豊葦原中津谷のニニギ

食糧自給率の向上を目指して! (2100年の日本へワープ)

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 暖かきは
    良きことなりと
       うそぶいて


近年、高緯度に領土を持つ国で、地球温暖化を歓迎する声が上がっています。
その主な理由は、耕作に適さなかった寒冷地で農耕が可能になるとの期待と、北極海航路が砕氷船を必要としなくなる期待からです。

しかし、現在の寒冷地の多くは永久凍土や泥炭地で、温暖になっても耕作はおろか、泥濘んで近付くことも難しくなると思われます。
一方で、現状の耕作地は、頻発する異常気象などで収穫が落ちる可能性が高く、ロシアやカナダのように広大な寒冷地があっても、トータルで収穫量は低下する可能性もあります。

地球温暖化は、少なくとも人類にはマイナスでしょう。
もちろん、地球温暖化が不可避だと分かった際には、温暖化のメリットを探さなければなりませんが、現時点では、デメリットの大きさから温暖化を歓迎する気持ちにはなれません。

暖冬で
  否定論者も
    黙りこむ


27日の月曜日から28日の火曜日にかけて、関東地方では大雪の予報が出ています。雪でも積もろうものなら、地球温暖化懐疑論者が勃興するかもしれませんが、今冬の全国的な暖冬の前には、一時的な降雪で地球温暖化懐疑論が力を盛り返すとは考えにくい所です。
地球温暖化懐疑論は、懐疑論に都合の良い短い期間のみを取り上げて、「地球は寒冷化している」と主張しています。
ですが、実に上手に期間を選択できる地球温暖化懐疑論者は、全体としては地球が温暖化傾向にあることに気付いていると思われます。おそらく、地球温暖化懐疑論を持ち出すことに個人的なメリットがあるのでしょう。だこら、己の知見を駆使して、温暖化懐疑論を展開しているものと思われます。
今冬の全国的な暖冬は、そんな知的な地球温暖化懐疑論者さえ黙らせてしまうほど極端なものでした。

 節電し
   電気自動車
     走らせる


近未来の自動車は、EV(電気自動車)か、FCV(燃料電池自動車)だろうと目されていますが、現状では、FCVは分が悪いようにみえます。
電気自動車は、充電した電気で走ります。
電気自動車のモーターは、80kW前後です。家庭で使われるエアコンは、精々1kW程度ですから、電気自動車の消費電力が大きいことがわかります。
家庭で必死に節電しても、節電分は、電気自動車が一瞬の内に消費してしまうのです。
電気自動車というものは、少々皮肉な温暖化対策になるのですね。


 自覚なき
    糖尿に似たり
       温暖化



地球温暖化は、具体的な症状が見え難いところが、糖尿病に似ています。
また、食事制限が必要な点も、地球温暖化に似ています。
人類は、石油を食べ過ぎているのです。石油を食べる量を制限しなければなりません。できることなら、油断ちが必要なくらいです。
そうしなければ、身体中が壊死(環境破壊)していくことになります。

そこで、もう一句。


油食べ
   朽ちる身体に
      目を背け



 若人が
   浪費自慢の
     札を斬る



ここで言う札とは、トランプ(大統領)のことです。
トランプ大統領は、景気拡大を自画自賛しています。しかし、景気を支えているのは、化石燃料を始めとする資源の大量消費、即ち『浪費』によって成り立っています。
これは、未来の先食いであり、その廃棄物は、未来への負の遺産となります。

これに抗議する若者が増えています。
その一人が、グレタさんでしょう。
ダボス会議にも招待され、演説を行いました。

句の中で、『札』はトランプ大統領を示しますが、『札を切る』とはせずに『札を斬る』としたのは、トランプ大統領を筆頭とする地球温暖化否定派(あるいは懐疑派)を『斬る』意味を込めています。

今後の若者に期待を込めた一句でした。

トランプ大統領の綴りは、カードのトランプとは異なりますが、日本語では一緒なので、大目に見てください。
 


 化石燃す
    枯れ葉残して
       春来たる



九州や四国では、暖冬で枯れ葉が散りきらないところもあるようです。
人類が、大量の化石燃料を使い、地球温暖化を招き、異常気象も頻発しています。
異常気象自体は、気候の変化の途中経過(遷移状態)かもしれませんが、
このままの状況を続ければ、人類存亡の危機を招くと思われます。

そんな一句でした。


 

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