豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ: お知らせ

なんと、ブログ開設から今日で10周年です!

(まばらな拍手さえ、聞こえてこない・・)




ブログ開設は、大きな仕事が一段落した時でした。

それを機に、取れていなかった永年勤続の休暇を取り、医師から2年後に大腸カメラを受けに来るように言われていた検査を、2ヶ月遅れで受診したら・・・

そう。
癌が見つかったのでした。

大きな病院を紹介されて精密検査した結果、癌の診断が確定し、入院の調整、仕事の調整等で、結局、長期休暇は実質的に消滅してしまいました。

ブログ開設から10周年ですが、癌の10年生存まで、47日あります。
体調は良く、「100日後に死ぬワニ」でもあるまいし、残り47日くらいでは死にそうもないので、10年生存は確実でしょう。



さて、当ブログは、地球温暖化に伴う食糧危機に備えるため、食糧自給率の向上をテーマに、開設しました。

昨日は、一昨日のオスプレイ墜落事故の影響で、オスプレイの記事へのアクセスが増えています。
このような事態は、テーマに即した話題が減ってしまっているためと、反省しています。

近年、世界的にきな臭い話が増えています。
その影響からか、当ブログ開設当時からの予測のような食品価格の上昇が見られます。
政府は、食糧安全保障を軽視しているので、今後も、この状況が好転しにくいだろうと、危惧しています。




今後は、食糧事情に関連する情報を提供できるよう、改善していきたいと考えています。

そして、11周年では、まばらでも良いので、拍手が聞こえてくるようにしたいと思います。

G7の気候・エネルギー・環境相会合を前に、日本が作成した共同声明案に、他のG7国が難色を示しているそうです。

問題になっているのは、 石炭火力発電所の全廃時期に踏み込んでいないためだそうです。



現在、日本政府は、防衛力倍増に全力を注入しているので、地球温暖化対策を行う余裕がありません。

石炭火力発電を停止するために、石油火力発電やコンバインドサイクル発電の施設を建設する余裕は、どこにもありません。ましてや、次世代の原子炉開発や、再生可能エネルギーを活かすための充電方式の研究なんか、到底できる状況ではないのです。

今の日本政府にとって、優先事項は、防衛力倍増だけです。
他に、関心事はありません。
目指すところは、北朝鮮のような武力による安全保障と言論統制の国であって、地球温暖化対策を先導する先進国は、目指していません。

そんな日本の政策が気に入らないなら、G7から日本を外し、G6で活動してください。




日本は、アジアはおろか、東アジアの中でも小国になりつつあるのです。
一人当たりのGDPは、台湾や韓国に抜かれました。
今の成長率なら、2030年代のうちに、中国にも抜かれるでしょう。
日本より下は、北朝鮮だけになります。
論文数も、中国、韓国、台湾に抜かれています。
一人当たりGDPでも、論文数でも、たった5ヶ国の中で、下から2番目です。

ところが、日本政府は、その対策さえ実施する気はなく、防衛力倍増に邁進しています。



そんな日本の現状を変えたいなら、当ブログを御覧下さい。

特に、「2100年の日本のあるべき姿」を参照して下さい。

http://imutakatumi.officialblog.jp/archives/cat_288115.html

先日、10000アクセスを達成しました。

私が運営するブログでは、3度目の10000アクセス達成です。


一つ目は、Yahooブログで達成しました。
7年前のことです。
その後、Yahooブログ自体がサービス終了となりました。

二つ目は、当ブログのスピンオフブログで達成しました。
当ブログより後に開設しましたが、先に10000アクセスを達成しています。

今回は、3度目の達成です。




さて、10000アクセス達成の記念に、ネタを一つ書いておきます。




世の中には、『回文』というものがあります。
『回文』とは、頭から読んでも、後ろから読んでも、同じ音になる言葉です。

簡単な回文では、『トマト』です。
『新聞紙』も、「しんぶんし」ですから、回文になっています。
もう少し長いものでは、『この子猫の子』や『竹やぶ焼けた』等があります。


回文を好んで使う方もいます。
作家であれば作中の人名に使ったり、ペンネームや芸名を回文にしていたり、意外にディープな世界かもしれません。

例えば、『東風万智子』さんは「こちまちこ」と読みます。
漢字で回文になる方もいます。
例えば、香西かおりさんです。本名は、『香西香』だそうです。
『山本山』も、回文です。


もっと凝った回文をペンネームにしている方もいます。
西尾維新さんです。
一見、回文になっていないように見えますが、ローマ字表記すると、「NISIOISIN」となり、回文が現れます。


更に凝った回文には、逆再生しても、同じように聞こえるものがあります。
逆再生すると、母音と子音の並びが逆になるため、音が変わります。
例えば、「イカ」を逆再生すると、「秋」になります。
これは、ローマ字表記すると、わかりやすくなります。
先程の「イカ」は、「IKA」なので、逆順にすると「AKI」となります。

西尾維新さんも、ローマ字表記で回文でしたね。
でも、惜しいことに、日本語で発音すると、最後の「N」は、「ン」と発音するので、逆再生しても、「ニシオイシン」とは少し違って聞こえるだろうと思います。

逆再生でも、回文になる御名前はあるのでしょうか。
実は、皆様も御存知の方が、逆再生でも回文になります。
誰の名前が回文になるかは、もう説明の必要はないでしょう。





10000アクセスまでは、予想外に時間は掛かりました。Yahooブログの10000アクセスまでの約6倍です。
ですが、延訪問者数が10000に達したことは、嬉しいことです。

時間が掛かった理由は、色々あると思います。
そのあたりを反省し、今後に繋げていきたいと考えています。


参議院議員選挙が公示されました。
しばらく、政党に関係する発言は控えます。 


「ロシアのウクライナ侵攻から学ぶべきだ!」

そうですが、巷で叫ばれる学ぶ事柄が、あまりに単視眼的です。
視野が狭いと、見落としが多くなり、肝心な事柄にも気付かないことも起こります。

というわけで、当ブログ独自の観点から、学ぶべき事柄を洗い出してみようと思います。
なお、観点は、他国から日本を守る方法です。


世の中では、『敵基地攻撃能力』や『核武装』に頼る声がありますが、幻想に取り憑かれているように思います。
相手国が日本の能力をどう考えるのか、どう対処しようとするのか、欠落しています。
脅しをかければ怯むとは限りません。
むしろ、脅されれば、それへの対処を考えます。脅しが強ければ強いほど、それへの対抗は激しくなります。
それを考えないところは、低レベルです。

では、どうすれば良いのでしょうか。
基本は、専守防衛です。
脅されても、怯まず、堂々として、動かなければ良いのです。
同時に、開戦の口実を与えないことです。
その最先鋒が、平和憲法です。
つまり、「自国の安全のため」という定番の口実を使えなくするのです。日本は、他国に戦争を仕掛けることが、憲法で禁止されているので、この口実が使えないのです。
もちろん、防衛のための軍備は、備えておきます。
こうすると、日本に戦争を仕掛けると、世界から孤立しやすく、下手をすると撃退される可能性もあるのです。撃退されないまでも、長引けば、国内世論が変わります。

もう一つは、留学生を多く受け入れることです。
日本を愛着を持つ若者を増やしていくのです。
数十年後には、そういった若者が、国の中枢にも入っていくでしょう。そうなれば、日本を攻撃しようとする者を諫めてくれる可能性が高まります。



ここからが、当ブログ独自の内容になっていきます。
(前置きが長すぎる!!)


前述のように、日本が海外の留学生を多く受け入れるためには、日本が研究の場として、あるいは生活の場として、魅力的である必要があります。
留学先は、大学だけでなく、高校もあります。
現状では、高校への留学は、スポーツ留学が多いように感じますが、交換留学や語学留学等を多く受け入れる方法も、考えられます。
また、研修として、一般企業に受け入れてもらう方法もあります。
ただ、現状の研修制度では、単純労働が多く、日本を嫌いになるような労働環境です。

これらの受け入れ先が魅力的であるためには、日本が先進的でなければなりません。
教育現場も、企業も、相手国より先進的でなければ、留学生はやってきません。
これを実現するためには、研究費や教育費の予算を増やしていくことが大切です。
また、教育環境を整備し、あるいは教育方法の研究を行い、効率的で斑のない教育を行えるようにしたいところです。

余談になりますが、NHK(Eテレ)のサイエンスゼロで、4年前からナビゲーターを務めた小島瑠璃子さんは、科学のセンスを4年間で大きく成長させました。
当初は、ピント外れなコメントや質問が大半でしたが、最近は鋭い質問が非常に多く、テーマを深く掘り下げてくれます。
別人のような変化です。
元々「科学が好き」とは言っていましたが、そのレベルは理科離れを感じるものでした。
彼女からわかることは、本物の科学に触れれば、見識は高まるということです。
もちろん、彼女自身の努力もありますが、環境も大事だということです。
(先月で、サイエンスゼロを離れられました。私としては、残念です) 

閑話休題
先程の教育方法ですが、教育環境の改善は、大きな意味を持ちます。
例えば、小学校の内から、大学を訪問するのも、面白いでしょう。
研究分野の一端を見せ、大学生に質問させるのです。大学生が上手に説明できなくても、それは関係ありません。子供達が理解する必要はないのです。大切なことは、興味を持つことです。研究とは、『知る努力』なのだと、わかってくれれば、大きな成果です。

このような新しい教育方法を行い、その結果として、アジアのリーダーたる日本が存在すると知れば、各国から留学の希望者が集まります。
日本で、反戦教育が行われていること、人と人との協力を教えていること等を知れば、平和の尊さ、それを維持することの素晴らしさを知ります。
母国に帰り、日本の過去の悪行を教育するところを見れば、現実の日本との矛盾に気付き、母国の教育制度の歪みを知ります。
そして、そんな母国より日本を好きになります。
その人達は、日本を攻撃しようとは思わなくなります。日本が第三国から攻撃を受ければ、第三国への制裁に参加する勢力を形成してくれるはずです。
このようなやり方は、時間は掛かりますが、効果は大きく、結果的に両者のメリットになります。

案外、教育予算や教育方法の研究費を増額すると、金額当たりの安全保障効果は、軍備増強より高いかもしれません。


世界に、日本の理解者を増やすと同時に、日本は、中立性を高めていくべきです。
そのためには、海外への依存度を下げていくことが大切です。
つまり、輸出も輸入も、可能な限り減らしていくのです。
鎖国するのではありません。
経済的にも、食糧的にも、他国への依存度を下げていくのです。
気付いていない人が多いのですが、先進国は、食糧自給率が高いのです。
G7で言えば、アメリカ、カナダ、フランスは軽く100%を超えています。ドイツも、80%を超えていますし、イギリスやイタリアも、60%を超えています。
日本は、名目でも40%を切っており、飼料も含めれば、30%前後しかありません。
当面の安全保障対象国である中国は90%台、ロシアは100%を大きく超えます。
食糧安全保障の面では、最弱の国の一つです。
数ヶ月分の備蓄が切れれば、簡単に陥落します。国土には、1発の弾丸も撃ち込む必要はありません。封鎖すれば良いのです。それも、完璧な封鎖は必要ありません。食糧を運ぶ貨物船の半分程度を、公海上で拿捕するか、撃沈すれば済みます。
(輸入の経路を考えると、韓国や台湾もトバッチリを受けそうです)

タンカーを止めるのも、効果があります。
先進国は、エネルギーの自給率も高いのです。
G7で言えば、カナダは100%超、アメリカは90%台、イギリスとフランスは50%超、ドイツでさえ30%台です。
でも、日本は7%です。
エネルギー安全保障の面でも、日本は最弱の国の一つです。
軍備を増強しても、簡単に息切れします。
頼みの綱は、備蓄だけです。

下手に先制攻撃をしてしまえば、相手国に母国防衛の口実を与えます。攻撃されて、黙って引き下がる国はありません。
どんなに綿密に計画しても、必ず撃ち漏らします。その残存兵力を集めて、日本の海上封鎖を試みます。そして、持久戦に持ち込むのです。
自力のある国は、時間と共に国力を盛り返しますが、海上輸送路を一部でも破壊されると、日本は国力を失っていきます。食糧も、価格が高騰し、戦争より日々の食糧の確保が重要になります。当然、士気は下がります。
一方、相手国は、自国領土を先制攻撃されているので、士気は最高に高まります。最後の一兵まで、必死になるでしょう。
食糧もエネルギーも他国に依存する日本は、可能な限り、戦争を回避することです。自ら手を出すのは、愚の骨頂です。

最悪の事態を想定するなら、輸出入を最小限に絞るべきです。


では、どうするべきでしょうか。
簡単に言えば、当ブログのテーマとしてきたことを、実行に移せば良いのです。

当ブログのメインテーマは、食糧自給率の向上です。
本来の目的は、地球温暖化に備えるためです。
温暖化による食糧生産量の減少と、世界的な人口増加によって、食糧供給が不安定になった時、食糧自給率が低い国は、通貨安になり、益々、食糧難になります。
それを回避するために、今から食糧自給率を上げていくべきとの考えに基づいています。
結果的に、食糧安全保障の向上に繋がります。

当ブログの食糧自給率向上策は、個人の農業参加を促すことがベースになっています。
そのため、政策面では、提案は多くありません。
それでも、軍備だけを主張される方よりも、食糧に関する提案ははるかに多いはずです。


エネルギー安全保障の観点でも、関連するテーマを展開しています。

エネルギー自給率が低い要因は、化石燃料のほとんどを海外に依存しているからです。再生可能エネルギーは、国内で自給できる可能性が高いのです。
私は、原発再稼働派です。
ですが、原発の新規建設には反対です。
私の考えは、現存の原発で地球温暖化を1日でも遅らせ、その間に、再生可能エネルギーの弱点である発電量の増減を吸収する仕組みを確立することにあります。

それ以外では、都市鉱山の開拓です。
これからの話題で、当ブログでは本格的には触れていませんが、いくつか関連する記事があります。
日本国内には、大量に輸入した金属類があります。
これをリサイクルするのです。
これを実現するためには、製造過程から考えた設計が求められますが、検討する価値があります。

リサイクルが進めば、金属類の輸入も減ります。
結果的に、資源安全保障に繋がります。



さて、いかがでしょうか。
国の安全保障は、奥が深いことがわかったと思います。

軍備を増強したり、不戦条項を削除しても、ほとんど安全保障に寄与しません。
むしろ、相手に口実を与え、開戦の切っ掛けを生むだけです。
それよりは、私が提案する内容の方が、はるかに合理的でしょう。
この手法なら、地球温暖化対策も、同時に進められます。

食糧安全保障もエネルギー安全保障も考えないのは、兵站を考えないのと同じです。
敵基地攻撃能力や核武装のような正面装備ばかりに気を取られ、それを見て相手がどう思い、どう行動するかを考えないのは、戦略も戦術も持たないようなものです。

武装強化に突っ走れば、今世紀末の世界地図には、日本は消されていると思いますよ。

ホント!



・・で、表題の『ウクライナ侵攻で学ぶべきこと』の多くは、
当ブログに元々書いてあるということです!



 

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