ちょっと、箱縦本線整備計画の最大の特徴について、確認しておくことにします。
(進んでいないことを隠すため?)
(進んでいないことを隠すため?)
箱縦本線の最大の特徴は、可搬性です。
現時点では、電池駆動の検討はできていませんが、コンセントさえあれば、どこでも運転が可能になっています。
必要な機能や装備は、全て600x476x201.3mmの箱の中に収まっています。
3辺合計は、1277.3mmです。
容積に換算すると、0.0575m3 です。
把手やクッション、パッチン錠を含めても、610x520x210mmくらいです。
3辺合計は、1440mmくらいです。
容積に換算すると、0.067m3 以内です。
スーツケースで言えば、Mサイズに近い大きさです。
重量も、現時点で5kgくらいです。
今後のジオラマの追加でも、10kg以内に余裕で収まるはずです。
さて、この大きさで、公共交通機関は、乗れるでしょうか。
無料の範囲で、調べてみました。
まず、JRです。
JR各線では、下記の制限があります。
・3辺の合計が、2.5m以内
・1辺の最大が、2.0m以内
・重量が、30kg以内
箱縦本線は、3辺合計が1.34m、重量が10kg以下なので、余裕で通過です。
関東の私鉄も、調べた範囲では、同じ基準になっていました。
関西の私鉄も、同じ基準のようです。
トロッコ列車のような特殊な車両では、制限が異なる可能性はありますが、手荷物として列車で移動することは可能と考えて良いでしょう。
次は、航空機です。
Mサイズのスーツケースと同等と書いた時点でお気付きでしょうが、箱縦本線を機内持ち込むことはできません。
念のため、機内持ち込みサイズと、預かり手荷物のサイズを確認しておきましょう。
機内持ち込みサイズ(100席未満の機体)
・3辺が、それぞれ45cm以内、35cm以内、20cm以内
・重量が10kg以内
機内持ち込みサイズ(100席以上の機体)
・3辺が、それぞれ55cm以内、40cm以内、25cm以内
・重量が10kg以内
預かり手荷物
・3辺が、それぞれ120cm以内、60cm以内、50cm以内
・重量が20kg以内(他の荷物と合計の重量)
前述の通り、機内持ち込みはできません。
ですが、搭乗前に預けるなら、余裕でクリアできます。
ただ、箱縦本線の収納箱は、それ自体が頑丈ではありません。中のジオラマは、更に繊細ですから、手荷物として預ける気にはなれません。
「飛行機に載せられないことはない」という程度でしょう。
続いては、高速バスです。
これも、各社で異なりますが、羽田空港と各地を結ぶ空港連絡バスは、以下の基準です。
・3辺が、それぞれ120cm以内、60cm以内、50cm以内
・重量が30kg以内
箱縦本線も、これを軽くクリアします。
航空機の預かり手荷物のサイズと同じ(重量は異なる)ので、他の地域も概ね同等と思われます。
最後は、路線バスです。
路線バスを運行する会社毎に、基準が大きく異なるようです。それでも、地域毎に概ね似た基準となるようです。
まず、関東です。
・容積が、0.027m3 以内
・長辺が、100cm以内
・重量が、10kg以内
容積の制限はかなり厳しく、厳密に言えば、SSサイズのスーツケースでもNGになりそうです。
SSサイズのスーツケースで追加料金を請求されることはないのかもしれませんが、箱縦本線は倍以上の容積なので、明らかにNGです。
でも、他の地域を調べると、容積の制限が緩いところがありました。
多くは、0.25m3 や0.3m3 以内の容積まで、持ち込めるようになっています。
ただし、長辺が100cm以内、重量が10kg以内は、変わらないようです。
それでも、この制限なら、箱縦本線は軽くクリアできます。
それにしても、0.25m3 や0.3m3 は、かなりの大きさですね。
ドラム缶の内容積が0.2m3 なので、それ以上の大きさになります。
箱縦本線の4〜5倍くらいの大きさです。
全部とはいきませんが、かなりの公共交通機関で、無料の手荷物として運ぶことができることがわかりました。
ついでなので、宅急便の上限も、確認しておきましょう。
・3辺合計が、200cm以内
・長辺が、170cm以内
・重量が、30kg以内
ただし、上下逆さまに出来ない場合、長辺は100cm以内となっています。
箱縦本線は、上下逆さまは避けたいところですが、その条件下でも問題なく受け付けてもらえます。
なお、ジオラマは繊細なので、ワレモノ指定で送りたいところです。
ゆうパックも、調べてみました。
・3辺合計が、170cm以内
・重量が、25kg以内
これも、楽勝でクリアできます。
ワレモノ指定もできるので、箱縦本線を送ることは可能でしょう。
どうでしょうか。
まだ、電池駆動はできませんが、コンセントさえ有れば、身一つ(収納箱一つ)でNゲージのジオラマが楽しめるので、この機動力は中々のものだと思います。