豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

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ついに、新型車両が納入されました。
『北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線』で運用されていた『CR70-8形』と『CR75-101形』の2両です。
市内の鉄道模型店で、ミニレール対応車両を探してもらったのですが、これしかありませんでした。
正確には、くまモンラッピングの肥薩おれんじ鉄道の車両はありましたが、自分の年齢を考えると「似合わないな・・・」と。


ふるさと銀河線は、1987年にJR北海道の池北線の第三セクター化により、誕生しました。
しかし、経営難から、2006年に廃線になっています。

運用されていた12両の車両の内、CR70形2両(CR70-7、CR70-8)とCR75形4両(CR75-1〜3、CR75-101)は、鉄道保存展示施設として開業した『ふるさと銀河線りくべつ鉄道』に、動態保存で譲渡されました。
現在は、運転体験に使われています。

今回、その内の2両を、スモールライトで1/150に縮小して、譲り受けました。
(ウソ、ウソ、真っ赤な嘘!



車両が納入されたので、試験試験が必要です。

まずは、保管場所です。
箱の大きさを見て、もしやと思い、備品収納スペースに箱ごと入れてみると、これに合わせて作ったかのように、ぴったり収まります。
全くの偶然ですが、車両収納箱を製作する手間を省けます。

車庫が決まったところで、試験運転です。
既に、店で受領試験済みですから、車両には問題はありません。
従って、試験運転は、自己満足みたいなものです。
『ふるさと銀河線りくべつ鉄道』は、運転体験ができますが、貧乏人の私は、北海道まで出掛けずに、自宅で運転体験です。


オールインワン設計の箱縦本線です。
まず収納箱を取り出し、水平に置きます。
蓋を開けます。
蓋の裏側から、パワーユニットと電源アダプターを取り出します。
レイアウトの下から、フィーダーケーブルと各ポイントの制御ケーブルを引き出します。
電源アダプターとこれらを、それぞれパワーユニットに接続します。
レイアウトの下から、車両収納箱と予備品箱を取り出します。
これらから、リレーラーと車両を取り出し、箱先駅の支線側に入線させます。
これで、準備完了です。

ただ、気になる点も。
箱縦本線は直線が短く、最も長い箱先駅の支線でも、200mmを少し超える程度です。リレーラーを使っても、思うほど簡単には乗りません。
それでも、2両目を乗せる頃には慣れて、連結まで、すんなりとできました。

箱先駅のポイントを支線側に、函内駅のポイントを支線側に切り替え、発車します。
ゆっくりと発車し、スムーズに2ヶ所のポイントを通過し、函内駅に入線しました。
箱縦本線で最大の難所である箱先駅のポイントも、特に苦しむことなく通過しました。

箱先駅のポイントを本線側に切り替え、函内駅から箱先駅の本線側まで走行させて、停車します。
ここで、箱先駅のポイントを支線側に切り替えます。
この状態では、箱先駅本線から函内駅のポイントまで、反時計回りの線路には、給電されません。それを確認します。
これは、非常に大切な確認で、将来的にもう1編成を追加した際に、入替え運転ができるかどうかを決定します。
「問題なし!」
これで、将来的に入替え運転ができることが、確認できました。

最後に、函内駅のポイントを本線側に切り替え、ぐるっと1周して箱先駅の支線側に戻りました。


走行試験は、これで終了です。

オールインワン設計なので、準備と逆順に、お片付けですぅ。



走らせてみた感想です。
 
思ったほどの感動は、ありませんでした。
おもちゃの電車が、狭い場所をぐるぐる回っているだけなのです。
やはり、ジオラマを作っていかないと、臨場感はありません。

次回から、ジオラマ作りを頑張ります!


2029年3月を目処に、新型のロマンスカーをデビューさせると、小田急が発表したそうです。

小田急は利用したことはありますが、実はロマンスカーには乗ったことがありません。
ロマンスカーと言えば、前面展望が人気ですが、私は、名鉄で前面展望は経験済みなのです。
古い話なので、正確には記憶していませんが、急行に乗ろうとしていたら、前面展望の車両が目の前に停止したので、乗ったように記憶しています。


小田急ロマンスカーと言えば、VSEが引退したため連接台車の車両は消滅してしまい、寂しく思っています。
とは言うものの、次期ロマンスカーで連接台車が復帰する見込みはありません。

国内では、3両以上の編成の連接台車は、もう長野電鉄に払い下げられたHiSE(現・長野電鉄1000系)くらいでしょうか。
4両編成なので、2両目と3両目は、台車の上ではなく、台車間に車両が跨っています。
是非、乗りに行きたいと思っています。



もう、VSEには乗れないのは寂しい限りですが、せめて趣味のNゲージで走らせられないかと、考えたことはあります。
ですが、1年前に検討したように、我が箱縦本線は、路線長が225m(スケール換算)しかありません。
編成長が146.8mにもなるVSEを走らせると、レイアウトをグルっと一周して、先頭と最後尾が50cm余りしか開きません。
これでは、ドッグファイト(犬が自分の尾を追いかける様)そのものとなってしまうため、諦めました。

連接台車でしか味わえない等間隔のジョイント音は、私のNゲージでも聞けそうにありません。

寂しい限りです。


何とか、連接台車の復活はないものでしょうか・・・


今回は、導入車両の候補を検討します。

前回の検討から、スケール速度は20〜40km/hが良さそうだとなりましたね。
スケール速度が20〜40km/hで、非電化(架線柱を建てていない)なので、その条件に似合う車両となると、まず蒸気機関車が思い浮かびます。
ですが、C177を使っているので、メーカーが走行を保証している蒸気機関車は、トミックスのC11くらいです。しかも、値段がお高い!(定価16280円)
貧乏人には、『高嶺の花子さん』(back nu mber)です。
それに、蒸気機関車は車体の向きが気になります。前と後ろがはっきりしているのです。
だから、できれば転車台が欲しくなりますが、箱縦本線には転車台はありませんし、転車台を設置できる床厚も、スペースもありません。
箱縦本線で蒸気機関車の運用は、難しいようです。

箱縦本線には2駅もあり、主として旅客輸送路線のイメージです。
なので、ディーゼル機関車と貨物列車の組み合わせは、将来の課題に残すことにします。

すると、次なる選択肢は、ローカル線の気動車になります。
C140以下の曲率を徹底して避けたのは、連結器の負担を下げることで、2両以上の編成でも走れる車両を増やすためでした。
だから、2両以上の編成を最低条件にします。
でも、函内駅も、箱先駅も、ホーム長はギリギリ2両分しかありません。
(函内駅255mm、箱先駅290mm)
3両以上の編成は、ループ線は走れても、駅には入れません。
なので、2両編成のみが、対象になります。
候補は、箱根登山鉄道1000形か、肥薩おれんじ鉄道HSOR100形に縛られます。

「箱」繋がりの箱根登山鉄道には、心が揺れますが、箱縦本線は完全な平地、かつ非電化なので、目立つ真っ赤な列車が非電化の平坦路を走行する様は、ピンと来ません。
また、15m級の車両は小さく、せっかくの40mのホームも、少し持て余します。

肥薩おれんじ鉄道のHSOR100形は、18m級なので、ちょうど良い長さです。
肥薩おれんじ鉄道は、東シナ海沿いに走るので、極端な登り下りはない路線です。
ただ、旅客こそ気動車ですが、電化は維持されており、貨物列車は電気機関車が牽引しています。電化路線を気動車が走るのが、肥薩おれんじ鉄道の特徴の一つなのです。

と言いつつ、箱縦本線のジオラマには、テーマを設定していないので、どこの鉄道でも構いません。
自由気ままに作っていくつもりです。
もしかすると、電化してしまう(架線柱を建てる)かもしれません。


車両は、もう1組、欲しいところです。

箱縦本線は、2箇所に駅(待避線)があるので、入れ替えの運用が可能です。

例えば、函内駅にA列車、箱先駅の支線側にB列車が入線中とします。
函内駅のA列車を発車させ、箱先駅の本線側ホームに停車します。
次に、箱先駅のポイントを支線側に切り替え、パワーユニットのディレクションスイッチを逆方向に切り替えます。
支線側ホームのB列車を発車させ、函内駅に入線させます。
ここで、函内駅のポイントを本線側に切り替え、パワーユニットのディレクションスイッチを元の方向に切り替えます。
最後に、箱先駅本線側ホームのA列車を発車させ、本線を約一周して、箱先駅の支線側ホームに入線させます。

このように、2列車の入れ替え運用が可能なのです。


単に、交換運用を楽しむだけなら、2列車とも2両編成とする必要はありません。
もちろん、3両以上の編成は、駅への進入ができないので、意味がありません。

箱縦本線は、経営が極めて厳しいので、2編成目は1両編成とします。


1両のみならば、トミックスでミニカーブレールに対応できる車両では、長良川鉄道のナガラ300形があります。
これは、価格が6710円と安いのも、魅力です。
ですが、別の編成が、肥薩おれんじ鉄道の車両なので、組み合わせは滅茶苦茶です。

ミニカーブから出て考えると、キハ40-2000形(JR九州色)があります。
ミニカーブ未対応となっていますが、1両編成なので、連結器(カプラー)の影響はなく、台車の作動角のみの問題と考えられます。
C140は無く、緩和曲線を備える箱縦本線ならば、問題なく走れるはずです。
価格は、7810円です。
将来的には、同形の付随車(5060円)を買い足し、ミニカーブレール未対応車両の連結運転も試験できます。
肥薩おれんじ鉄道との組み合わせも、八代駅ではありそうです。


ここで、変化技です。
TOMIX製の機関車トーマスセットです。
機関車トーマスとアニーとクララベルの3両セットです。
3両編成ですが、それぞれの車両が小さいので、編成長は200mmほどです。函内駅にも箱先駅にも、問題なく入線できます。
何より、価格が8800円とお安いのも、貧乏人にも優しい品です。
ただ、あの鮮烈なブルーの車体が、これから作るジオラマと合うのか、気になります。また、前後ろがはっきりしている蒸気機関車なので、入れ替え運用には不向きです。
所詮、変化技は奇襲にすぎません。
正面から受け止められてしまえば、どうにもなりません。
トーマスセットは、ナシですね。



最初に導入する車両は、肥薩おれんじ鉄道のHSOR100形を第一候補にします。
これに基づいて、緑のトンネルとホームの形状と位置を検討します。

次弾として、キハ40-2000形を追加することにします。
更に、同形の付随車を追加して、2両編成に拡張します。

将来的には、イベント列車として機関車トーマス(意外にこだわってる?)を追加したり、貨物列車を走らせても、面白いと思います。

元々、この規模のNゲージレイアウトは、Bトレ(チョロQの鉄道模型版のような品)がちょうど良い大きさです。


これくらいで、車両の検討は、終わります。



一向に建設が進まない『箱縦本線』ですが、運転ダイヤを考えてみました。

まだ、線路の敷設だけで車両も購入していないのに、ホント、取らぬ狸の皮算用ですね。



箱縦本線は、1周が1500mmです。
実物だったなら、225mに相当します。
リニア新幹線なら、1.6秒で1周できます。
N700系新幹線なら、2.7秒で1周できます。
スカイライナーなら、5.1秒で1周です。

ちなみに、カントがなくても、Nゲージなら、177mmのカーブをスケール速度320km/hでも、横転せずに曲がれます。
実際には、フランジが線路に乗り上げるような脱線は起こり得ますが、無視すれば、スケール速度320km/hでの走行は可能です。
実車で同等のカーブを320km/hで走行すると、乗客には28.45Gもの加速度が掛かり、1秒と生きていられません。
半径177mmの区間は150度あり、通過に0.78秒も掛かるため、1周もすれば、乗員・乗客は全員が亡くなると思われます。

クワバラ。クワバラ。



ただ、実際に見る立場では、こんな短時間で周回しても疲れるだけで、ジオラマとしても面白くありません。

では、どれくらいが良いのでしょうか。


鉄学者(?)カントの研究で、半径177mmを通過する際の速度は、実車なら18km/h程度と説明しました。
この速度なら、1周は45秒です。
蒸気機関車の平均速度は、40km/h前後だそうです。
40km/hなら、1周は20秒くらいです。
このくらいなら、悪くなさそうです。



逆を考えることにしましょう。
1周の時間を決めて、スケール速度を逆算してみます。

・10秒/周  81.0km/h
・20秒/周  40.5km/h
・30秒/周  27.0km/h
・40秒/周  20.3km/h
・50秒/周  16.2km/h
・60秒/周  13.5km/h

ほぼ同サイズのジオラマの走行動画を見ると、1周を約20秒で周回していました。
となると、スケール速度で20〜40km/hくらい、1周を20〜40秒くらいで周回するのが、良さそうです。



ここまで検討が終わると、何とか、試運転に持ち込みたいところです。
そのためには、車両を入手しなければなりません。

次回は、導入車両の選定に入ろうと思います。 


ついに、制御機器の設置に漕ぎ着けました。
制御機器は、電源・制御がトミックス製のN600、ポイント切替スイッチがN-Sで、ポイントが2ヶ所にあるので、N-Sは2器てす。

今回は、スムーズに入手できました。


通常であれば、即、配線して、走行試験となるでしょうが、敷地が狭い『箱縦本線』は、まずは制御機器の収納場所の確保が、最優先となります。

実は、車両を買っていないことも、同じ理由からでもあるのです。
(本当は、財源がないためです・・・(内緒))
車両の保管スペースは考慮してありますが、クッション材として予定するコルクシートや発泡剤は、路盤や地面の残りを使い回すことを考えており、作業スペースや作業時間の関係から、後回ししています。

予定では、次の段階で、制御機器の収納庫を作ります。
その後、緑のトンネルに着手するつもりです。



さて、制御機器の収納庫の製作です。

まず、百均で買っておいたカゴを予定の大きさにカットしました。
これを、ワッシャーを介して木ネジで、10mm角の棒材に固定します。
ワッシャーを使うのは、木ネジがカゴの目を抜けてしまうからです。

いざ、カゴを固定しようとすると、木ネジがワッシャーを抜けてしまうのです。
ワッシャーの内径と木ネジの外径の差が小さすぎたのです。
そこで、ワッシャーの内径が3mmのものを買ってきました。

買ったはずでした。
そう、絶対に内径3mmを買ったはず!

ところが、またしても内径4mmを買っていたのです。

そんなはずはない!

ちゃんと、内径3mmのワッシャーを買ったはずです。
これは、愚弄した私への、神様の仕返しに違いありません!(直ぐ、神様のせいにする)

無駄な買い物をしてしまいました。


改めて、内径3mmのワッシャーを買ってきました。
これで、カゴを固定できます。
制御機器を並べて、カットしたカゴに納めてみました。
すると、高さが1mmくらい足りないことがわかりました。
この程度なら、固定用の角棒の取付位置をずらすことで、調整可能です。
早速、角棒を、カゴの外側に取り付けます。
内径3mmのワッシャーは、なんとかカゴの網目に掛かり、角棒を固定できました。
高さの不足も、解消できました。

簡単には終わらないのが、神様のせいです。
もとい、私の仕事です。
カゴのもう一方は、元々のフランジが邪魔になり、角棒が取り付けられません。
ワッシャーで段差を埋めてみましたが、ワッシャーとかと穴の位置が合いません。
思案した挙句、レイアウトボードに敷き詰めたコルクシートの残りに思い当たりました。
コルクシートで段差を埋め、角棒を取り付けるのです。
やってみると、思いの外、上手くいきます。
これで、カゴの両側に角棒を取り付けることができました。

次は、この角棒を、蓋の内側に固定します。
この時、蓋の天板側は、板が薄いため、外側から角棒に向かって木ネジを打ち込まなければなりません。広い天板のどこに木ネジを打ち込めば、蓋の内側にある1cm角の棒に届くのか、考えなければならないのです。
そこで、角棒が取り付けられた状態で角棒の位置を測り、天板の外側に、角棒が来ているはずの位置を書き込みました。
そこまで準備し、まず1本だけ、木ネジを打ってみました。
若干、ずれていましたが、この程度なら問題ないので、木ネジの位置にカゴを合わせ、固定しました。
やり方が固まったので、木ネジを緩めて、角棒と天板に隙間を作り、ボンドを流し込み、改めて木ネジを締め直しました。
更に、もう2本の木ネジを追加し、天板側の固定を完了しました。

最後は、背面板への固定です。
背面板は、角棒より厚みがあるので、角棒側から木ネジを打ち込みます。
だから、位置合わせは容易で、ボンドも追加し、あっさりと完了しました。

これだけでは、運搬中に、制御機器収納庫から制御機器が出てくるかもしれません。
そこで、衣類用のゴムを、カゴの入口に斜めに通し、出てきそうになったら引っ掛かるようにしました。


これで、制御機器収納庫の取り付けは、完了しました。



一段落したので、制御機器とポイントのケーブルを接続し、動かしてみました。

何の問題もなく、正常に動作しました。

「ヤッタァ!!」


ついに、ここまで到達しました。

でも、寂しいですね。
大した感動も湧きません。
列車がないので、今はポイントが切り替えられるだけです。

ほんと、つまらないですね。


なんとか、列車を手に入れないと、なりません。

次回からは、列車の入手を検討します。

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