今回から、緑化工事を始めます。
第1期の緑化工事では、緑色のトンネルと、左手前の荒野が、緑化の対象になります。
通常なら、線路を敷く前に、地盤の着色をするべきですが、コルクシートを地盤に見立て、手を抜きました。
予想以上に見栄えは悪いのですが、どうせ大半はストラクチャーや樹木に覆われて、目立たなくなりはずです。
なので、このまま強行します。
最初に手を付けるのは、左手前の一角です。
ここは、蓋の裏のパワーユニットの収納部が干渉するため、高さ制限があります。
高さ制限があるなら、草原にするのが手っ取り早いと考え、百均で人工芝を買い、貼ってみました。
百均と言っても、人工芝は種類が何種類もあります。
ポイントは、毛足の長さです。
スケールは1/150ですから、毛足が1cmなら、ジオラマの中では150cmにもなってしまいます。数cmの毛足なら、草原と言うより、ジャングルに近いでしょう。
もう一つのポイントは、背面です。
背面には、2種類がありました。
一つは、ネット状になっていて、芝は織り込まれています。
ジオラマに貼り付ける際、形を整形すれば、末端の処理も切り落とすことになり、一気に解けてしまうかもしれません。
ですが、緑のトンネルを作る際、樹木の幹を網目に通して、裏側で樹木の土台に固定することができそうです。樹木は安定するし、土台も隠せます。
もう一つは、ゴムマットになっています。
樹木の幹を通すには、一工夫が必要でしょう。
また、芝の固定方法が弱いのではないかと、気になります。そうであれば、パラパラと剥がれ落ちて、ジオラマを汚しそうです。
毛足が最も短い人工芝は、裏もゴムマットになっていたので、これを購入しました。
これを、線路のカーブに合わせてカットし、貼り付けてみました。
人工芝の仕上がりですが、想像力が豊かな私は、広大な草原が見えてきました。
えっ?
ただの緑色にしか見えない?
あなたは、想像力が足りないようですね。
それはそうと、蓋の裏に取り付けたパワーユニットの収納部は、レイアウトボードと隙間があるのでしょうか。
設計では、66mmの余地があるはずですが、実測しておきたいところです。
そこで、収納部が伸し掛かってくる辺りに、CR70のケースを置いて、スマホを動画撮影状態にして、蓋を閉めてみました。
その映像の中から、蓋が閉まった時の映像を静止画に切り出しました。
車両ケースの横幅より僅かに空間が残ることが、映像から確認できました。
車両ケースの幅は65mmなので、計算通りの空間が残っていることがわかりました。
予定では、パワーユニット収納部の下に置くストラクチャーは、信号所のみです。信号所の高さは39mmなので、余裕でクリアできます。
それ以外に予定しているストラクチャーも、どれも高さが60mm以下なので、蓋の開閉でパワーユニット収納部の位置がズレても、ギリギリ接触は免れそうです。
パワーユニットを蓋の裏に取り付ける案は、成功でした。