豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

タグ:地球温暖化

 温暖化
   防止は、地球の
     為ならず


「地球温暖化は、地球環境を破壊し、多くの生物の生存の危機を招いている」
だから、地球温暖化対策を進めなければならないと続くのですが、私は少し違う考えを持っています。
過去に、地球環境を破壊した生物は、人類以外にもありました。しかも、破壊のレベルが桁外れです。
人類は、大気組成の0.01%程度を変えただけですが、過去には、ストロマトライト(シアノバクテリアの集合体)が大気組成を完全に変えています。その影響で、嫌気性生物の大量絶滅も起きています。
ですが、そのお陰で人類までの進化の道が拓けたのです。
地球温暖化も、必ず生き残る生物が現れ、適応進化して繁栄するでしょう。
ただ、そこに現生人類がいる可能性は高くありません。
地球温暖化防止は、人類自身のために行うのです。前回の句でも書いていますが、地球温暖化は、化石燃料の使い過ぎによる弊害の一つでしかありません。温暖化懐疑論は、その部分を見誤っています。
地球温暖化は、同時に、人類が知的か否かを問われていると考えて良いでしょう。目先の損得ではなく、将来を見据えた対応を取れるか、正に人類の知性が問われているのです。
残念ながら、ここまでの経緯を見る限り、私には人類があまり知的に見えません。

この句をもって、地球温暖化川柳は一段落させて戴きます。
もし、よろしければ、コメントに一句入れて頂ければと思います。
可能な限り、当ブログで紹介させて戴きます。

 酸性雨と
   深海の窒息に
     土壌破壊


地球温暖化は、実は現象の一つでしかありません。
元凶は、化石燃料の使い過ぎにあるのです。
そのことを考えずに地球温暖化論を唱えていると、地球温暖化懐疑論に惑わされてしまいます。
地球温暖化の懐疑論は、NASAが発表した太陽活動の低下傾向を寒冷化と読み替えて反論しています。
元凶は化石燃料の使い過ぎですから、地球温暖化の他に、酸性雨、海洋や湖沼の酸性化、土壌破壊、海洋の熱塩循環の阻害等々、様々な問題が同時に進行しています。これらを改善する対策は、地球温暖化と元凶が同じなので、対策も同じなのです。
太陽活動が低下傾向にあっても、地球温暖化対策は実施していかなければなりません。

もう一つ、マウンダー極小期と同様の太陽活動が低下傾向にあるとしても、地球温暖化対策を行うための時間的な猶予が与えられる程度です。
マウンダー極小期は、世界平均気温が約0.6℃低下しましたが、現時点で0.6℃下がっても、40年前の気温になるだけです。そして、30年かからずに現時点の気温を超えていきます。
マウンダー極小期は70年しか続かなかったので、今世紀末には極小期は終わり、地獄のような温暖化に晒されることになります。

温暖化懐疑論が正しいとしても、人類が直面している危機の対策は、地球温暖化対策と同じになるのです。
広い視野を持って、地球温暖化対策に取り組んでいくことが、人類に求められているのです。

 四方津(シオツ)駅
    CO2(シーオーツー)に
       間違われ


中央本線に、四方津(しおつ)駅があります。
読み方が難しい駅名の一つですが、それ故に覚え方を工夫します。
私の場合、『CO2(シーオーツー)で覚えてしまいました。
四方津の皆様、すみません。
ちなみに、四方津駅には、珍しい斜行エレベータがあります。

 暖冬で
    サクラ咲かずに
       春迎え


桜(ソメイヨシノ)の開花予想が発表されました。
東京が3月22日なのに、鹿児島は3月31日が予想されています。鹿児島が遅い理由は、今冬が暖かすぎたためとみられます。
当ブログでは、サクラの開花予想は中断していますが、今季は開花が乱れそうだと1月12日の「桜の不開花予想」で書いています。
以前はソメイヨシノが咲いていた屋久島や種子島は、今では開花が不安定で、開花の観測は行われていません。鹿児島市も、同じ状況になるのも近いのでしょう。

 「寒冷化」
    NASAは言うけど
       気温上がる



NASAは、太陽活動の低下の兆候があるとしています。
太陽活動は、黒点の増減で知ることができます。黒点が多いと、太陽活動は活発であることがわかりめす。
黒点数は、11年周期で活発化します。この周期の通りなら2011年に黒点数がピークを迎えるはずでしたが、黒点が見られない時期が長く続き、ピークは2013年にずれ込みました。これは、1645〜1715年にあったマウンダー極小期の直前に似ているとされています。
マウンダー極小期は、黒点数が少ない状況が続き、気温も下がったことが知られています。
NASAの研究では、黒点の観測から、太陽活動が低下傾向の可能性を示したのです。
2008年ごろから黒点数の異常が知られていましたが、その後も世界の年間平均気温の最高記録は更新され続けています。
NASAは、太陽活動の低下傾向を指摘していますが、地球は、それを超えるペースで暑くなっているようです。
 
データを都合良く読み替えると、まるで逆の仮説を作り出すことができます。
ちょうど、新型コロナウィルスの感染防止の基本方針が発表されました。
このような感染症対策でも、データを読み替えることは、現状把握を誤らせます。読み替えるつもりがなくても、読み間違えたり、読み切れない場合も考えられます。
政府はデータから現状を把握していても、来週のこともわかっていないのかなと、私には思えるのです。だから、イベント禁止とはせず、自粛に留めているのでしょう。
矛盾することに、感染拡大を防ぐ正念場としています。ここで、大胆な対策を出来ないなら、より大きなダメージを与える対策が必要になります。
ウィルス対策と同じことが、地球温暖化対策にも言えます。
対策は、早ければ早いほど、大胆であれば大胆であるほど、ダメージは小さくできます。

9年前の震災時を見ても、今回の新型コロナウィルスを見ても、日本の政治家に地球温暖化対策を策定して実行する能力は無さそうです。

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