓話のアリとキリギリスを、人類に当てはめると、どうでしょう。

少なくとも、日本人は究極のキリギリスです。


今世紀末までには、日本人にとって「冬の時代」がくることは間違いないでしょう。

まず、地球温暖化です。
これに伴う環境破壊と食糧難も、セットです。
ですが、最も簡単な原発再稼働による火力発電所の停止さえせず、反対に旧式火力を稼働させている始末。

次に、財政赤字です。
毎年、一世帯当たり100~150万円も累積債務が増え、今や一世帯当たりでは3000万円の累積債務を国民は負担しているのです。
にも関わらず、平気で増税反対を叫ぶのです。

政府も野党もマスコミさえも、温暖化対策や食糧問題、累積債務よりも、集団的自衛権が大事らしく、肝心な事はほとんど無視。
「冬」が来なければ分からないらしい。

まさに、究極のキリギリス‼️

『豊葦原中津谷の城』を建てたいと思ってはいるものの、
お金はないし、移住の目処も立たないし、何も具体化していません。

まあ、夢だけは持ちたいので、テーマの一つであるゼロ・エネルギ住宅について、
夏沢鉱泉を例に、考えてみようと思います。

 

 

まずは、夏沢鉱泉の紹介からです。

夏沢鉱泉は、八ヶ岳山麓にある山小屋の一つです。

ここは、積極的なエコの取り組みが評価されている施設です。


(夏沢鉱泉のリンク先)
  http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/


ここのエコは、トイレ対策を始め、様々な取り組みが行われていますが、
その一つ、電力について紹介しつつ、『豊葦原中津谷の城』のアイデアを拝借しようと思います。

 

(夏沢鉱泉の発電施設のリンク先)
  http://www004.upp.so-net.ne.jp/natsuzawa/shisetsu/shisetsu.html
  http://www.nef.or.jp/award/kako/h11/00syo13.htm


電力は、水力、風力、太陽光の発電と、蓄電です。

それぞれの概要は、以下の通りです。

 

  水力発電

   落差35m

   タービン出力4.0kW

   発電出力3.5kW

 

  風力発電

   発電出力2.1kW

   300W×7基

 

  太陽光発電

   発電出力4.9kW

   屋根上48枚

   壁28枚(雪害対策)

 

  蓄電

   48V×1000Ah

 

 

自然エネルギーの最大の問題は、発電出力が安定しないことです。

また、年間を通すと、定格よりはるかに小さな電力しか得られないことも問題です。

概算として、水力は定格の三分の二、風力は定格の四分の一、太陽光は定格の八分の一が、
年間の発電量となります。

夏沢鉱泉のデータはないので、これを基に平均発電出力を推定すると、水力は2.3kw、風力は0.5kw、太陽光は0.6kW、合計で3.4kWくらいと推定しています。

平均すれば、1日の発電電力量は、81.6kWh程度なのでしょう。

 

 

全設備の定格出力の合計は10.5kWなので、定格の発電電力なら、充電可能時間は
5時間弱になります。

この充電設備の目的の一つは、自然エネルギーの変動を吸収することです。

ですが、夜間、あるいは曇天&無風が続けば、充電が不足する可能性があります。
繁忙期の曇天&無風なら、昼間でも不足するかもしれません。

実際、夏沢鉱泉は、再生可能エネルギーとエンジン発電機を併用しているそうです。

 

エンジン発電を問題視している訳ではありません。
自然エネルギーだけで全電力を賄うことは、非常に難しいのです。
エンジン発電機を用いずに出来るようにする事は、経済的ではないのです。
それを踏まえて、応用を考えようとしているだけです。

『豊葦原中津谷の城』は、夏沢鉱泉のエンジン発電機の代用として、電力会社から電力を買うことになります。

 


今回は、夏沢鉱泉の発電施設について、簡単に確認してみました。
色々と問題を抱えているようですが、ここまでのレベルで実施していることは評価できます。
問題があるにも拘らず、このレベルで実行できていることは凄いと思います。

次回から、豊葦原中津谷の城への応用を考えていきます。
夏沢鉱泉には及ばないにしても、少しでもゼロエネルギーに近付けたいと思います。
 

風の谷の城



『豊葦原中津谷の城』への応用です。

『豊葦原中津谷の城』の消費電力は、一般家庭と同等を考えています。
オール電化を考えているので、ガスの使用量も電力に加算しなければなりません。

断熱、採光、換気を考慮する事で、消費エネルギーを抑える事を考えます。

また、暖房は薪ストーブを用いる事で、電力を使用しないようにするつもりです。

ですが、ここでは一般家庭を基準に必要な電力量を計算してみましょう。

一般家庭の一日平均消費電力は18.5kWh/日だそうです。
都市ガスは、一日平均使用量が1㎥/日なので、12.8kWhに相当します。
合計で31.3kWh/日、1時間当たりなら1.3kWhです。
これは一年間の平均値ですので、瞬間的には更に大きな数値になると思われます。
ですので、2kWの発電力を目標値として考えていくことにします。



 

 

小水力発電の応用を考えてみましょう。

『豊葦原中津谷の城』の敷地内(正確には敷地の境界)には、小さな川があります。

水利権を持っていると仮定して、話を進めます。(水利権は未確認)

水源は、共同所有する山の麓の湧き水です。

湧出量は不明ですが、感覚的には毎秒数リットル程度です。

これを敷地の端まで導水しても、落差は十メートルに届かないと思います。

最大限に見積もって、水量を10/s、落差を10m、水車効率と発電機効率も100%としても1kW弱です。
実際には100W台(平均日発電電力量2kWh程度)になるだろうと思います。

これは、目標の1割にも届きません。

水利権と設備費を考えると、二の足を踏んでしまいます。


風の谷の水脈
(この山と林の間に小さな小さな川があります。この上流が「豊葦原中津谷」です)

次回は、風力発電について、検討する予定です。
 


今回は、風力発電です。

風力発電は、平均風速が6.5m/sを超える場所でなければ、採算が取れないとされています。
小型の風力発電機では、平均風速が9.0m/sが採算ラインになるとも言われています。

『豊葦原中津谷の城』の立地は、小さな谷あいにありますが、風は強くありません。

西からの微風が多く、霧も出やすい所です。

霧が出やすいことから分かるように、肝心の風が弱いのです。

ナウシカで描かれている『風の谷』とは大違いです。


風力発電機は、地上高が10m高くなると発電量が1割以上も増えるのだそうです。
見方を変えると、高い塔に発電機を取り付けないと、高効率を得られないということです。
ちなみに、定格発電力が2kWの場合、風車直径は約2mになります。
定格出力は、風速15m/s前後で絞り出すようです。
風速25m/s付近がカットアウト風速になっているようで、プロペラはフェザリング・モードになります。



『豊葦原中津谷の城』に最も近いAMEDASでは、ここ1週間に風速が5m/sを超えることはありませんでした。
実用的な風力発電は、諦めた方が良さそうです。




ですが、旧名称は『風の谷の生活』でしたから、技術屋の意地で風力発電を実現したいですね。


フォイトシュナイダープロペラを応用した縦軸風車を考えています。


フォイトシュナイダープロペラ



次回は、太陽光発電です。

今回は、太陽光発電です。



これが、本命となりそうです。

同時に、太陽熱温水器も併用する事を考えています。


太陽光発電で起こした電力で温水を作る場合と比較すると、効率がまるで違います。
ただ、電力と同様に、貯めておくことが難しいという問題があります。

この件は、別の機会に残しておきましょう。


太陽光発電ですが、『豊葦原中津谷の城』は積雪がほとんどない場所ですので、太陽光発電パネルは屋根に設置します。

面積は、建築面積の4割程度を考えています。

『豊葦原中津谷の城』は、鉄筋コンクリートのラーメン構造を考えています。

(鉄筋コンクリートだなんて、貧乏人伊牟田の考えとは思えませんね)

この場合、柱から柱までの間隔は7mです。

柱の太さは、間隔の十分の一ですので、0.7mです。

四隅に柱を配し、外壁を柱の外側に合わせると、7.7m四方となり、建築面積は約60㎡です。

半分の30㎡に太陽光発電パネルと太陽熱温水器を設置することを考えています。


太陽光発電と太陽熱温水器では、効率が大きく異なります。

効率に優れる太陽熱温水器で、給湯に必要な面積を優先させ、残りを太陽光発電に回す考えです。



光溢れる



太陽光は、1366W/㎡の力を持っています。
緯度と発電効率(20%)を考慮すると、150~270W/㎡程度の発電出力になります。
30㎡では、冬場の晴天で20kWh、夏場の晴天なら40kWhが期待できそうです。
ただし、日照時間は、概ね昼間の半分程度ですので、平均では、冬場で10kWh、夏場で20kWhくらいでしょうか。
更に、2割を太陽熱温水器に割くと、8~16kWhくらいになりそうです。

ちょっと必要量に足りないかもしれませんね。



次回は、蓄電です。
 

最後は、蓄電です。


自然エネルギーを活用する場合、蓄電は欠かせません。
特に、一般家庭レベルの小さなシステムでは、蓄電を無視してはできません。

また、電力会社の固定価格買取制度の条件に、蓄電を指定する場合もあるようです。

通常の自家発電とは異なり、自然エネルギー発電では、需要に合わせた発電ができないため、常に電力の過不足が生じている状態になります。

電力が不足すると、周波数や電圧の低下が起こり、接続している家電製品の不調や停止を起こすことになります。

一般には、この電力不足をカバーするために蓄電しておくとの認識が強いのではないかと思います。

ですが、電力が余ってしまう場合の方が面倒なのです。
余った電力は捨てることができないので、何らかの対策が必要になります。

それが、蓄電なのです。

 

太陽光発電では、日射量の変化に敏感に発電量が変化します。
また、季節変化も少なくありません。
そこで、月合計日射量の変化から太陽光発電電力量を推定し、月毎の電力需要との比較を行ってみました。

太陽光発電の年間変化

このグラフから分かるように、発電電力量は春から夏にかけて多く、消費電力は夏場と冬場に増える傾向にあることが分かります。
その結果、冬場には電力が不足することになります。
因みに、電力が余る春の発電電力を蓄電し、冬場に使うとした場合、年間の発電電力量の15%(ロスや自然放電は無視の場合)ほどを蓄電する必要があります。

一般家庭の電力消費量は約18.5kWhなので、必要な蓄電量は1000kWhにもなります。
これは、夏沢鉱泉の蓄電量の20倍にもなります。
設備の重量も、10t程にもなってしまいます。
とても、現実的な数値ではありません。

豊葦原中津谷の城では、10~20kWh程度を考えます。
これは、半日から一日分の電力消費量に相当します。
このあたりが常識的な範囲内だと思います。


次回は、豊葦原中津谷の城の電力消費量を推定してみます。


『豊葦原中津谷の城』の消費電力を考えてみましょう。


電力消費が最大になるのは、夏場です。

間取りは未定ですが、基本は総二階で容積は約300㎥です。
その半分くらいを吹き抜けで一階と二階を繋いだワンルームにしたいと考えています。
床面積に換算すると30畳くらいになります。

これを冷房(暖房は薪ストーブ)するのですから、普通のエアコンなら3台くらい必要です。
一階と二階にそれぞれ一台を設置する事を考えています。

その消費電力に耐える発電力が必要です。

また、IHレンジを使いたいと考えているので、消費電力は少なくないと思います。


一般家庭の電力消費は、18.5kWh/日だそうです。
オール電化なので、ガス使用量を電力に換算することにします。
一般家庭のガス使用量は、都市ガス換算で約1㎥/日だそうです。
エネルギーを基に電力に換算すると、約12kWh/日になります。
合計で、約30kWh/日程度です。

豊葦原中津谷の城の発電量は、この必要量には足りそうにないですね。
それなら、蓄電も一日分以下で充分でしょう。
夏沢鉱泉の蓄電量は48kWhでしたので、三分の一もあればいいでしょう。


まあ、電力の不足分は、電力会社から買うしかないですね。

発電だけ、それもアウトラインだけを考えてきました。

正真正銘の発電のみです。


実際には、これらの発電・蓄電システムを稼働させるためのソフトが必要です。

太陽光発電は普及しているので、蓄電まで含めた標準のソフトがあるはずですが、風力や水力まで含めた発電形態では、ソフトは専用となるはずです。
そうなると、ソフトだけでかなりの高額になると考えて良いでしょう。


一般家庭では、太陽光発電は設置場所が屋根なので、設置場所は戸建であれば問題になりません。

しかし、都市部の密集地では風力発電は場所の確保は不可能と言ってよく、風速からみた適地も滅多にないでしょう。

水力に至っては、渇水期に飲み水さえ制限を受ける場合がある都市部には、適地は存在しません。

ですので、数が出るのは太陽光発電のみであり、ソフト開発も太陽光発電のみが進むことになります。

 


たまたま、『豊葦原中津谷の城』は水力も風力も実現の可能性がありましたが、これは例外中の例外です。

その『豊葦原中津谷の城』でさえ、太陽光発電と太陽熱温水器くらいしか、実用レベルに届かないだろうと思います。



一口にエコと言っても、個人で行うにはハードルが低くないことが分かりました。

そう考えると、夏沢鉱泉の取り組みは、中々のものだと思います。

馬鹿げたタイトルで始めましたが、
原点回帰の意味で、自分自身に問い直してみることにしてみました。
 
このblogが目指す最終形というより、伊牟田勝美が描く理想の未来は何か?
実は、これがブレているような気がしているのです。
blog一言に「食糧自給率の向上を目指して」と書いているように、
このblogが目指す最終形は、食糧自給率100%の日本です。
 
ですが、
「それが伊牟田勝美の描く理想の未来か?」と問われると、素直に頷けないのです。
 
伊牟田勝美が描く理想の未来は、食糧自給率に留まらない!
それは確かなのですが、私の中のイメージは具体性に欠けています。
 
少し時間をかけて、考え直してみたいと思います。
 

このblogの最終形は、食糧自給率100%だと言いました。
でも、これも最終形かと問われると、❝NO❞かもしれません。
必要な食糧が妥当な価格で手に入るなら、食糧自給率はどうでも良いのです。
 
では、将来に渡って、必要な食糧が妥当な価格で手に入る状況が続くのでしょうか?
それは、難しいのではないでしょうか。
 
世界規模では、人口の増加、食生活の変化等の食糧需要の増大と、
地球温暖化、天然資源の枯渇等の食糧供給の減少で、食糧事情は悪化します。
日本では、食糧供給は既に不足しており、これに加えて生産農家の減少、
農産物自由化による農業の衰退、円安懸念等、食糧供給のリスクは高いと言えます。
 
 
このような背景に危機感を抱いて始めたblogなのです。
ですので、どこもかしこも、マイナス思考の内容になっています。
それを脱却するために、理想形を追い求めることにしたのです。
 

インドの南東にアンダマン諸島はあります。
その南西端に、北センチネル島は浮かんでいます。
この北センチネル島には、正体不明の住人が居ます。
 
イメージ 2
 
実は、この住人達は、極度の人見知りと言うべきか、人嫌いと言うべきか、とにかく外部の人間を寄せ付けないのです。
この島に近付こうものなら、それがヘリコプターであっても矢の嵐をお見舞いするのだそうです。
遭難等で漂着した人も無事で還ってきた人は居らず、それどころか、遺体の回収さえさせなかったというのです。
 
アマゾンも、ニューギニアも、コンゴ盆地も、もう文明人との接触がない未開人は居ないでしょう。
そう思うと、北センチネル島の住民は、最後の原始人なのかもしれません。
 
 
イメージ 1
 
上の写真は、「豊葦原中津谷」の航空写真です。
「豊葦原中津谷」に海があれば、北センチネル島と似ていると思いませんか?
ここで、生活をしようとしている私は、新しい原始人なのかもしれません。
 
なお、北センチネル島は、農耕を行っている形跡はありません。
そうなると、72km²しかない狭い島内で数十人以上の人々が生活できていることが不思議に思えてきます。
どんな生活様式なのか、興味は尽きません。
 

今日は体調が悪いせいか、思考が、ついついマイナス方向になってしまいます。

しかも、まるで白昼夢のように、
仕事で考え込んでいると「豊葦原中津谷」のことに思考が摩り替ってしまうのです。
それも、モロにマイナス思考です。
 
「豊葦原中津谷」を否定され、中止に追い込もうとする勢力と、
裁判で戦うことを思い浮かべてしまうのです。
(くるってしまったのかなぁ?)
法曹界に対して強い問題意識を持っているだけに、
裁判の様子を想像し始めると、マイナス思考はどんどん加速してしまうのです。
 
イメージ 1
 
さて、
裁判沙汰(なるはずもないが)になっても、「豊葦原中津谷」の目的を主張できるように
これを機に、「豊葦原中津谷」のテーマを再考することにしました。
 
大事なことは、
「豊葦原中津谷」の思想がぶれないようにすることだと思っています。
 「豊葦原中津谷」の第一の目的は、気象変化に対して確実に収穫を得るための施策です。
第二に、耕作放棄地の復活です。当面は着手できませんが・・・
第三に、外部からの種苗、肥料、農薬、エネルギの供給が立たれた場合の自立です。
第四に、冬季の水田の利用です。
 
 
原点回帰!
足元を見つめ直すべき時期かもしれません。

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