豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

カテゴリ: 罵詈雑言

兵庫県知事が進退の判断を迫られる事態になっています。

このような知事に興味はありませんし、来月には、兵庫県知事選が告示されていることでしょう。



こんな強権的な知事が、今の関西圏には誕生しやすい下地があるように思います。
それなら、兵庫県内の主要な都市は、政令指定都市になって、県庁の影響を下げておいた方が、後々のためになりそうです。

兵庫県で、政令指定都市になれそうな筆頭は、姫路市でしょう。
実際、過去には加古川市・高砂市と合併して政令指定都市を目指そうとしていました。

次なる候補は、西宮市と尼崎市です。
両市が合併すれば、政令指定都市になれます。

この二つの政令指定都市が誕生すると、兵庫県の人口の6割以上が、神戸市を含む三つの政令指定都市に移ります。
政令指定都市には、基本的に県と同等の権限が与えられます。
政令指定都市になることで、兵庫県の影響から離れることができるし、兵庫県知事の権限が相対的に低下します。



兵庫県知事の進退問題にトドメを刺すなら、姫路市や西宮市等の政令指定都市への移行を話題にする手もあるのかなと、ふと思った次第です。



私は、『改正』の意味を、「正しく改める」と理解していましたが、政権与党の面々は、「都合良く改める」と理解しているのでしょうか。
政治資金規正法は、使い終わった金魚すくいのポイのような大きな穴が開いています。



麻生氏は、次のような発言をしています。

「民主主義にはコストが掛かるが、政治の道を志す若い人が資金不足で関われないということかあってはならない。
パーティをはじめ、広く薄く大勢の人から支援をいただくことが大事で、必要性を理解してもらえるよう粘り強く取り組んでいく。
将来に禍根を残すような改革だけはやってはならない」


発言を分解していくと、次のようになります。

A.民主主義(政治活動)にはコストが掛かる。
B.資金不足で政治に関われないことは、あってはならない。
C.広く薄く大勢の人から支援をいただくことが大事。
D.政治資金集めの必要性を理解してもらえるように取り組む。
E.将来に禍根を残さない改革を行う。


まず、Aですが、政治活動にコストが掛かるのはなぜか、考えていくべきです。
そして、必要なコストなのか、コストを下げられないのかを検討しなければなりません。

となると、現状の把握が重要になります。
2024年6月19日に成立した政治資金規正法改正では、政策活動費の公開が10年後になりましたが、現状把握を10年も先送りにすることになります。
麻生氏は、これをどう考えるのでしょうか。

麻生氏は、Dのように、政治資金集めが必要だとしています。
また、政治資金パーティ券の購入者公開の上限を下がる案に反対していたと、報じられています。
これは、「政治資金を誰からもらい、何に使っているのかを伏せたまま、金集めをさせろ」と言っているように受け取れます。
この考え方は、贈収賄にも繋がりかねないリスクをはらんでいます。

政治資金パーティ券の収入は、消費税は非課税です。
誰が寄付したかわからない。
何に使ったかわからない。
でも、消費税は非課税。
それは、ないでしょう。

国会議員は、月額100万円の文書通信費があり、非公開で使えます。
税制面で優遇措置を受けている以上、文書通信費や政策活動費は、随時、1円単位で公開すべきです。




Aの問題(政治に金が掛かる)が解決し、コストを掛けずに政治活動ができるようになれば、Bの問題は解決します。
Cも、金銭的な支援ではなく、政治的な支援が中心になるので、より民主的な政治になっていきます。
政治資金集めの必要性を説くより、政策の必要性を説いていくべきなので、Dも内容が変わってきます。




問題は、Eです。

将来の禍根とは何か、再確認したいところです。
政治資金を集めることが難しいなら、何が問題になるのでしょうか。
政治活動が難しくなるのでしょうか。

もし、お金が無いだけで政治活動ができないのなら、当然、野党議員も困るはずです。
確かに、支持母体から政治資金が提供される政党も、複数ありますが、それ以外の野党も、与党案に反対していました。
そもそも、政党助成金があり、公費で政治活動を支援しているのです。

また、小選挙区制なので、選挙区が小さく、費用も掛からない選挙制度になっています。
それでもコストが掛かると言うのなら、小選挙区制を廃止し、全議席を比例代表制にすれば良いのです。
そうすれば、個々の選挙区を持たなくなるのて、選挙区での政治活動はなくなり、国政のみを考えた政治活動になるはずです。
(小選挙区制は自民党に都合が良いので、小選挙区制の廃止には反対するはず)


政策活動費の公開を先延ばしにしたり、企業団体献金を継続するのは、政治家が自由に使えるお金の確保のために見えます。
であれば、「将来に禍根を残さない」の『禍根』とは、政治家だけに関係するように思えます。




日本は、間接民主制です。
議員は、国民の代表であり、国民の代理として政治を行います。

であるなら、議員がどんな活動をしているのか、その活動にどんなコストが掛かっているのかを、国民は知る権利を持つと同時に、監視する責任があります。
だからこそ、政治資金も、国民が監視できる仕組みが必要なのです。


今回の政治資金規正法の改正は、それとは別の方向性を持っているように思えます。

連座制は、見送られました。
トカゲの尻尾切りは、これまでと同様に可能です。

政策活動費は、10年間は隠匿できます。
その間に、再改正すれば、非公開のままにできます。
政権与党は、今さえ乗り切ればどうとでもできると、考えているのでしょうか。




日本は、間接民主制なので、次の選挙で、国民は評価を下さなければなりません。
それをしないなら、自ら民主主義を手放すことになります。

来年の国政選挙には、是非、投票をしてください。


以前、伊藤大海選手の身長が『176m』と誤記されていたと、話題になりましたね。
これは、単純に『c』を書き漏らしただけのものでしょう。
他の選手の身長の単位は、正しく『cm』となっていたので、うっかりミスでしょう

でも、お臍があっち向いてホイしている伊牟田は、これをネタに、「空気に浮かびそう」との分析をしました。
〈リンク→
https://imutakatumi.officialblog.jp/archives/44737456.html 〉


さて、先日、殿堂入り確実と言われるイチロー氏について、「小さな体格にも関わらず、素晴らしい活躍をした」旨のネットニュースを見掛けました。
記事の内容には異論はないのですが、イチロー氏の身長を『5インチ11フィート』と記述してあったので、引っ掛かりました。
「インチ」と「フィート」を入れ替えてしまった単純な間違いなのですが、単位の悪魔こと、伊牟田は噛み付きます。

ヤードポンド法の1フィートは約30.48cm、1インチは約2.54cmで、12インチが1フィートです。
一般に、大きな単位である「フィート」を先に、「インチ」を後に書きます。
多くの媒体で、イチロー氏の身長は「5フィート11インチ」と紹介されています。
これを、「5インチ11フィート」(約180cm)と誤記したようです。
これって、「1メートル80センチ」と書くべきところを、「1センチ80メートル」としてしまったようなものですよね。
単純な間違いかもしれませんが、かなり強烈な間違い方です。

さて、イチロー氏の身長ですが、「5インチ11フィート」を換算すると、約348cmになります。
「イチロー氏は、小柄な体格にも関わらず素晴らしい活躍をした」とする記事でしたから、この間違いは痛いですね。



それにしても、メディア関係者は、単位に対しての感度が低いですね。




因みに、イチロー氏の身長は、180cmです。
日本人としては、大柄な方です。
実際、ドラマ『古畑任三郎』に殺人犯役(!)で出演された時、古畑(演:田村正和)がイチロー(演:イチロー)の大きな体格に驚くシーンもありました。
王貞治氏(177cm)、長嶋茂雄氏(178cm)よりも大きいのです。

とは言うものの、MLBの平均身長は、187cmだそうです。
イチロー氏の180cmも、日本国内の164cmの男性のような感覚だったでしょう。



イチロー氏の実績は、本当に凄いですよね。

MLBでの通算3089安打は、NPB記録の3085安打(張本勲氏)をも超えます。
日米通算119本の三塁打は、NPB記録の115本(福本豊氏)を超えます。
日米通算2078得点と日米通算5883塁打も、NPB記録の1967得点と5862塁打(共に王貞治氏)を超えています。
そして、MLB記録であるシーズン262安打は、84年ぶりの記録更新でした。
今後、数十年は破られることのない記録でしょう。

身長が「5フィート11インチ」だとしても、「5インチ11フィート」だとしても、凄い記録であることには間違いないでしょう。

日本国憲法の欠陥は、何でしょうか?

特に近年、話題になるのは、第9条でしょう。
特に、第2項の戦力不保持でしょう。
この項が、自衛隊の存在と整合を取ることが難しいため、自衛隊が設立された頃から、問題となってきました。


でも、憲法第9条第2項が欠陥なのでしょうか。
仮に、自衛隊を作っていなければ、第9条第2項を欠陥だと言って良いでしょう。
この条文があるから、自衛隊を作れないと言えます。

ですが、現実に、自衛隊はあります。
常識的に考えるなら、自衛隊法は、現行憲法下で作られたのだから、自衛隊は合憲でなければなりません。
合憲なのだから、第9条に自衛隊を明記する必要はありません。


もし、違憲だとするなら、70年間も違憲状態にあったにも関わらず、数十回の改正が行われてきたことになります。
違憲の法律が、違憲状態のまま、改正を繰り返してきたことになるのです。
これでは、憲法なんか、有形無実になってしまいます。

現行憲法の致命的な欠陥は、違憲法制を審査できないことにあるのです。


日本国憲法にも、違憲審査に関わる一文はあります。
憲法第81条です。
ただ、最高裁判所が終審裁判所であることを、明記しているだけです。
立法の合憲/違憲判断を、どう告発し、どう審査するのか、何も書かれていません。
それ故、違憲の疑いが、70年も続くのです。


もし、憲法を改正するのであれば、最初に、ここを見直すべきです。
ですが、自民党の改正草案は、ここを現状のままとしています。


日本国憲法の特徴として、憲法に規定されていない事柄は、比較的自由に立法できます。
だから、立法に対する違憲審査の手続きの法整備をすることは、現行憲法下でも不可能ではないと思います。

自民党の改正草案は、環境保護の条文が追加されていますが、過去に、環境保護において、憲法が問題になったとの記憶はありません。
また、現行憲法下において、環境保護の立法がなされています。
少なくとも、「国は、国民と協力して、国民が良好な環境を享受することができるようにその保全に努めなければならない」との条文が必要な事例があったようには思えません。

これを加えるくらいなら、違憲審査の改正の方が、遥かに重要です。それでも、改正案には、違憲審査に関わる新たな条文はありません。
このことから、政府・自民党は、違憲審査能力の向上を不要と考えていることが推察できます。




正直なところ、自民党の改正草案は、政権与党の都合を詰め込んだように見えます。

憲法は、為政者の施政に制限を設け、暴走を防ぐ役割を持っています。
自民党の改正草案は、憲法が持つ制限を弱め、為政者の自由度を高める方向に見えます。


為政者の、為政者による、為政者のための改正に見えます。

この改正草案で、改正されたなら、日本国憲法は、欠陥が大幅に増えそうです。


古い話になりますが、「170cm人権問題」なんてのがありましたね。
当ブログでは、過去にも書いていますが、ちょっとオマケを書いておきます。


『170cm人権問題』とは、某女性が「身長170cm未満の男性には人権はない」と言ったとして、非難の声が上がった事件です。
私は、オヘソが「あっち向いてホイ」をしているので、「人権がないのは、170cm未満の男性か? 170cm以上の女性なのか?」と、エクセントリックな分析をしました。

路線こそ違いますが、今回も、エクセントリックな解釈をしてみようと思います。




当ブログを丹念に読まれている方は、お気付きかと思いますが、私は自動車が好きです。

その自動車ですが、設計する際、『タイル』という単語が出てきます。
正確には、『パーセントタイル』で、想定されるユーザーの体格を表します。

国産メーカーでは、次のような基準が用いられます。
(他にもありますよ)

JM95・・日本人男性の95%がこれ以下となる体格
JF05・・日本人女性の 5%がこれ以下となる体格
AM95・・米国人男性の95%がこれ以下となる体格
AF05・・米国人女性の 5%がこれ以下となる体格


JM95は、日本人男性の95パーセントタイルで、日本人男性の95%は、これより小柄であることを示しています。
書くまでなく、『J』はJapan、『M』はMale(男性)を指します。
もちろん、『JF』の『F』は、Female(女性)です。


上記は、身長と体重等、様々な基準がありますが、ここでは身長だけを見ていきます。



JM95は、日本人男性で小柄な方から95%が含まれる体格です。
つまり、この基準より大きい男性は、20人に1人しかいないことになります。
JF05は、日本人女性で小柄な方から5%が含まれる体格です。

自動車メーカーでは、JM95からJF05までの体格を想定して、シートやペダル、スイッチ、レバー類の大きさや配置を設計します。
輸出車では、AM95まで想定します。
逆に言うと、メーカーは、このサイズの外の体格は、考慮していないことになります。


さて、JM95からJF05のサイズは、どれくらいの比率なのでしょうか。

仮に40人学級なら、JM95からJF05に収まらないのは、1番大柄な男の子1人と、1番小柄な女の子1人だけです。残りの38人は、この基準の中に収まることになります。
となると、クラスで1番背が高くて格好いい男の子は、自動車メーカーから無視されていることになりますね。
クラスで1番小柄で可愛い女の子も、自動車メーカーは無視しているようです。




では、上記の4種類のパーセントタイルの身長は、具体的にどれくらいなのでしょうか。

本来は簡単に答えられるのですが、JM95だけ、変なのです。
なので、JM95以外を記載します。

JF05・・・146cm
AM95・・・187cm
AF05・・・152cm


ここで、JM95の身長を見てみると、175cmとなっています。

ヤケに低くないですか?

JM50(平均値)は170cmで、JM95との差は、5cmしかありません。
AM50は、176cmです。AM95との差は、11cmもあります。

JM95は、偏差値で66.4です。
JM95が175cmなら、標準偏差は3cmほどになります。これは、私の記憶している標準偏差の半分くらいです。

もう少し調べてみると、JM95を182cmとするものがありました。

厚生労働省の2016年のデータでは、30~49歳の平均身長が最も高く、171.5cmです。この年齢層の95パーセントタイルは、181.0cmとなっています。
また、平均と標準偏差(5.5cm)から逆算した95パーセントタイルも、180cmです。

これらから、本来のJM95は、180〜182cmくらいになりそうです。
どうやら、身長175cmのJM95は、古い時代(戦前or戦後直後)の基準のようです。


ちなみに、175cmは、現在では75パーセントタイルに相当します。

175cmが95パーセントタイルになる年齢層は、65〜74歳です。
2016年のデータなので、現在の年齢は73〜82歳になります。日本の食糧事情が最も悪い時代(1942〜1951年頃)に生まれ、苦労された人々です。



さて、身長180cm以上の男性は、一般には人権は確約されている印象ですが、実は、JM95超になるので、身の回りの品々は、使い勝手が悪くなります。
特に、昭和の時代に作られた物は、古い時代のJM95(身長175cm)で設計されているはずなので、180cm以上の長身男性は、5cm以上も低い身長に合わせて屈むしかありません。

キッチンは、女性のサイズで作られているように感じます。
JF95で設計しているなら、想定身長の上限は167cmです。古い時代の基準なら、160cm以下を想定していたはずです。

180cm超の料理男子には、中々の苦痛でしょう。
料理男子として知られる速水もこみちさん(身長185cm)や、馬場裕之さん(身長181cm)は、古い家のキッチンでは、かなり苦しいだろうと思います。

実際、昔の180cm超の男性は、立てば頭をぶつけ、座れば膝をぶつけ、寝れば布団からはみ出したのです。
今でも、電車の扉の縦のサイズは185cmしかないため、180cmを超える人は、頭をぶつけることがあります。
男性の靴でも、靴底の厚さは2、3cmありますから、182cmを超えると頭をぶつけるし、180cmを超えると髪は擦ります。
2000年頃までは、扉の高さは182cmだったので、180cmなら頭を確実にぶつけていました。

2000年以前なら、イギリスのホテルでも、「6ft(183cm)以上の男性は、ダブルベッドに斜めに寝てください」というのがあったそうです。



これらを考えると、日本に住む限り、180cm以上の男性には、人権はなさそうです。

逆に、男性の170cm以下は、JF05より低い場合はほとんどないので、日常生活で困ることは滅多にないでしょう。
女性の170cm以上も、ほとんどはJM95を超えないので、頭をぶつけるようなことはないでしょう。





声を大にして言いましょう!

180cm(JM95)超の男性には、人権はない!!



男性の180cm超の身長は、孔雀の飾り羽根のようなものですね。
女性への訴求力はあっても、実際の生活では苦労が尽きないのです。
そう考えると、「170cm以下の男性に人権はない」と言った女性の知能は、もしかすると孔雀のメスと同レベルなのかもしれませんね。




ちなみに、海外に住む場合でも、アメリカなら187cmを超えると、人権はなさそうです。

現在、アメリカで活躍中の大谷翔平選手(193cm)も、人権はありません。
もし、大谷翔平選手が人権を得ようと思ったら、オランダへ移住することを勧めます。
オランダ人男性の95パーセントタイルは、193cm前後のはずです。
ただ、八村塁選手(203cm)は、地球上では人権を得られる国はないようです。
川合俊一氏(195cm)も、地球上で人権を得られる国はなさそうです。

なんて、馬鹿なことを書きましたが、身長で人権は決まりません。
当たり前です。
ただ、大きすぎると、日常生活で不便を感じることが増えるのは、事実です。




180cm超の男性と同様に、146cm未満の女性も、人権はなさそうです。
男性からは可愛いく見えても、本人は、手が届かない、人に囲まれると何も見えない等の不便があるのです。



ちなみに、170cm人権問題の発信源となった女性の身長は、150cmなのだとか。
そうであれば、もしかすると、御本人も人権がないかもしれません。

近年、日本の自動車市場の縮小により、日本人の体格を軽視する方向にあります。
例えば、以前ならJF05を下限としていたのですが、近年ではAF05(身長152cm)を下限とする場合もあると聞きます。
であれば、150cmの身長は、国内の自動車メーカーからも無視される存在と言えます。

まぁ、余分な中傷はするべきではないですね。(私を含めて!)





えっ?
私ですか?

私は、かなり微妙な立ち位置にいます。
私は、サイズも能力も、±1.5σの範囲外にあります。良くも悪くも、平均から外れているのです。
プラス側に外れていることも、マイナス側に外れていることあります。
とにかく、平均では語れない人間です。

95パーセントタイル(及び5パーセントタイル)は、±1.64σなので、私が生き残れるとしたら、1.50〜1.64σの隙間しかない?


ですが、これ以上は個人情報になるので、控えさせていただきます。

悪しからず。






【2025年10月16日 追記】

この時は、「180cm以上には、人権はない!」と言っていましたが、どうやらユニクロは違うようでした。
ジーンズの股下サイズを78.5cmに統一したようです。
股下78.5cmを逆算すると、身長175cmに相当します。
裾上げはできますが、下がることはできないので、身長175cm以上の人は、ユニクロのジーンズを店頭で買うことはできなくなりました。(裾の長い商品は、ネット販売のみだそうです)

ユニクロでは、身長175cm以上の人権を奪ったようです。



愚痴は、スピンオフ・ブログにも書いています。

https://ameblo.jp/imutakatumi/entry-12938055723.html




2023年4月6日に宮古島沖で発生した陸自ヘリ(UH60JA)の墜落事故の調査報告が、2024年3月14日に公表されました。

内容を要約すると、次のようなものでした。

【経緯】
15時54分44秒 :高度330m
  ・右エンジンのロールバックが始まる
15時55分04秒 :高度330m
  ・右エンジン出力なし(直線的に低下して、停止)
15時55分21秒 :高度310m
  ・左エンジン出力の低下が始まる
15時55分24秒 :高度300m
  ・エンジン制御を自動から手動にするか、相談。
  ・右エンジンの緊急操作に入るか、相談。
15時56分00秒頃:高度約100m
  ・緊急操作に入るか、最終確認。
15時56分09秒 :高度95m
  ・フライトレコーダが停止。
  ・左エンジン出力、約半分。
15時56分13秒 :墜落!




【原因】
両エンジンの出力低下。

(1)右エンジンの出力低下
ロールバックが発生し、20秒で出力ゼロになった。
ロールバックの原因は、燃料配管の詰まり、エンジン制御装置への空気配管の詰まり等が考えられるが、原因は不明。

(2)左エンジンの出力低下
右エンジンの出力低下の始まりから40秒後に、出力低下が始まり、墜落時には半分程度まで低下していた。
エンジン本体の故障、制御装置の故障、操縦士の誤操作が考えられるが、原因は不明。


【対策】
(1)機体の点検
燃料配管と空気配管を中心に、点検を強化。

(2)発生時の対処の訓練
ロールバックを、注意事項に追記。
オートローテーション訓練の強化。

(3)発生後の対策
膨張式フロートの装備。
フライト・データ・レコーダへのビーコンの追加。



さて、これで問題ないのでしょうか。

私は、スピンオフ・ブログにおいて、長々と指摘しています。
スピンオフ・ブログの該当記事へのリンク

それを要約すると、次のようになります。


【経緯に対して】
2023年5月に公表されたボイス・データ・レコーダの内容が、今回の調査報告に含まれていない。
フライト・データ・レコーダに記録されている速度等の情報も、省略されている。


【原因に対して】
左エンジンの原因追求が甘い。
特に、オートスロットルの状態は、明確になっていない。


【対策に対して】
特別点検から数時間しか飛行していない機体が墜落したのだから、点検の強化で解決できるのか、疑問がある。
事故は、片エンジン停止、片エンジン出力低下で墜落したのに、両エンジン停止時を対象にしているオートローテーションの訓練強化では事故を防げない。

なお、事故後の対策は、有効。




事故原因について、もう少し見てみましょう。

【右エンジンのロールバックの原因】
過去に起きたロールバックでは、エンジン制御ユニットの加熱によって起きた疑いがあるそうです。
防衛省の「空気の配管の詰まり」の「配管」とは、エンジン制御ユニットへの空冷用の配管を指すと思われます。この配管は、おそらく単なる導風管と思われるので、特別点検の項目に含まれていないかもしれません。
であれば、特別点検から日の浅い時期にロールバックが発生したことも、説明できそうです。


【左エンジンの出力低下の原因】
次の条件を満たすなら、オートスロットルのオフ(手動)が原因と考えられます。

条件1:誰かがATの切操作を行ったか、右エンジン異常で自動的にATがオフになる。
条件2:操縦士は、ATがオフになっていることを知らなかった。
条件3:FDRに記録されたエンジン出力は、トルク計と回転数から算出されている。

※AT :オートスロットル
※FDR:フライト・データ・レコーダ


エンジンの出力は、以下の式で表されます。

 P=2πTn/60

 P:出力 (W)
 T:トルク(Nm)
 n:回転数(rpm)

このように、トルクと回転数の積で算出できます、
出力を直接的に計測できないが、グラスコクピットであれば、トルクと回転数から算出して表示できるはずです。
通常、スロットル開度を一定にすると、トルクはほぼ一定(2、3割の変化はある)です。
なので、出力は、ほぼ回転数の変化に比例します。


上記の条件を満たすとして、左エンジンの出力低下から、墜落までを辿ってみましょう。

15時55分21秒
  ・オートスロットルがオフになった?
  ・出力が足りず、ローターの回転数が低下が始まる
   ローター(エンジン)の回転数の低下で、出力も低下
15時55分25秒頃
  ・機体の降下でローターの負荷が減り、回転数の低下が収まる
15時55分45秒頃
  ・コレクティブ・レバーを引いた?
  ・機体の降下率が減少する。
  ・降下率を減らすため、ローターブレードの仰角を増やした。
  ・ローターブレードの抗力が増えて、ローター回転数が減少した。
  ・エンジン回転数も減少するので、出力が低下した。
15時56分09秒
  ・ローターブレードが失速?
15時56分13秒
  ・墜落


上記のように、概ね、左エンジンの出力低下を、説明できます。
昨年5月公表のボイス・データ・レコーダには、「高度を維持しよう」との会話がありますが、55分45秒頃の会話だとすると、繋がります。

唯一、説明できないのが、左エンジンの出力低下(55分21秒)の始まりが、オートスロットルをオフにする相談(55分24秒)より、3秒早い点です。
ただ、何らかの要因で55分21秒にオフになっていたのなら、矛盾しません
現時点で、オートスロットルの状態は明らかにされておらず、疑問が残っています。




【提案する再発防止策】

(1)オートスロットルが自動的にオフになる場合

・自動的にオフになる条件を明確にする。
・異常時のチェックリストに、オートスロットルの確認項目を追加する。
・片肺飛行のシミュレータ訓練に、オートスロットルがオフの時を追加する。
・コクピット・リソース・マネージメントの訓練を強化する。



(2)オートスロットルを誰かがオフにしていた場合

・片エンジン停止時の手順を見直す。
・片肺飛行、かつオートスロットルがオフ時のシミュレータ訓練を強化する。
コクピット・リソース・マネージメントの訓練を強化する。
・コクピット・クルー全員でのシビア・アクシデントのシミュレータ訓練を行う。




【対策を検討するポイント】

オートスロットルがオフになると、スロットルを手動でスロットル操作をしなければなりません。

ヘリは、足で方向(アンチトルク・ペダル)、操縦桿で前後左右の傾斜(サイクリック・スティック)、コレクティブ・レバーで上下を調整します。
オートスロットルがない時代は、コレクティブ・レバーのグリップで、バイクのようにスロットルを調整していました。
オートスロットルをオフにすると、昔のように、グリップでスロットルの調整をすることになります。

単発のヘリなら、グリップ一つで良いのですが、UH60JAのような双発のヘリでは、2基のエンジンをそれぞれスロットル調整しなければならないので、スロットルも二つ必要になります。
双発ヘリのスロットルは、グリップを前後に2分割するタイプと、天井から吊り下がるレバー式の2種類があるそうです。
どうやら、UH60JAは、天井から吊り下がるスロットルレバー式のようです。
通常、ヘリの操縦は、右手がサイクリック・スティック、左手はコレクティブ・レバーを握っているので、スロットルレバーの操作は、非常に難しいことがわかります。
仮に、グリップ式のスロットルでも、双発ヘリは、グリップの前半分が第一エンジン(左エンジン)、後ろ半分が第二エンジン(右エンジン)なので、コレクティブ・レバーと同時に操作するのは、簡単ではありません。
スーパースタリオン(CH-53E)のような3発ヘリや、Mi-12のような4発ヘリになると、グリップにスロットルを付けることは不可能です。

このように、オートスロットルをオフにした際の双発ヘリの操縦は、かなり難しいことが素人にもわかります。


再発防止を考える上で、事故時のオートスロットルの状態は、重要なのです。
実際、オートスロットルについての会話が公開されています。
ですが、最も重要なオートスロットルの状態は、公開されていません。

仮に、オートスロットルの状態がフライト・データ・レコーダに残されていないとしても、オートスロットルがオフになっていた可能性は無視できないので、それに即した対策は、再発防止として有効と考えています。







【結論】
個人的な結論です。

(1)右エンジン

〈原因〉
・原因はわからないが、エンジン制御ユニットの冷却不良が疑わしい。

〈対策〉
・エンジン制御ユニットの冷却配管の点検を強化する。



(2)左エンジン

〈原因〉
・オートスロットルがオフになった可能性が高い。

〈対策〉
・オートスロットル・オフ時の訓練を強化する。
・コクピット・リソース・マネージメントの訓練を強化する。



(3)不時着水

〈対策〉
・膨張式フロートを装備する。





以上で、まとめを終わります。

是非、防衛省の事故調査と比較してください。



最後に一言。

私が関心があるのは、事故の真因と、それに基づく再発防止です。
責任の所在なんかには関心はなく、UH60に乗務する自衛隊員と国民の今後の安全を確保することです。
そこにしか、関心はないことを、念の為、最後に書いておきます。


裏金問題を受けて、何人かが政治倫理審査会に出席を決めたようです。
出席理由は、「説明責任を果たしたい」としています。

この説明では、言葉足らずですね。
本心を隠すためなのでしょうか。



政治倫理審査会への出席を決めた方々は、皆さん、非公開を希望しているそうです。
非公開になると、一般人はもちろん、国会議員も見ることができないそうです。
となると、に説明するつもりなのでしょうか。


共産党の党首選考と同じで、政治倫理審査会での説明も、同じレベルで密室ですね。
スピンオフ・ブログでは、散々、共産党の党首選考を批判してきました。
自民党の裏金問題は、共産党の党首選考よりも密室にしてはならない案件です。

準備ができたら、スピンオフ・ブログに、喧しく書いていこうと思っています。



私は、政権交代を希望しています。
ですが、自民党に代われる政党を知りません。

野党が元気になるのは、自民党の不祥事の時くらいしかありません。
政策で、「なぜ、我々の議案を議論できないのか、論理的に説明しろ!」くらいの発言をしてほしいのですが、いつも対案のない批判ばかりです。

当ブログが書いているような、2100年にあるべき日本の姿を考え、その理想に近付くために、今、何をすべきなのかを訴えていくのも、野党が目指す方向性になるはずです。
若い世代は、付いてくると思います。



自民党の不祥事を追求することも大切ですが、方向性を持った政策を打ち出し、弱体化した自民党に代わって、日本を導いてほしいところです。

まぁ、期待は全くしていません。

でも、ナワリヌイ氏の「プーチン以外に投票しよう」の「プーチン」を「自民党」に置き換え、次の選挙に臨むつもりです。


旧・統一教会の推薦を受けて選挙を戦ったとされる盛山文科大臣に、不信任決議案が出されました。
ですが、自民、公明、維新の反対で否決されました。

この不信任に反対するとは、極めて甘い判断に見えます。



通常、刑事事件等の捜査では、事件関係者の刑事は捜査から外されます。
裁判でも、検察官も、裁判官も、弁護士さえ、事件関係者が関わることはありません。

ですが、大臣は、例外なのだそうです。

「既に、旧・統一教会とは絶縁している」としていますが、本人の口頭のみの説明にすぎません。
それに、旧・統一教会の推薦を受けたのは、2021年の衆議院選挙なので、その時の選挙で当選して得た現時点の立場は、旧・統一教会が関係していることになります。
正々堂々とやるなら、一度、国会議員を辞任し、やり直し選挙で出直すべきです。
比例による復活当選なので、辞任した場合は、当選者の繰上げが行われ、出直し選挙にはなりませんが、覚悟として、旧・統一教会の推薦を受けずに、次の選挙で当選してから、大臣をやり直すべきでしょう。





私は、過去の不信任案について、ブログでコメントしたことはありません。
不信任決議案の根拠が弱く、態々ブログに書くほどではないと考えていたからです。

ですが、今回は、違います。
宗教法人の解散請求において、被告側に関係があった人物が、原告側のトップで指揮する立場にあるのです。
そんなことは、世間の常識から逸脱しており、無視できませんでした。

殺人犯の友人が、その裁判で検察官として法廷に立つとしたら、いくら「被告とは絶縁している」と言ったとしても、まともな裁判になるとは信じられないでしょう。
盛山文科大臣の不信任決議案を否決したのは、被告の友人を検察官として法廷に立たせるべきだと、主張しているようなものです。
馬鹿げています。




逆から見ると、旧・統一教会との蜜月は、解消されていないようにも見えます。

旧・統一教会と関係があった議員を多く抱える党は、不信任の否決に回りました。
また、旧・統一教会との関係では、教会の会合への出席のような浅い関係性もありますが、盛山文科大臣の場合は、教会から推薦状を受け取っており、関係が深いと言えます。
「絶縁した」との口頭の説明では納得できるような関係ではないのです。

だからこそ、不信任案の否決が、旧・統一教会との関係が切れていないように見えてしまうのです。



日本の政治は、益々、信頼を失っていきそうです。


「歴史は、なぜ学ばなければならないのか?」

この問いの答えは、次のようになるでしょう。

・人類が過去に蓄積してきた英知を明らかにする。
・過去の事実を掘り起こし、過去を読み取る。
・これらから、現代社会を生き抜く智慧を見つける。

歴史を学ぶことを、「過去と現在の対話を実践する」と表現される識者もおられます。



簡単に言えば、「過去の経験をこれからに活かす」ために、歴史を学ぶということです。
主として、過去の失敗を反省し、同じ失敗を繰り返さないように活かしていく学問です。

ある意味、対極にあるのが、『歴史認識』かもしれません。
歴史認識は、政権が認識している歴史であるため、政権に都合が良い解釈をします。
そのため、2ヶ国間で歴史認識が一致することは稀です。

また、対象となる時間は、精々近代以降で、現代も含まれます。
日本についての歴史学の対象が過去1500年間とするなら、歴史認識の対象は最近の100年ほどが主となります。

時間軸では1割にも満たない期間について、政権の都合で「歴史はああだ、こうだ」と言うのが、歴史認識です。
そこには、過去の反省も、未来への提言も、存在しません。
目的は、如何に政治をするか、政権を維持するかであって、政治力学の世界なのです。



歴史学は、過去を根拠に基づいて検証します。
だから、人文科学なのです。

科学なので、意外にも理系とも通じる部分があります。
どちらも、根拠に基づいて検証します。
そして、根拠の全てを公開し、多くの人からも検証を受けます。
反論の出しようがないところまで、大勢で徹底的にチェックします。

個人や、同種の考えを持つ人々だけに支持されるものではなく、誰もが納得せざるを得ない論理的な説明と証拠を積み上げていくのが、科学です。



面白いのは、歴史学と天文学が、似た方向性を持っている部分があることです。

SETI(地球外知的生命探査)、あるいはSET-t(地球外技術探査)は、地球外の知的生命(科学技術)を探すことを指します。
学術的に探すので、UFO宇宙人説のような「地球の技術ではないから宇宙人の乗り物だ」といった短絡的な説明ではありません。
証拠を積み上げて、検証していきます。


「なぜ、地球外の知的生命体を探すのか?」
知的生命体の探査の目的の一つは、人類の未来を知るためでもあるのです。
人類より進んでいる知的生命が見つかれば、その知的生命は、人類が歩むであろう未来を、既に経験していることになります。
もし、人類より進んでいる知的生命か見つからないなら、何らかの理由で絶滅しているか、高度文明が成長できなくなる可能性を示唆します。

簡単に言えば、他人の歴史を学ぶようなものです。
だから、歴史学との共通点があるのでしょう。




私個人は、ガチガチの理系人間です。
なので、学生時代は、文系科目は嫌いでした。
でも、国公立大学は、文系科目も必要なので、勉強はしていました。
元々、勉強が嫌いなのに、その中でも嫌いな科目なんか、はっきり言って、嫌々ながら勉強していました。

ただ、年齢を重ね、視野が広がってくると、文系の科目も、面白くなってきました。
歴史とSETIの関係なんか、学問的には似ていませんが、目的が似ているなんて、ホント意外で面白いですね。

関東在住者に「東京以外で首都に相応しい道府県は?」と問うたところ、以下のようになったそうです。


全213票

17位( 1票) 福岡県、鳥取県、山形県、三重県、広島県、宮崎県、岐阜県、沖縄県
14位( 3票) 長野県、山梨県、岡山県
10位( 4票) 兵庫県、栃木県、宮城県、茨城県
 9位( 6票) 静岡県
 8位( 8票) 埼玉県
 7位( 9票) 群馬県
 5位(10票) 北海道、愛知県
 4位(14票) 千葉県
 3位(26票) 京都府
 2位(48票) 大阪府
 1位(49票) 神奈川県


0票 鹿児島県、熊本県、大分県、長崎県、佐賀県
   高知県、徳島県、香川県、愛媛県
   山口県、島根県
   和歌山県、奈良県、滋賀県
   福井県、石川県、富山県、新潟県
   福島県、秋田県、岩手県、青森県


見事に、ローカル色が出た結果と言えます。

首都圏の7県(首都圏とする場合は関東に山梨県を含む)は、全て複数票が入っていますが、栃木県より人口が多い新潟県は、1票も入っていません。
山梨県より人口が多いのに選から漏れた県は、18県もあります。
都道府県別の魅力度ランキングで常に下位を占める埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県も、この調査ではベスト10に入っています。
逆に、魅力度ランキングの上位の奈良県、長崎県、石川県は、1票も入っていません。

かなり強烈なローカル色です。



でも、今回は、ローカル色を問題にしているのではありません。

首都の遷都論に一石を投じようと・・・と言うほどでもないのですが、表題のように、佐賀県に首都を移す案について、考えようと思っています。

「馬鹿げた話」と思いながら、お付き合いください。




佐賀県は、魅力度ランキングで我が埼玉県と最下位争いを繰り広げる県です。
今回の調査でも、当然のように1票も入りませんでした。

ですが、首都を遷都する際に、有利な地形を持っています。

三大都市圏は、奥行きが深い湾と、広い平野を備えた地形です。
東京湾と関東平野、伊勢湾と濃尾平野、大阪湾と大阪平野。
特に、湾の広さは似ていて、東京湾は約1400km2 、伊勢湾は約1700km2 、大阪湾は約1400km2 です。
有明海も、似た広さで、約1700km2 です。

佐賀県は、筑後平野の一角を成しており、この点でも三大都市圏との類似点があります。


さて、佐賀県へ首都を遷都するにあたり、交通機関が弱いのが問題になりそうです。

まず、空路です。
佐賀空港は、滑走路が1本で、誘導路さえありません。
効率的に多くの便を捌くことができません。
幸い、誘導路用と思われる敷地が確保されているので、誘導路を増設できます。
滑走路長は2000mですが、東側へ500m分の敷地が確保されていて、2500mまで拡張できそうです。
それ以上の拡幅も、周辺の田畑の買収や遠浅の海を埋め立てで、用地の確保は可能です。

ここで、別の視点から、空路の確保を考えます。
元々、佐賀空港は、福岡空港のバックアップの性質があります。
佐賀県に首都を置けば、立場は逆転し、福岡空港が、佐賀空港のバックアップになります。

首都圏には、羽田空港、成田空港、茨城空港があり、滑走路は計8本あります。
佐賀空港を2本に拡幅し、福岡空港を使っても、計3本にしかなりません。
そこで、長崎空港もバックアップに加えることにします。


空路を拡充するためには、福岡空港や長崎空港との便を良くする必要があります。
その根幹を成すのが、西九州新幹線となります。
大村空港と新大村駅を専用道路で繋ぎ、自動運転バスを運用するのも、面白いでしょう。

ですが、西九州新幹線が現状のままでは、機能しません。
西九州新幹線を長崎本線沿いに建設し、新鳥栖駅に繋ぐ必要があります。
佐賀空港ルートや北部ルート(通称)では、機能しません。
ただし、佐賀空港と佐賀駅を繋ぐ、モノレール等の大量輸送手段が必要になります。

長崎空港では、自動運転バスとしていましたが、佐賀空港ではモノレールとしています。
この差には、航空自衛隊大村基地の存在があります。
長崎空港と本土を繋ぐ道路は、大村基地の進入路を横切ります。
そのため、様々な制限が掛かります。
特に、高さの制限は厳しくなるので、高架が大原則のモノレールは建設しにくくなります。
もちろん、海底トンネルを掘れば良いのですが、通常の鉄道より建設費が安いことが特徴のモノレールを、建設費が高い海底トンネルで通すのは、本末転倒になります。
佐賀空港は、飛行場に伴う制限がないので、建設費が安いモノレールが有利になります。



続いては、陸路になります。

道路は、日本初のクローバー型ジャンクションの鳥栖ジャンクションかあり、佐賀市も、北部を長崎自動車道が通っています。
現状でも、大きな不満はありません。


鉄道は、在来線は複線になっています。

実は、九州の県庁所在地の内、長崎市、大分市、宮崎市、鹿児島市は、本州まで在来線で移動する場合、途中に単線区間があります。
鹿児島市は、新幹線で複線化されていますが、長崎市は、新幹線を用いても、武雄温泉駅から江北駅(旧肥前山口駅)までの在来線が単線です。
その点、佐賀市は在来線がしっかりしています。

問題は、新幹線です。
新鳥栖駅には、九州新幹線があるし、武雄温泉駅から長崎駅も、西九州新幹線が開通しています。
ただ、新鳥栖駅から武雄温泉駅までは、ルートさえ決まっていません。
前述のように、長崎本線沿いに建設する案もありますが、建設費を抑えるなら、佐賀駅-新鳥栖駅間のみを建設するのも、一案でしょう。
中途半端なやり方ですが、元々、西九州新幹線は、後先を考えず、若しくは前例主義で作ったので、気にするほどの問題ではありません。
東京と千葉の間も新幹線は無いので、佐賀に遷都するとしても、長崎まで新幹線を作らなければならない理由はありません。
建設の口実を作るとしたら、長崎空港から新大村駅経由で佐賀駅へのアクセスですね。

首都機能を建設する場合、官庁を建設するための用地が必要になります。
佐賀市周辺には、農地が広がっています。特に、佐賀空港周辺は、農地しかありません。
もし、佐賀空港周辺に官庁を建設したなら、農地を転用することが可能です。
ならば、西九州新幹線も、佐賀空港付近を通すことで、交通網が充実します。
唯一、高速道路は不便です。
なので、佐賀空港から柳川市の南部を通り、九州自動車道のみやま柳川IC付近に繋ぐのも、一案だと思います。



いつものことながら、長々と書いてしまいました。

西九州新幹線のルート選定をする際、こんなアイデアもあります。
もちろん、政府は、提案されても無視するでしょう。
逆に言えば、西九州新幹線に対する期待感や必要性も、その程度だと言えます。

私自身、佐賀県が遷都に適しているとは、考えていません。
最大の弱点が、港湾施設です。
確かに、東京湾や大阪湾に似ていますが、遠浅に加えて干満差が大きく、港湾施設を建設するのには適していません。

話のタネとして、読んで頂ければ、それで充分です。







追伸

さて、我が埼玉県ですが、埼玉県民に「本当にダサい関東の都県はどこか?」を聞いたところ、以下のような結果になったそうです。

 7位 神奈川県   8票
 6位 東京都   20票
 5位 栃木県   25票
 4位 千葉県   26票
 3位 群馬県   65票
 2位 茨城県  136票
 1位 埼玉県  220票


この自虐ぶりが、埼玉県民の懐の深さでしょう。

でも、裏では、首都になることを狙っているのかも。


『翔んで最玉 〜琵琶湖より愛を込めて〜』が封切られました。


タイタン号の事故以来、とにかく、『爆縮』、『爆縮』と、嫌になるくらい聞かされました。

あれは、圧壊 で す!

爆縮は、爆発力を用いて高温高圧を作り出す技術として知られています。

タイタン号の事故では、「水圧によって一気に高温高圧になったから、爆縮で間違いない」との意見もあるでしょう。
ですが、その現象は、『断熱圧縮』と呼びます。
爆縮は、『断熱圧縮』を起こす手段の一つです。

タイタン号では、気泡の一つ一つの中で、一時的に断熱圧縮が起きたと思われますが、それをもって『爆縮』と呼ぶことはできません。


タイタン号の事故では、おそらく、チタン製リングとカーボンファイバー製耐圧殻との境界か、カーボンファイバー製耐圧殻自体の破壊から、崩壊が始まったと思われます。
そして、耐圧殻が壊れ始めた瞬間から、途轍もない勢いで浸水したと思われます。

もし、浸水がないままに上下から潰れたと仮定すると、空間は、厚さ数mm程度しか残されません。
この段階まで、浸水がないとは考えられません。
破壊が始まるのと、ほぼ同時に、激しく浸水したはずです。 
猛烈な圧力が掛かっているので、浸水の水流は、人体をも切り刻むような激しいものだったはずです。
また、圧壊は激しい現象なので、水が耐圧殻内に噴き出すようなものではなく、水塊の爆撃を受けるようなイメージです。
水圧から見ると、耐圧殻の内部全体が負圧になっているので、浸水は筋状ではなく、爆発的に広がったと思われます。
こんな状態で、断熱圧縮が長く続くとは思えません。


一般には、タイタン号の事故から、「爆縮」が使われ始めましたが、報道の中にも「圧壊音」が出てくる場合もありました。
例えば、アメリカ海軍が探知した音は、当初は「圧壊音」と報じられました。
おそらく、アメリカ海軍発の情報なので、最初に情報に触れたのが、軍事に詳しい方だったのではないかと想像します。
であれば、その情報に触れる前から、潜水艦で使われる「圧壊深度」や原爆の起爆に用いられる「爆縮レンズ」といった用語を知っていた可能性が高く、「爆縮音」ではなく、「圧壊音」として伝えたのでしょう。
(その後、「爆縮音」と変わっていきましたが・・・) 

私も、「爆縮」も、「圧壊」も、「アッガイ」も、以前から知っています。
(「アッガイ」は、ファーストガンダムに出てくるジオンのモビルスーツの一つ)
ついでに言うと、断熱圧縮も、昔から知っています。
だから、タイタン号の沈没で、「爆縮」を使うことに、不満を感じています。
同じように、これらの用語を以前から知っていた方々も、私と同じように思っているのではないでしょうか。

有名な実験YouTuberも、「爆縮」と言っておられますが、その内容を拝見すると、タイタン号の事故前は「圧壊」を知らなかったことが伺えます。だから、「爆縮」を抵抗なく受け入れられるのでしょう。
でも、「爆縮」と言うくらいなら、「断熱圧縮」と言った方がマシかもしれません。
(意訳かもしれないが、意味は近くなるかも)



私が何でも知っていると言うつもりは、全くありません。
また、何もかも知っておくべきだとも、言うつもりはありません。

例えば、総理大臣が「不退転の覚悟」と言った時には、解散総選挙か、辞任しなければならないそうです。この言葉を使ったが、解散総選挙に持ち込めなかったために、辞任に追い込まれた総理大臣も、過去にはいます。
でも、「不退転の覚悟」という言葉に、そんな意味があるとは、私は知りませんでした。
(私の名前は『海部』ではありません。念のため)


メディア関係者が、科学系の用語が苦手なのも、理解します。
ただ、私のような個人とは違い、マスメディアとして多くの人に情報を提供するのですから、「知らなかった」では済まされません。
何らかの対策を、講じていくべきです。

ところが、メディアは、理解できていない用語を振り翳し、関係者を追及することがあります。

福島原発事故では、メルトダウンを『全炉心溶融』と誤解したメディアが、関係者に「メルトダウンを認めろ」と詰め寄りました。
関係者は、メルトダウンの本来の意味である『炉心溶融』を既に認めていたので、「既に申し上げたように、炉心溶融は起きているものと・・」と答えていました。
はっきり言って、全炉心溶融でも、部分炉心溶融でも、事態の深刻さは五十歩百歩です。
自動車事故で言えば、炉心溶融はどの段階でも全損です。全炉心溶融と部分炉心溶融の違いは、自動車事故なら原型をとどめている部分があるか、完全に原型が失われているかの違いです。
だから、メルトダウンは、炉心溶融全般を指すのだと思います。
でも、その違いを理解せず、メルトダウンの意味さえ取り違えて、関係者の追及に使ったのです。
お粗末を通り越して、問題です。


このような問題が起きる背景には、メディア関係者の姿勢があると思われます。
メディア関係者には、頭の良い方が多いように思います。
だから、一般の人々に教えなければならないと考え、あるいは、関係者が隠蔽している事実を引き出して、白日(人々)の下に晒さなければならないと、頑張ってしまうのでしょう。

でも、能力の限界は、弁えておくべきです。
謙虚になれば、事実だけを報じるようになるし、聞き覚えがない用語は、専門家に確認して正しく使うようになるはずです。



過去にも書いているように、メディアに対して厳しく言うのは、政権監視能力を失って欲しくないからです。
第三者の立ち位置で、脚色なく事実を伝えてほしいからです。

今、スピンオフブログでは、「日本のジャーナリズムの特異性」と題して、日本のジャーナリズムの問題点を書いています。

リンク↓

もし、ジャーナリストの方が、このブログを御覧になっているなら、是非、御一読ください。
おそらく、腹立たしい内容だと思いますが、それは痛いところを突かれている証拠と考えて頂ければ幸いです。


来年度の概算要求が発表されました。
110兆円の総額の大きさも問題ですが、これ以外にも、額を決めない事項要求が大幅に増えています。
過去に例を見ないような大増額になりそうなのです。



「無い袖は振れない」

本来なら、収入を超える支出は、出せるはずがありません。
税収は、70兆円ほどでしかありません。
これを超える分は、赤字国債で賄うことになります。
国債の償還費が25兆円ほどあるので、それを新規国債で置き換えるとしても、95兆円を超える分は、赤字国債で埋めることになります。

来年度は、赤字国債の発行残高が、20〜40兆円くらい増えることになるのでしょう。


「赤字国債は、『円』が国際通貨だから、『円』を発行すれば問題ない」と言う人もいますが、『円』を発行しても、その引き取り手がいなければ、崩壊します。
現に、『円』がダボついて、円安が起きています。




10年前のブログ開設当初から、「食糧自給率の向上」をテーマにしてきました。
食糧難に備えることを目的として、このテーマを選定しています。

食糧難になる要因として、気候変動、世界人口の増加、財政悪化による円安等を上げています。
これらの要因の中で、最も急激で、対応が困難なのが、円安です。
国債の売り浴びせによる財政破綻、その先の円安は、数分で起きる可能性もあります。
なので、対応は不可能に近いのです。

だから、当ブログでは、財政破綻を防ぐために、増税もやむを得ないと、してきました。
同時に、財源を科研費や教育に回し、将来を支えるように言ってきました。
一方で、人口減少は許容し、最終的に6000万人程度で落ち着くように、少子化対策を進めることを主張してきました。
人口は減っても、科研費や教育に力を入れるので、一人当たりのGDPを倍増することで経済規模を維持し、国債の償還を進めていくのです。


ところが、現政権も、野党も、当ブログの考えとは逆方向へ向かっています。
彼らは、未来のビジョンもなく、目先のことだけに拘っています。

政府は、2030年代半ばには、最低賃金を1500円/時間まで引き上げると言っていますが、意味がなくなるかもしれません。
今年は、全国平均で1004円/時間となりましたが、ドル換算では、6.9ドル/時間です。そして、食糧輸入を考えると、この数値の方が遥かに重要なのです。
2030年代半ばのドル円相場が217円/ドルより円安なら、この最低賃金を達成しても、生活水準は低下していることになります。
「200円台なんか、なるわけがない」と思うかもしれませんが、12年前のドル円相場は76円/ドルでした。
今とは、約70円の差があります。
217円/ドルも、今とは70円ほどの違いです。
12年後に217円/ドルになっていても、不思議ではありません。
円高になる要素は見当たりませんが、急激な円安は可能性があります。
217円/ドルどころか、もっと円安になっているかもしれないのです。
 

このような視点から、我々は政府・与党や野党の政治家の発言を、吟味していかなければなりません。
そして、それを選挙の投票に反映しなければ、意味がありません。

この国が自滅することのないよう、監視していきましょう。


国立科学博物館が、収蔵品の維持管理のための資金を捻出するため、クラウドファンディングで資金提供を呼びかけました。

幸い、開始1日で、目標の1億円を達成し、まずは一安心です。



国立科学博物館は、数回、訪れたことがあります。

入館すると、私は、まずフーコーの振り子を見に行きます。
そして、振れている方角を確認します。
あちこちを見学した後、最後に、フーコーの振り子を見るのです。
そして、振れている方角を、改めて確認します。
これが、私の基本ルートです。

興味深い展示は数多くありますが、地球館3階の剥製の展示は、その量に驚きます。
それでも、剥製や標本の多くは、実は展示されていないそうです。



国立科学博物館の存在意義は、私のような一般市民への教育・啓蒙の他に、研究者への資料の提供もあります。
国立科学博物館等の博物館は、国民の財産であり、科学の礎でもあるのです。

ならば、国立なのだから、国が管理運営をしていかなければなりません。
そう考えると、なぜ博物館がクラウドファンディングをしなければならないのか、納得できません。
なぜ、国が支援しないのか、文科省から、その理由を聞かせてもらいたいところです。




昨今の政府は、武器の購入には夢中ですが、博物館運営のための僅か1億円さえ、ケチるようです。
政府は『技術立国』を目指すようなことを言いますが、これじゃあ無理でしょう。
 
国立科学博物館でさえ、こんな扱いなのだから!




【追伸】
国立科学博物館のクラウドファンディングは、本年11月5日まで行っています。



「赤字国債を発行し続けても、日本は財政破綻しない」と言い切る人がいて、驚きます。

ちょっと考えれば、破綻することは、簡単にわかります。




GDPと同額の赤字国債を発行し、それを全国民に配るのです。
そうすれば、国民は働く必要はなくなります。

「誰も働かなくなれば、ライフラインや物流が止まってしまう」
御心配なく。
赤字国債を発行して、そのお金で外国人を雇えば済むのです。

赤字国債を発行し続けても日本は破綻しないのなら、こんなことが可能なのです。

電気も水道もガスも電話も教育費も医療費も、全て無料です。
電車もバスも飛行機も船もタクシーも、全て無料です。
住居費も無料ですし、お城を建てても赤字国債で賄えば良いのです。
食品も酒もタバコもガソリンも、無料です。
車も、高級車を買い放題です。
自家用ジェットも、自家用ヨットも、好きなだけかえるのです。

必要なだけ、赤字国債を発行すれば良いのです。
財政破綻しないのですから、好きなだけ赤字国債を発行すれば良いのです。
そうすれば、贅沢三昧できるのです。


でも、本当にそうなのでしょうか?

本気で、「赤字国債を発行し続けても、日本は財政破綻しない」と信じているなら、なぜ国内の全料金の完全無料化を、政党は公約に掲げないのでしょうか。




「赤字国債を発行し続けても、日本は財政破綻しない」ための条件として、『円』が変動相場制を採る必要があるそうです。

変動相場制なので、日本の財政状況が悪化すると、円安方向へ進んでいきます。
赤字国債を発行しまくる国の通貨『円』は、ガンガン円安方向へ進んでいきます。

日本は、国民が生きていくために必要な食糧やエネルギの大半を、海外から輸入しています。
地球温暖化や人口爆発によって、地球全体の食糧事情は、悪化していくことが懸念されます。
その中で、日本は食糧を輸入しなければならないのです。
財政破綻を免れたとしても、弱い『円』では、食糧は輸入できません。




「赤字国債を発行し続けても、日本は財政破綻しない」とする根拠は、「赤字国債を日銀が買って『円』を発行し続ければよい」との、馬鹿げた発想によるものです。

でも、日銀は、政府の債権(赤字国債)を肩代わりしているだけです。
通貨『円』が、日銀の商品です。
日銀は、好きなだけ『円』を生産できます。
ですが、大量に生産すれば、だぶついてきます。すると、他の通貨から相対的な価値が下がっていきます。
この性質を利用したのが、アベノミクスです。
アベノミクスも問題でしたが、それを極限まで進めれば、『円』は暴落します。

仮に、赤字国債による財政破綻を免れることができたとしても、『円』は暴落し、食糧もエネルギも、輸入できなくなります。
国内的には財政破綻ではなくても、国際的には財政破綻と同等です。




「無制限の赤字国債の発行は、極端だ」との反論は、当然、あるでしょう。
でも、「赤字国債を発行し続けても、日本は財政破綻しない」との考えとは相容れないことを、認めなければなりません。

赤字国債の発行には限界があるのです。
当たり前のことです。

むしろ、赤字国債を減らそうとしないのは、無知、かつ非常識です!




赤字国債の発行には限界があります。
これを認めた上で、次の議論へと進みます。


まず、「赤字国債の発行限界は、どこにあるのか?」です。

それには、明確な根拠が示されなければなりません。
なぜなら、日本の経済情勢や国際情勢、自然災害等の要因で、発行限度は変化すると考えられるからです。

様々な要因を睨みながら、赤字国債の発行額を抑制することになります。
それをしないなら、目隠しで崖に向かって突っ走るようなものです。


次は、「発行限界まで発行して良いのか?」です。

赤字国債を限界まで発行した後に、大きな自然災害や戦争に巻き込まれたなら、復興にも、応戦にも、通常の財源しか使えないことになります。
本来は、赤字国債は、このような有事に、緊急避難として発行するものです。
平時に、GDPの2倍の累積債務を抱えていること自体、あり得ないのです。

もう一つ、考えなければならないのは、限界は、状況で変化することです。
赤字国債を発行した時点では限界ないだったとしても、その後の情勢の変化では、限界点が下がり、結果的に限界を超えてしまうことも、あり得るのです。
例えば、日本の経済が失速して、GDP成長率がマイナスになったなら、負担できる累積債務も減り始めます。
なので、十二分に、余裕を持っておかなければなりません。


これ以外にも、莫大な赤字国債は、外交上の弱点になり得るため、日本を揺さぶるために利用される恐れもあります。

例えば、仮想通貨での取引を増やしていくと、『円』を含む従来型通貨の価値が相対的に低下します。
その対策として、中央銀行による赤字国債の買付限度を設定するような、国際条約を提案してくるかもしれません。
当然、日本は調印できません。

いくらでも、日本を標的にした戦略は組めるでしょう。




アメリカは、連邦政府の債務上限が定められています。
アメリカは、債権大国でもあります。
それでも、GDP比では、日本の半分ほどです。

この手の話をすると、「日本国債の多くは、国内で保有しているから大丈夫だ」と言われます。
でも、総額に占める割合での話で、絶対額のGDP比では、アメリカと大差ありません。
また、日本は、国債の半分を中央銀行が保有する歪な構造であり、自国通貨とセットで、人質に出しているようなものです。片方が狂えば、共倒れになりかねません。


アメリカは、債務超過にならないように、制限があります。
日本も、赤字国債の発行には国家の議決が必要ですが、赤字国債の発行に反対する政党が、事実上、存在しないため、極めて危険な状況にあります。
その上、「赤字国債を発行し続けても、日本は財政破綻しない」と信じている政治家までいるので、日本は、滅びの道を進み続けています。




2100年。
日本は、世界地図には残っていないかもしれません。

「実験の失敗を批判するな」との声が多いのですが、私は失敗の内容に懸念を持っています。



燃焼実験は、来年度中の実証機打ち上げを目指しているイプシロンSの2段目用エンジンだそうです。


私の思い違いでなければ、固体燃料エンジンのはずです。
先日、北朝鮮が発射に成功した弾道ミサイルと同じタイプのエンジンです。

このエンジンは、一度、点火すると、途中で停止できません。
予定では、119秒間の燃焼予定でしたが、57秒で爆発しました。
爆発した時点で、ほぼ半分の固体燃料を残していたことになります。

爆発した原因は、わかりません。
ただ、屋根が吹き飛んでいることから、モーターケースが破裂した可能性が考えられます。
ケースが破裂したのなら、設計を大きく超える内圧が掛かったのか、設計通りの強度を持っていなかったかのどちらかでしょう。

今回のエンジンは、推力向上型だそうです。
推力を上げるには、噴射口の口径を広げるか、噴射圧を上げるかが考えられます。
設計上で、どこかに問題があったのかもしれません。
それならば、心配はしません。
実験してみないとわからないこともあるので、実験の失敗も次の糧になるでしょう。

もし、設計に問題はなかったとすると、品質管理の問題が浮かび上がってきます。
使われている素材に欠陥があったり、例えば溶接部に欠陥があったり、更にレベルが低く、ねじ止めすべきところをしていなかったといったものが考えられます。
(JAXAは、厳しくチェックしているので、このレベルとは思えませんが・・・)
あるいは、設計変更すべきところを見落としていたとしたら、問題でしょう。



北朝鮮が打ち上げに成功した火星18型は、実験失敗に終わったイプシロンSの2段目の1/3程の規模のようです。
ですが、北朝鮮のロケット開発能力は、日本に肉薄するところまで来ているように思います。

北朝鮮は、国を挙げて開発を急いでいます。
日本は、防衛費が最優先で、科研費は削減方向です。
JAXAは、宇宙防衛もあって、予算はマシな方でしょうが、JAMSTECは予算が厳しいようです。
唯一、北極航路の開拓のため、極地調査船の計画が進んでいます。(代わりに、調査船が2隻消えそうです)


今回のエンジン試験の失敗の背景に、予算の削減が隠れているなら、日本の未来は暗いと思います。

こんな調子が続いたなら、北朝鮮が民主化して朝鮮半島の統一がなされた時、日本は東アジア最貧国に堕ちることになりそうです。



国を発展させるには、まず教育です。
次に、高い教育を受けた国民を、様々な分野で活かすことです。
その結果、子供達は未来に夢を描き、国の新たな活力となります。
JAXAの実験失敗が、つまらないミスではないことを願っています。


タイタニック号見学ツアーは、2023年6月18日朝(日本時間の18日夕)、『タイタン』は潜水開始したようです。
ですが、潜水開始から1時間45分後の水深4000m付近での通信を最後に、連絡がつかなくなりました。
通信途絶時の位置ですが、海底までの半分ほどの地点で通信途絶との情報もありますが、時間から見て3000〜4000m付近と考えられます。
そして、現地6月22日に、『タイタン』と思われる残骸が発見されました。


さて、オーシャン・ゲート社の深海観光潜水艇『タイタン』について、わかった範囲の要目を記しておきます。

要目:
・最大潜水深度:4000m
・サイズ   :6.7×2.8×2.5m
・重量    :10432kg
・最大積載量 :685kg
・速度    :3ノット
・スラスター :4基
・生命維持時間:96時間(5名)


危険性は、以前から指摘されていたようです。


まずは、ハッチでしょう。

厳密な意味でのハッチは
無く、出入りは、ハッチ相当の穴が用意されていて、これを塞ぐ蓋をボルト(ナット?)で固定するのだそうです。
もちろん、水圧は外から加わるので、貫通穴は付けられません。なので、蓋の固定は、船の外側からしかできません。

私は、学生時代に、実験装置のガラス製覗き窓が破裂する現場に、居合わせたことがあります。
大学院生が設計し、業者に委託して作らせた代物でした。
この覗き窓のガラスが、加圧試験中に、設計より遥かに低い圧力で破裂しました。
この原因は、締付け圧力のアンバランスと推定されました。
(破裂したことを受け、覗き窓は断念されました)

ハッチをボルト締めの蓋で代用すると、毎回、全てのボルトを正しいトルクで締め付けなければなりません。
それを怠れば、歪みを招きかねず、危険です。
また、他の部分より金属疲労が起こりやすいのも、確実でしょう。

私の経験は、内圧が掛かる装置でした。『タイタン』のハッチは、外圧が掛かります。
内圧と外圧の差は大きいのですが、バランスよく締め付けなければならない点は、共通の注意点です。


ニュースでも話題になっていますが、覗き窓の強度不足が指摘されています。

『しんかい6500』の窓は、外側の面積と、内側の面積では、10倍くらい違います。
アクリルガラスの形状は、円錐台になっていて、水圧の9割をガラス面から圧力殻に伝える設計になっています。

これに対して、『タイタン』の覗き窓は、円錐台の形状は採るものの、角度が急で、ただの板に近い形状になっているように見えます。
測ったわけではありませんが、外側の面積と内側の面積の差は、2倍か3倍程度に見えます。
「1300mの水圧にしか耐えられない」との話も、頷ける造りです。


気になる点は、耐圧殻の形状です。

JAMSTECで運用されている『しんかい6500』の耐圧殻は、直径2mの球形です。
『しんかい6500』の前身である『しんかい2000』も、耐圧殻は球形でした。
内圧でも、外圧でも、球形が最も強度が高いのです。
内圧の場合は、真円度が低くても、圧力が真円度を補正する方向に力が働きますが、外圧の場合は、曲率の大きい部分に対して曲率が大きくなる方向に圧力が働くため、真円度は極めて重要になります。
数年前、『しんかい6500』は改修を受けたのですが、耐圧殻の真円度が建造当時の状態を保っていることが確認されています。

『タイタン』では、耐圧殻の両端は半球状ですが、その間に円筒部分があります。
内容積を確保するためのものと思われますが、軸方向の曲率は無限大となるため、剛性上の弱点になります。
また、球状の耐圧殻は、二つの半球を溶接するので、溶接の長さは球体の円周で済みますが、中に円筒部を追加するとと、溶接の長さは2倍になります。
しかも、半球同士の溶接とは違い、半球と円筒では、溶接の熱の影響の出方に差が出てしまい、歪みが残りやすくなります。
また、円筒部は鋳造ではなく、板を曲げて溶接していたかもしれません。そうであれば、真円度は低下するし、溶接部は弱点になるので、益々厳しくなります。

最大潜水深度が『タイタン』の半分の『しんかい2000』でも、耐圧殻は球形でした。
ハッチといい、耐圧殻といい、「舐めとんのかぁ」(関西弁)と言いたいくらいです。



米海軍の極秘音響探知システム(SOSUSのこと?)が、タイタンの潜水開始から数時間後に、潜水艦の圧壊音と思われる音を、捉えていたそうです。

打音の可能性がある音が捉えられたとのニュースがありましたが、個人的には疑問に思っていました。
乗員が生存していて、かつ浮上できない状況を、私は想像できなかったからです。


一般的な深海潜水艇の浮上は、鉄製のバラストを放出して行います。
バラストは、電磁石で固定されているので、電源を切るだけで、バラストは切り捨てられ、潜水艇は浮上します。
軍用の潜水艦のように、バラストタンクに空気を放出してタンク内の海水を排水することは、水圧が高いため極めて困難です。なので、鉄製バラストを用いるのです。

『タイタン』も、おそらく同じ仕組みだったと思われます。
ならば、電源が落ちても、必然的に浮上します。
浮上時の通信手段を持っていたのか、知りませんが、視野が精々数十mしかない海中とは違い、数kmは視界が広がる海上なら、発見は容易になります。
大規模な捜索にも関わらず、発見できていなかったことから、浮上できていなかったことが推定され、浮上できないトラブルだったことが推定できました。


浮上できないトラブルとしては、バラストの切り離しができないとは考えにくいことから、バラストを切り離しても浮上できない状況を考える必要があります。

まず、海底に着底してしまうと、艇体の下からの水圧が掛かりにくくなり、浮上しにくくなる場合があります。
ですが、深海潜水艇を着底させることは、基本的にありません。
万が一、着底してしまっても、乗員の体重が効くので、艇体を揺らすことで脱出できる可能性が高いと思われます。

他には、タイタニック号に接近しすぎて、索具等に引っ掛かって浮上できない状況が考えられます。
ただ、よほど接近しなければ、このような事態は起きないし、タイタニック号の索具は腐食が進んでいるので、『タイタン』を捕らえて放さない可能性は高くないと推定できます。

では、『タイタン』が浸水し、バラストを切り離しても浮上できない状況は、あるでしょうか。
『しんかい6500』の浮上用バラストは、600kgもあります。
『タイタン』は、『しんかい6500』の4割ほどの重量なので、浮上用バラストも200kgはあるはずです。
ならば、200kg分の浸水が起きるまで、浮上は可能です。
短時間の内に200kg分の浸水が起きたなら、浮上できる/できないの問題ではありません。
水深4000m付近の水温は2、3度で、氷水と同じ冷たさです。そんな海水が浸水してくれば、低体温症で動けなくなり、最終的に溺死することになるでしょう。
溺死を免れても、耐圧殻を叩き続けることは、至難の技でしょう。

そもそも、激しい浸水が起きるほどの亀裂ができたのに、耐圧殻が耐え続けるとは思えません。亀裂によって圧力を分散できなくなるので、一気に圧壊してしまうと思います。


このように、浮上できないが、打音を出し続けられる状況は、中々思い付きません。
もちろん、絶対に有り得ないと断言できるほどのものではなかったので、生存に期待を残していました。

打音の可能性もあった音ですが、別の音だった可能性が高いでしょう。
捜索隊は、かなりの数が出ていたので、連携が取れていなかった可能性があります。
ならば、指向性のある探査用音波は誰かが出し、それが海底で反射した音を捉えていたのかもしれません。
あるいは、残骸に残った空気が漏れ出す音だったかもしれません。
自然界で発生した音かもしれません。
『タイタン』からの打音ではなかったと、私は思っています。




最後に、艇体を引き上げるかどうかです。
遺族は、引き上げを望むでしょうし、財力はあるようなので、自力で実行するかもしれません。
引き上げられれば、事故の詳細も見えてくるでしょう。

ただ、水深が水深なので、容易では有りません。

個人的には、引き上げてほしいと思いますが、どうなるかはわかりません。
具体的に、どこが圧壊したのか、その要因は何か、追加の情報を報じてほしいところです。


先日、入管法の改正案が、成立しました。

その際、野党議員が採決を止めようとして、人波にダイブする等の激しい抗議をしていました。
こんな激しいのは、久しぶりに見た気がします。

でも、相対的に見て、入管法って、そんなに激しく抗議しなければならない事案なのかな? と不思議になりました。
日本は、入管法の改正に時間を割けるほど、余裕があるのでしょうか。

当初は、本日に予定していた選挙制度も、非常に大きな問題だと思うのですが・・・






入管法の改正も、問題の根幹は、入管法とは別の場所にあるように思うのです。

今の日本は、労働力不足で苦しんでいます。
政府は、自動化の推進には消極的で、研修生の名目で、海外から労働力となる若者を入国させています。
ですが、研修と言っても、下働きのような労働内容が多いと伝えられています。
この政策は、円安や他国との競争によって、遠くない将来には行き詰まるはずです。

海外の労働力に頼らない政策が必要であり、そこで議論してほしいところです。



日本への帰化や、難民支援は、日本の対応が遅れていると同時に、非常に曖昧、あるいは御都合主義的な印象があります。
スポーツ選手の帰化は、割と簡単に進むようですが、難民申請は、遅々として進まない印象です。
何が違うのでしょうか。

張本智弘選手や馬瓜エブリン選手の御両親は、海外の出身です。
彼(彼女)らが活躍するのは、素晴らしいことです。
なぜ、彼等の御両親を受け入れることができて、クルド人らの難民を、日本政府は受け入れられないのか、明確にしなければなりません。

日本は、難民認定の基準は明確になっているのでしょうか。
戦うとすれば、そこだろうと思うのです。



日本に来た人は、安定した社会、手厚い社会保障を見て、自国との差を感じるでしょう。
帰国したら迫害の可能性もあるとなれば、必死に日本に止まろうとするでしょう。
入管施設内でのハンガーストライキは、少なくないと聞きます。そして、入院させると、病院を抜け出して、不法滞在を続けることになります。

となると、強制送還を強化するのではなく、入国自体を規制する方が、正しいでしょう。
国内に受け入れた以上、最後まで面倒を見るようにすべきです。

研修や就労で受け入れる数を、今より制限することも、考えて良いと思います。
「観光で金を落として行け!」とか、「日本人が嫌がる仕事を研修名目で働け!」とか言いつつ、「用が済んだらトットと帰れ!」という現政権の考え方は、他国から見れば、傲慢さを感じる政策に見えるでしょう。

戦うとすれば、広い視野で政策議論をしてほしいところです。




こういった問題がクリアになっているのなら、今回の入管法改正は、それほど大きな問題ではないと思います。

私が違和感を感じたのは、前述のような議論を、激しくやっている印象が皆無だからです。
テーブルを叩き、唾を飛ばしながら、持論を激しく戦わせている印象がないのです。
「反対した」としか伝わってこないのです。
単純に、「人命に関わる」としか言わないので、どうしたいのか、サッパリわかりません。


TVの取材は、編集が入りますが、「XXを提案したが、与党に反対された」と言えば、それは伝わります。

ところが、「与党は強行採決した。これは、政権政党としてあるまじき暴挙だ」と言うから、そこをTVで流されるのです。それを見た視聴者は、「あゝ、また反対しただけだな」と受け取るのです。

野党も、少しは取材の受け方を勉強した方がいいでしょう。

でも、それ以前に、政策にビジョンがないのだろうと、思えてきます。
だから、入管法改正案で、あんな激しい反対をしたのでしょう。

そこに、違和感を感じた、伊牟田でした。


G7農相会議の議長を務める野村農相は、「世界の農業政策は、大きなターニングポイントに差し掛かっている」と述べました。
どんな気持ちで、これを言ったのでしょうね。



日本は、世界最大級の食糧輸入国で、G7でもダントツに低い食糧自給率です。
フーズロスも、一人当たりのフーズロスは多くはないものの、食糧自給率が低いため、3200万トン近いの輸入食糧の内、約510万トンを無駄に廃棄している計算です。
これは、1300万人分の食糧に相当します。
輸入した食糧の内、1300万人分を廃棄しているのです。

G7国は、食糧自給率は低くありません。
アメリカ、フランス、カナダの食糧自給率は、100%を超えています。
ドイツも、90%前後あります。
イギリスやイタリアも、60%台です。
日本は、38%ですが、飼料穀物を含めると、30%前後と見られています。

食糧自給率が100%を超えている国は、フーズロスは大した問題ではありません。
食糧を輸入している国は、その一部を無駄にしているわけです。
お金で食糧を買い漁り、その一部を無駄に廃棄しているのです。
では、どれくらい無駄にしているでしょうか。
ドイツは、ざっと100万人分に相当します。
イギリスとイタリアは、ざっと400万人分くらいです。
日本は、ざっと1300万人分です。
日本が、食糧自給率を少し上げるだけでも、食糧問題は好転します。

そんなことは、農相ならばわかってるはずです。
だからこそ、野村農相は、G7農相会議で議長を務めなければならないのは、気が重い役目だったことでしょう。



日本こそ、農業政策の大きなターニングポイントを迎えています。
正確には、ターニングポイントに気付かずに通り過ぎつつあったが、漸く気付いて狼狽えているといったところでしょう。


違うかな。
政権中枢は、攻撃兵器による抑止力に目を奪われて、農業政策は「ガン無視」が続いていますから・・・


芸人さんは、「落ちるなよ」と言われたら、ワザと落ちるのが、『お約束』なのだそうです。

でも、場所を貸して下さった方との事前の『お約束』は、忘れてしまうようです。

しかも、自分達の『お約束』をやっただけだから、大した問題ではないように考える芸人さんが少なくないのは、どうなのでしょうね。

オマケに、「やっちゃイケナイことをやるから、面白いんだ」とまで言い切る芸人までいたのですから、呆れます。



私は、以前から、バラエティー番組は見ません。
やっちゃイケナイことをやるところを見せられるのは、腹立たしいからです。

自分達が自力で用意したものでやる分には、事故が起ころうと何が起ころうと、自業自得です。
ですが、他人が苦労して作り上げたものを借りて、その苦労を水泡に帰すようなことをするのは、言語道断です。



話題になっているペンギンプールへの飛び込みは、幸いなことに、今のところ実害は出ていないようです。

でも、TV局やMCの言い訳としか聞こえない謝罪を見聞きしていると、どこまで反省しているのか、同様なことが繰り返されるのではないかと、不安になります。

それなら、いっそのこと、実害が出ていた方がよかったのではないかと、思えてきます。
そして、器物損壊罪でトコトンまで刑事裁判をやって、刑事罰(3年以下の懲役、または30万円以下の罰金)を受けた方が、TV局も、芸人も、事態を理解できたのではないかなと、思えてきます。
(もちろん、民事裁判で、被害の賠償も求めます)

他人の家に客として入り家宝を破壊することと、今回の事件は、同レベルです。
それを、理解してほしいのです。



TV局は、面白ければ何もやっても良いと考えるなら、その発想は、貴族社会と同じです。
王様(TV局や芸人)が、「面白いから」と、庶民(動物園等)が苦労して作ったものを壊しても良いと考えているようです。
そんな身勝手が許されない社会を「世知辛い」と言い切る人物は、既得権益を奪われそうになっている貴族のようにも見えてきます。

それくらい、私とは住む世界が違うのだと思わせる、この事件でした。


「カスピ海は、東京ドーム800万個分」

こんなTrill Newsの記事がありました。


なんで、東京ドームと比較するのでしょうか。
オマケに、記事の中には「800個」と「万」が抜ける誤記までありました。

もう一つ、追加すると、これは面積であって、容積ではありません。
東京ドームは、容積の比較でも使われますが、ここでは、面積の比較で使われています。
これも、勘違いを招きやすく、公共に流す記事としては、褒められません。

因みに、カスピ海の容積は、東京ドーム6300億個分です。




ところで、「800万」なんて大きな数字は、日頃は単に「大きな数」との認識しかないと思います。
800万個と言われても、「800万」という数値自体がイメージしにくいでしょう。

「1円玉800万個」って、イメージできますか。
毎日のように見る1円玉でさえ、800万個はイメージできません。
何せ、800万円分ですからね。

これが、1万円札800万枚(800億円)なら、もっとイメージできません。
800万枚を正方形に敷き詰めるとして、縦の枚数、横の枚数は、何枚にしますか?
それさえ、直ぐには思い浮かばないでしょう。

因みに、米粒800万粒は、約180kgです。
日頃、目にするのは、5kgか10kgですから、米粒800万粒に相当すると言われて、10kgの米袋18袋をイメージできる人は、滅多にいないでしょう。



それにしても、なぜ東京ドームなのでしょうか。

このような内容は、子ども向けが多いと思いますが、地方の子供達は、東京ドームの実物を見たことがない子の方が多いでしょう。
見たこともない東京ドームの大きさを基準にされても、イメージのしようがありません。

東京ドームは、大きな建造物ですが、日本最大ではありません。
建築面積でも、容積でも、上位10傑にも入りません。上位100傑に入るかどうかでしょう。
私が知る範囲では、製鉄所の熱延工場は、建物の長さが1km以上、幅も最大で150mほどあります。
製鉄所内には、他にも200mX500m(東京ドームの約2倍)の建物もあります。
そもそも、東京ドームは、ドーム球場の中でも小さい方です。
ヤフオクドーム、札幌ドーム、ナゴヤドームは、建築面積でも容積でも東京ドームを上回ります。
知名度でも、大差ないでしょう。

逆に、東京ドームの建築面積や容積を知っている人は、どれくらいいるのでしょうか。
(簡単ですよ。東京ドーム1個分ですから・・)
SI単位で答えられるのは、おそらく1%未満でしょう。
そんなものを、基準にしても、意味がないように思います。



今回の場合、湖の広さが話題だったので、比較対象を考え直すべきでしょう。

記載された湖は、以下でした。

1位 カスピ海   374,000km2
2位 スペリオル湖  82,367km2
3位 ビクトリア湖  68,800km2

パッと見て思うのは、カスピ海の面積と、日本の面積が、ほぼ同じということです。
東京ドーム800万個分が日本の面積とほぼ同じと、イメージできた人は、どれくらいのいるのでしょうか。

次に思ったのは、スペリオル湖が、ほぼ北海道と同じ面積ということです。


日本人なら、同じ湖である琵琶湖と比較したいところです。
カスピ海は、琵琶湖の約560個分です。(容積なら、2840個分)
スペリオル湖は約120個分、ビクトリア湖は役100個分です。

差がありすぎると思うのなら、瀬戸内海はどうでしょうか。
カスピ海は瀬戸内海の16個分、スペリオル湖は3個半、ビクトリア湖は3個分です。



比較するなら、これらの方が良いと思います。

東京ドームは、面積の尺度には不向きです。
使うなら、容積でしょう。
ただ、124万m3 は、キリがいいとは言えません。(8倍で約1000m3)
霞が関ビルは50万m3 なので、こちらの方が計算しやすいと思います。




ところで、「800万個分」が許されるのなら、こんな比較はどうでしょうか。

カスピ海の湖面に1円玉を出来るだけギッシリと浮かべる(1円玉は水に浮く。カスピ海は塩湖なので、更に浮きやすい)と、約1080兆枚が必要です。
この枚数を用意するには、当然、1080兆円が必要ですが、ほぼ日本国債の累積残高と同じです。
1円玉はアルミで出来ていますが、1080兆枚は、日本全体のアルミ使用量の620年分が必要になります。

因みに、1万円札で琵琶湖を覆う場合、約550兆円が必要です。
これは、ほぼ日本のGDPなので、GDPを1万円札に替えたなら、琵琶湖を覆うことができます。


「○○の一つ覚え」で東京ドームに換算するより、上記のような換算の方が、社会勉強になると思いますよ。

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